嬉しい出来事

久しぶりにブログを更新します。

前回のブログから半月ほど空いてしまいましたが、期が変わってから初めてのブログとなります。

前回のブログでもお伝えしましたが、弊社は4月末決算なので、5月は新しい期の始まりの月となります。

そのため、決算対応等で事務処理がそれなりに発生し、ここへきてようやく落ち着いてきました。

 

わたしは零細企業に人事・総務・経理等の間接部員は必要ないと思っているので、大半の事は自分でやるようにしています。

ただし、決算業務だけは後々の納税処理にも絡むので、プロ(税理士)の力を借りるようにしています。

(後から脱税などで摘発されたくないので。。。苦笑)

 

お陰様で、税理士さんからもお褒めの言葉をいただき、前期の決算業務はほぼ終了しました。

間接業務が終了したので、そろそろ直接業務に戻ろうと思います。

直接業務とは、もちろん医師のエージェント業務です。

 

 

エージェント業務には好不調の波がありますが、成約した時の喜びは何物にも代えがたいものがあります。

(それに対して間接業務は好不調の波はありませんが、喜びも少ないのであまり好きになれません・・・)

成約時に喜ぶことは当然なのですが、先日はそれ以外の場面で嬉しい出来事がありました。

 

 

それが何かというと、医師からの「知人紹介」です。

 

 

一般的に、サービス業の成功のバロメーターとして、リピート率が重視されています。

その背景にあるのは、良いサービスを提供すれば、お客様は繰り返し利用するからです。

また、新規顧客を開拓するよりもリピーターを増やす方が、経営的に安定することは自明の理です。

 

そのため、営業マンの評価対象リピート率としている企業もあります。

極端なことを言えば、「顧客満足度≒リピート率」と言い換えることができるでしょう。

 

しかし、人材紹介業において、この「リピート率」を顧客満足度に置き換えることはできません。

なぜなら、満足した医師は紹介先の法人に永く留まるはずだからです。

すぐにリピートされるということは、紹介先の法人がマッチしていなかった証拠となります。

 

そのため、この業界においては「リピート率」は低い方が望ましいのです。

3~5年後ぐらいならアリですが・・・)

そこがこのビジネスの難しい所なのですが、しかし、この「リピート率」に代わる指標があります。

それは、「知人紹介の数」です。

 

ある医師に対して満足度の高いサービスを提供できたならば、

その方の知人医師を紹介していただけることがあります。

これが「知人紹介」です。

 

 

先日の喜ばしい出来事とは、この「知人紹介」でした。

 

 

先日お会いした医師が開口一番仰ったことは、

「○○医師の紹介で御社に登録しました。」

「○○医師の紹介であれば間違いないと思います。」

 

この言葉を聞いたとき、正直メチャメチャ嬉しかったです。

○○医師とは、以前に私がエージェントとしてサポートさせていただいた方です。

確かに、その医師へのサポートは出来過ぎなほど上手くいきましたが、

知人紹介をしていただけるとは夢にも思いませんでした。

目の前の医師に対するサポートを着実に行うことが次につながるんだな~と思った瞬間でした。

 

 

今やっている仕事は慈善事業ではないので、当然売上を意識しますが、

このような瞬間があることで、モチベーションはかなり上がります。

 

だからといって、知人紹介を社員に強要することはNGだと思います。

以前在籍していた会社で、「知人紹介」の数を競わせていた運営を目の当たりにしましたが、

そうすることで強引な「知人紹介」が発生し、結果的には意味の無い物になってしまいます。

 

 

そうなんです。

この「知人紹介」とは、目の前の仕事を着実に誠実に実行したご褒美なんだと思います。

これからも、「自発的な知人紹介」が得られるよう、仕事キッチリをモットーに頑張りたいと思います。

 

 

今期もJMCをよろしくお願いいたします。

 

 

 

今日で今期も終了


弊社は4月末決算です。

そのため、本日が“期末日”にあたります。

例年、ゴールデンウィークの真っ只中です。

大型連休を挟むことで気持ちをリセットできるので、“決算時期”としては悪くないと思っています。

 

 

以前にも本ブログ内で決算時期についてコメントしたことがありますが、

日本企業は3月末決算が多いです。

その理由として挙げられるのが以下の3つのポイントです。

 

・国や地方自治体の予算編成が43月だから。

 公共工事を発注する際は、3月までに発注するかどうかがポイントです。

 今年度内の予算を余らせないようにするため、毎年3月末に大量に発注されます。

 道路工事などが3月末に固まるのはこの影響です。

 しかし、この3月末に売上を外すと、残り期間が少ないため、取り返しが効きません。

 

・教育機関の区切りが43月だから。

 東京大学などでは秋入学の話が出ていますが、日本の学校は基本的に4月始まりです。

 そのため、新卒の会社員も4月から新入社員として働きます。

 大企業や役所では、入社何年目という区切りで昇給していくため、

その区切りと会計年度の区切りを一致させておくことは、運営上のメリットとなります。

 

・総会屋対策

 今やあまり耳にすることがなくなりましたが、以前は企業の株主総会において、

 場を荒らすことで会社に不当な金銭を要求する「総会屋」なるものがありました。

 多くの企業が同じ日に株主総会を実施することで、「総会屋」を分散させることができたため、

 大企業は6月末日に株主総会を一斉開催する習慣がありました。

 

 

このように、様々なメリットが重なって、3月末決算の会社が増えていったのです。

 

 

ちなみに、弊社が4月末決算にした理由は、弊社の売上が最も計上される時期が4月だからです。

毎年、41日に入職される医師が多いため、年間売上の半分近くがこの時期に計上されます。

もし、3月末決算にしていたら1年の大勢が最初の1ヵ月で決まってしまうため、好ましくありません。

 

私の好きな脚質は、「逃げ馬」「先行馬」ではなく、「差し馬」「追い込み馬」です。

最後の最後でライバルを抜き去る「まくる」ことができる勝負が好ましいのです。

ちょっとハラハラドキドキしますが、最後まで勝負を諦めない所が好きですね()

 

 

ところで、大企業では決算日が終了すると、2か月ほどは決算作業で経理部はてんてこ舞になります。

弊社は零細企業なので、それ程ではありませんが、決算作業はそれなりに面倒です。

株主さんへの報告もあるので、5月中にはまとめてしまいたいところです。

(そういう意味では、繁忙期に決算期を設定すると業務が大変なので、少しずらした方が賢明です。)

 

株主さんへの報告特に重要なポイントは「前期決算報告」と共に「来期以降の計画」です。

特に、来期以降の計画の骨子をどうするか、じっくり考える時間が必要です。

弊社は小さい企業なので、舵取りを間違えると大変です。

市場の動きを見据えながら、来期以降の方針を考えようと思います。

 

 

というわけで、今期は非常に充実した1年でしたが、明日からはリセットします。

(今期お世話になった皆様、本当に有難うございました!)

来期はどんな1年になるのか、今から楽しみです。

来期の今頃も笑っていられるよう、5月から「心機一転」頑張ります。

 

 

グリーン車

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最近、「グリーン車」にハマっています。

 

何を贅沢な!と思うかもしれませんが、最近のささやかな楽しみなのです。

 

新幹線に限らず、在来線のグリーン車もなかなか快適です。

頑張った時の、「自分へのご褒美」と言いましょうか、

疲れているときに広い席でリクライニングして眠るのは至福の時間です。

 

それにも増して気分が良いのは、

みんなが先を競って座席の奪い合いをしているのを横目に、

悠々と車内に乗り込む「優越感」です。

 

自分は庶民とは違う“天下人”みたいな。。。

冗談です()

グリーン車に乗るぐらいで”天下人”と感じる感覚が”庶民”そのものです。

 

 

しかし、自分の価値観は少しずつ変わりつつあります。

それは、ちょっとした贅沢にお金を払っても良いかな?と思い始めたことです。

以前の私は「超」がつく貧乏性で、サービスや空間にお金をかけるという感覚はありませんでした。

 

食事にしても、お腹が満たされればそれで良いという感覚でした。

それが、たまには美味しいものにお金をかけても良いかも?と思うようになりました。

(これは嫁の影響が強いのですが・・・)

 

 

特に、空間(雰囲気)にお金をかけるという感覚を知ったことで、

少し大人になった気がします()

 

 

一流ホテルに泊まるということも、同じ感覚なのでしょう。

私はそのような経験はほぼありませんが、一流のホテルには一流のサービスがあり、

そんなサービス受けることで、新たな気付きがあるのかもしれません。

 

自分はまだその域には達していませんが、年齢を重ねるにつれて、

そういう経験も必要になるのでしょう。。。

 

 

一流のサービスといって思い浮かぶのは「高級ホテル」「高級レストラン」ではないでしょうか?

正直、今までは全く興味がありませんでした。

今でも、興味が有るか無いかでいうと、無い方です。

しかし、自分がサービス業を営む人間として、一回ぐらいは経験しておいた方が良いのかもしれません。

 

 

最近、営業時代の上司が言っていたことを思い出します。

「何事も一度は経験し、人間の幅を広げておかないと、あらゆる場面で適応できなくなる。」

正に仰る通りだと思います。

人間、一度経験していることとしていないことでは雲泥の差があります。

 

あらゆるタイプの方に合わせるためには、あらゆることを経験すべきなのです。

どうしても経験が難しいものは、読書から学ぶという手段もありますが、

読みかじったものと自分が経験したものでは、月とすっぽんです。

 

 

そんな訳で、たまには贅沢なことをしてみるってことも重要なんだと思います。

でも、元来貧乏性な自分には、自由席に並ぶ方が合っている気がします(苦笑)

 

 

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久しぶりのブログ更新

久しぶりにブログを更新します。

 

最近は自分で書くよりも人の書いた物を見てインプットする機会が多かったように思います。

特に、橋下徹(大阪市長)さんのツイッターの更新頻度は凄いです・・・

あれだけの内容を連続ツイートできる能力と熱意は生半可な物ではありません。

好き嫌いが極端に分かれるところですが、個人的には応援しております。

 

 

さて、話は変わりまして、あっという間に4月も中旬を過ぎました。

桜も散り、スギ花粉も終わり、うかうかしているとGW突入です。

毎年この時期になると、「旧友との交流」が復活します。

 

その理由は、3月末までが忙しく、4月になると多少は余裕ができるからだと思うのですが、

自分から声をかけることもあれば、相手からお声掛けをいただくこともあります。

日本において4月は新年度の始まりなので、手始めに誰かに会いたいと皆が思うのでしょう。

 

 

私の場合、知人との交流は二つの目的があります。

 

一つは単なる情報交換

他愛ない話の中からビジネスのヒントを掴むことがあります。

そのため、異業界の方にも積極的にお会いして、話を伺うようにしています。

 

二つ目はリクルート活動

弊社は小さい会社なので、当面は自分or社員の知人しか入れるつもりはありません。

自分が目を付けた人材と継続的に会っておくことで、何かのタイミングで引っ張ることができます。

(直近では採用の可能性がなくとも、将来的には戦力になる可能性があるので、如何なる可能性も排除しません。)

 

周囲が知人ばかりだと、なあなあになり切磋琢磨されないのでは?と思われるかもしれませんが、

社員のチームワークが良ければ、強制的に切磋琢磨する必要性は感じません。

誰かがダメなときは周囲が助けるという風土の方が大切だと思います。

 

そのため、基本的には周囲を思いやることができるパーソナリティを重視します。(自己中な人はNG

また、弊社の事業はサービス業なので、対人折衝能力の高い人材を求めています。

それだけの人材であれば普通に探せそうですが、それが案外いないのです。

 

会社の業績だけを考えれば、バリバリの経験者を競合他社から引き抜くのが良いのですが、

ガツガツしたタイプや一匹狼タイプは周囲との調和を乱すので、私としてはお付き合いしたくありません。

また、昼夜を問わず働く体育会系も苦手です。(通常、会社にとってはメリットのあるタイプですが・・)

 

なぜなら、プライベートと仕事の両方を重視しているからです。

人間が中長期的に成長していくためには、仕事だけでは足りません。

プライベートが充実してこそ、仕事にも精が出るのです。(その逆もしかりです。)

 

 

当たり前のことですが、従業員のやる気(モチベーション)と業績には相関があります。

従業員のモチベーションは何で上がるかというと、「働きやすい環境」だと思います。

あの「スターバックス」の経営理念でも、いの一番に「働きやすい環境をつくる」と記されています。

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このスターバックスの「ミッション宣言」で興味深いのは、きちんと利益についても触れていることです。

企業が永続するためには利益が必要であり、慈善事業ではすまされません。

そのため、「働きやすい環境」を維持するためにも、みんなで協力して利益を稼ぐ必要があるのです。

 

 

よって、弊社の社員に求められるパーソナリティやスキルは、

ホスピタリティ(思いやりの気持ち)だけではNGで、稼ぐことができるスキルも必要です。

ただし、”ホスピタリティ”があれば周囲と上手くやることができ、いずれ”稼ぐスキル”は身に付きます。

 

 

ということは、最も重要な素養は“ホスピタリティ”です。

 

 

我こそは”ホスピタリティ”に自信があります!という方は、是非お問い合わせください()

 

 

P.S. 先日、舞浜にある某「夢の国」に電話をしたのですが、けんもほろろに切られてしまいました。

   去年のご担当者の方からは丁寧な対応をしていただいていたのですが、徐々に対応が悪くなっている気がします。

   対外的にはホスピタリティの高い社員ばかりだと言われていますが、

   すべての社員がそういう訳ではなさそうですね。。  (反面教師とさせていただきます。)

 

減収増益は悪くない

 

先日、友人と話をしていて、友人の勤める会社の社長がこんなことを言っていたそうです。

 

「当社は今期、減収増益という情けない状況で恥ずかしい!!」

 

 

わたしはこの話を聞いて「ん??」と違和感を感じてしまいました。

なんで「減収増益」で恥ずかしいことなのか、正直わたしには分からないのです。

ちなみに、その会社はそれまでずっと「増収増益」を継続してきた会社ではありません。

 

 

「減収増益」とは、売上が減ったけど利益は増えたという状況です。

わたしの中では、「増収増益」>「減収増益」>「増収減益」>「減収減益」という順番であり、

「減収増益」は上から2番目なので、特段恥ずかしいということは無いと思うのです。

 

 

おそらく、その社長さんの中では、増収=売上を伸ばすことが最重要ミッションなのでしょう。

私の経験では、バブルの時期に最前線にいた方は、売上に執着する方が多いように思います。

私が初めて社会人として企業に入社した当初はバブルの名残がある時期だったので、

売上をつくる作業に追われていたことがあります。(いわゆる通し物件を架空計上するやり方です)

 

しかし、その作業に全く意味を感じなかった私は、上司に止めるよう直訴したことがあります。

ただ、当時は銀行が企業を評価する際に、売上が伸びているかどうかを気にしていた時期だったので、

多少なりとも意味はあったようです。

 

 

しかし、今のご時世、売上よりも利益です。

企業が存続するためには、なんとしても利益を上げるしかないと思います。

利益の付いてこない売上なんて無い方がマシです。

 

売上を増やすためにダンピングしてまで仕事を取ろうとする輩がいますが、

それは自らの価値を否定していることにつながります。

また、市場そのものが想定よりも早くシュリンクしてしまいます。

 

 

よって、わたし自身は「増収減益」こそがだと思っています。

なぜなら、これは無理して見栄を張っているいる証拠だからです。

 

 

どんなマーケットもいつまでも拡大することはないため、

業界トップの企業であったとしても、どこかで増収ペースは落ちます。

そんなとき、経営者がすべきことは、財布のひもを締めることです。

要するに、今まで使ってきた経費を圧縮し、売上が増えなくても黒字を確保できる体制を整えるのです。

 

当然、新しいマーケットに参入することも重要ですが、

まずは出血を止めなければ、企業は潰れてしまいます。

成長市場には資本を投下して、成熟市場で節約することはセオリーです。

 

そういう意味では、「減収増益」は、無駄を省いて筋肉質になっている証拠なので、

決して恥ずかしいことではありません。

身の丈を知り、売上を減らしてでも節約して黒字を出すことは素晴らしいことです。

 

 

ちなみに、弊社はまだ生まれたての成長期の会社なので、

当分は「増収増益」を目指します。

しかし、増収に目が行くとバランスが崩れるので、増益が最重要ミッションだと思っています。