シェアリング

 

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最近は「持たざるライフスタイル」が流行っています。

少ししか使わない物を大人数でシェアし、1人当たりの負担を減らすという理に叶った手法ですが、

このようなやり方が増えてくると、日本経済が萎縮してしまいそうで心配です。

上記のような手法を「シェアリング」といい、

「ワークシェアリング」「ルームシェアリング」「カーシェアリング」などが代表的ですが、

車好きなわたしにとって「カーシェアリング」なんて有り得ない話なのですが、どうやら今の時代は違うようです・・・

本来、富が十分にあれば、シェアリングする必要はない訳ですから、

シェアリングが流行りだしたということは、社会的富の分極化が進んでいることの裏返しだと言えます。

小泉改革以来、日本は中流階級が減り、少数の上流階級と多数の下流階級に分かれつつあります。

もちろん、「シェアリング」を必要とするのは多数の下流階級です。

逆に上流階級は1人で沢山の富を所有します。

大きな豪邸に住み、別荘を持ち、高級車を何台も所有し、場合によっては妻も複数なんてことも・・・

「一夫多妻制」は国によっては法律で許されていますから、非常に興味深いです。

経済的に自立できないことが理由で、晩婚化が進んでいるとか、少子化だと言われていますが、

「一夫多妻制」を認めたら、多少は少子化対策になるのではないでしょうか?

富を持つ男性は一握りなのですから、その人が多くの女性を養えばいいのです。

これは女性にもメリットがあるはずです。

なぜなら、元々諦めていた既婚のモテル男性にアタックすることができます。

また、男性がお金持ちであれば、妻が複数いたとしても経済的に困ることはありません。

さらに、結婚はあまりしたくないが、子供は欲しいという女性にとっても渡りに船の施策です。

しかし、これを認めてしまうと、世の中の一般男性陣(わたしも含まれます)が余ってしまいます。

その解決策として、「一夫多妻制」の逆バージョン「一妻多夫制」OKにしたらどうでしょう。

実は、今の世の中に必要なのは、こちらの制度かもしれません。

これが可能になれば、甲斐性の無い男性陣は、1人の女性と結婚生活を営むことになります。

いくら給与が少なくても、さすがに3人で1人を養うことはできると思います。

そして、今流行の草食系男子は、独占欲も強くないでしょうから、ちょうど良いかもしれません。

これは何シェアリングというのでしょうか?

一夫多妻制は「ハズバンドシェアリング」で、一妻多夫制は「ワイフシェアリング」???

なにやらいやらしい響きです。。。

最後に、全然関係ない話ですが、

元自衛隊航空幕僚長の「田母神俊雄」は核兵器の共有、「ニュークリアシェアリング」を提言していました。

やっぱり時代は「シェアリング」なのですね。

 

 

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医師への道

本日のお題は「医師への道」

医師の皆様はこれまで多大なる努力の結果、今の立場があるのだと思いますが、

単純に「医学部進学への学力面での努力」「学費という金銭面での投資」という点から、

医師になるための難易度をあらためて推察してみました。

まず、我々一般人からすると、

学力だけ優れていても資金面で余裕のない人は医師にはなれないと思いがちですが、

色々調べてみると国立大学の学費は思ったほど高くないようです。

国公立の医学部を6年で卒業した場合にかかる費用は、平均で約350万円とのこと。

これが私学になると、なんと平均で約2,240万円です。

一般庶民にとって、私学は無理ですが国公立であればなんとかなりそうな気がします。

しかし、国公立の医学部に入る前の段階で、かなりの教育費をかけているはずです。

そもそも医学部合格者のほとんどが私学の高校出身者です。

小学校から高校まで全部私学だったとすると、学費だけで1,000万円以上かかると言われています。

また、学費以外にも塾などの費用もかかりますから、下手すると全部で2,000万円オーバーです。

これでは一般庶民には到底無理な話です。。。

(逆に塾へも行かず、高校まで全て国公立に通ったとすると、200万円程度で済みます。)

医師の中で、小学校から大学卒業まで全てが国公立だった人の割合はどれぐらいなのでしょうか?

わたしがこれまで見てきた先生達のご経歴においては、非常に少なかったと記憶しております。

しかし、ごく稀にオール国公立という先生もいらっしゃいます。親孝行ですね(笑)

ちなみに、下記は医学部の偏差値順位と「公立・私立」の表になります。

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上位20校のうち、実に17校が国公立という結果でした。

しかも、ランクインしている私学は、学費が安い私学のベスト3という結果でした・・・

みごとに学費と偏差値(難易度)は逆相関の関係にあります。

なお、学費が借りられる等の優遇施策のある大学もあります。

上記の表にランクインこそしていませんが非常に高倍率で難易度が高いといわれています。

自治医科大学(21倍)、防衛医科大学(18倍)、産業医科大学(18倍)  ※2008年実績

【自治医科大学】は名目上は私立大学ですが、当時の自治省が設置し、

運営に各都道府県の分担金や宝くじの収益金が入っているので、ほぼ公営の学校です。

卒後9年間、指定された全国の山間離島などで勤務すれば、学費の返済が全額免除されます。

【防衛医科大学】は、在学中の学費は一切必要ありません。

そればかりか、在学中も「自衛官」であるため、毎月の給与や年二回のボーナスまで支給されます。

そして、卒後9年間の自衛隊内勤務をすれば、学費は一切掛かりません。

【産業医科大学】は、こちらも名目上は私立大学です。

しかし、国からの助成金が多額算入されているため、実質的には公営の大学です。

こちらの学費は6年間で2千万円以上と高額ですが、学費の大半は貸与されます。

そして、卒後9年間、指定された医療機関で勤務すれば、貸与分の学費の返済は不要になります。

国公立であれば、一般庶民の家庭でも経済的にはなんとかなりそうですね・・・

正直、医師はお金がないと無理だと思っていました。

しかし、非常に狭き門だということは確かです。

続いて、私学の場合は、国公立に比べて授業料が格段に高い為、難易度は若干低くなります。

それでも偏差値は6070で、それなりの学力がないと厳しいといえます。

ただ、私学の入試科目は英語・数学・理科の3科目で済む場合がほとんどです。

科目数が少ないほど偏差値は高くなる傾向にあるので、科目を絞れば集中して勉強できそうです。

精神的に少しは楽になると思われます。

ただし。

私学の場合は学費だけでも6年で最低2千万円はかかるため、

一般庶民であれば借金するしか道は無さそうです・・・

結論、「医師への道」が険しいということがよく分かりました。

 

中国の富裕層

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今回のテーマは医療とは関係ない「中国の富裕層」についてです。

なぜ、このテーマにしたかというと、今朝見たニュースで最も興味深いものだったからです。

以下の記事は中国の富裕層の実態となります。

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年に3回の海外旅行、車は3台――。

中国の民間調査会社「胡潤百富」の調査で、そんな中国人富裕層の暮らしが浮かび上がった。

調査によると、個人資産が1千万元(約1億2600万円)を超す「千万富豪」は、

不動産業や製造業に関わり、不動産や株式への投資で財をなした人が多かった。

今後2年の中国経済について聞くと、54%の富豪が「非常に自信がある」と強気の答えだったという。

千万富豪の平均年齢は39歳で、年間平均190万元(約2400万円)の消費をすることがわかった。

暮らしぶりは、車を平均3.3台持ち、休暇は年15日で、旅行やゴルフ、読書で過ごす。

海外旅行に年平均2.9回行き、ワインやウイスキーが好きで、6割がたばこは吸わないという。

好きな海外旅行先は、1位がフランス、2位が米国、3位がオーストラリアで、日本は4位。

最もお気に入りのブランドは、腕時計が「パテックフィリップ」、宝飾品は「カルティエ」だという。

調査は2010年4~11月に、個人資産1千万元以上の富裕層401人に面談で行った。

うち45人は資産1億元を超え、その45人の平均年齢は43歳だったという。

中国の都市部の労働者の平均年収は3万元前後なので、こうした富裕層は並外れた存在と言える。

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                                      Byアサヒ.コム(若松潤)

驚きは、富裕層の年齢が若い点です。

一般的に富裕層を表す定義は(1)、超富裕層を表す定義は(2)といわれています。

(1)世帯年収が3000万円以上or保有する金融資産(不動産を除く)が1億円以上

(2)保有する金融資産(不動産を除く)が30億円以上

中国においてはこれらの富裕層の平均年齢が異常に若いのです。

1千万元の個人資産を持っている人「富裕層」の平均年齢が39

「超富裕層」の年齢が43なので、アラフォー世代がこの世の春を謳歌しているといった状況です。

富裕層の若年化傾向は、アジア太平洋地域の新興市場全体でいえることなのですが、

インドは38歳、インドネシアは39歳であり、

香港の48歳、シンガポールの44歳、台湾の43歳より若くなっています。

それに対して日本はどうかというと、一説によると、

「富裕層」の平均年齢は60代、「超富裕層」になると70ともいわれています。

日本の高齢者はあまりお金を使うことに慣れていないので、

日本政府はこのお金を若い世代に早く引き継がせようと、やっきになって法律改正をしています。

たしかに、若い世代にお金を託した方がよく使います。(無駄遣いが多いですが)

今の70代は、旅行も国内がメインですし、高級車や高級酒にもあまり興味がなく、

中国の富裕層とは正反対の消費動向だといえます。

しかし、この中国のバブルはいつまで続くのでしょうか?

近いうちに必ず弾けると思いますが、いざ弾けてしまったら、

日本としても決して無関係ではいられません。

なんとか中国のバブルを利用しつつ日本経済を立て直し、

うまい具合に弾けていただけると嬉しいのですが、そう上手くはいかないのでしょうね・・・

となると、中国のバブルに乗っかって日本人ももっと消費した方が良いのでは?とも思います。

国内景気を上向けるために、富裕層にじゃんじゃん消費してもらいましょう。

高給取りの先生たちも、日本のためにもっと消費をしてください。

わたしたちは、先生たちのお給料を上げる手助けをして、

間接的に日本の景気に刺激を与えます(笑)

 

 


富裕層が好む住宅街

 

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当たり前の話ですが、富裕層が好む住宅街は一般層のそれとは異なりますよね。

医師の先生方も、住む地域には結構こだわるのではないでしょうか?

 

「富裕層が好む住宅街」=「高級住宅街」だと思うのですが、

わたしなりに、もう少し細かく定義してみました。

 

 

1,街区が整然としている(道が広く街路樹が整備されている等)

2,1区画が広く建蔽率×容積率が低い(100坪以上、40%×60%以下)

3,ブランドイメージが高い(歴史があり住んでいることがステータスとなる)

 

 

山崎豊子の小説に出てくるお金持ちは、芦屋や夙川や苦楽園に住んでいるケースが多いですが、

芦屋の六麓荘町は代表的な例だといえます。

大豪邸が建ち並び、非常に壮観な風景なので、

わたしが関西にいた頃は、友人を連れて行く観光ルートの一つにしていました(笑)

 

上記に挙げた高級住宅街の特徴には含めませんでしたが、

自然が近くにあるとか景色が綺麗ということも条件に入るのかもしれません。

多少のアクセスの不便さはあっても、都会の喧騒から離れられることは重要な要素だと思います。

 

芦屋の六麓荘町なんて、六甲山の山頂付近にあるので、駅から歩くことはまず不可能です。

セレブな皆様は当然運転手つきの車で移動するので、アクセスなんて関係ないんですよね・・・

 

 

次に、西の芦屋と並び称されるのが、大田区田園調布だと思います。

大正時代にイギリス郊外の田園都市やフランス・パリの都市構造に着想を得て開発された街です。

田園調布の街は、駅と噴水を中心にして、放射状に美しく広がる並木道が特徴です。

(ちなみに、田園調布で最も格式が高いのは、田園調布3丁目といわれています。)

 

田園調布には、家を建てる際の厳しい規則があるようです。

まず、家を新築する際の地盤の高さや建物の高さが制限されています。

また、土地分割の際は分割後の各土地の面積が165平米を下回らないこととなっています。

他には、塀は設けず生垣とすることなど、多くのクリアすべき項目があります。

さらには、家の建築に際しては近隣住民の許可も必要です。

 

 

 

このように、高級住宅街というのは周辺住民の長年の協力の上で成り立っているので、

楳図かずお氏が吉祥寺の高級住宅街に建てた赤白の家「まことちゃんハウス」が、

近隣住民の怒りをかったことは致し方ないといったところでしょうか・・・