運動会

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今回は取りとめのないお話です。(ほのぼの系)

先週の土曜日、長男の初めての運動会でした。

週間予報では雨マークが出ていたのですが、予報とは打って変わって晴天の運動会日和でした。

(我が子は名前に”晴”が入っており、期待通りの”晴れ男”です。)

わたしはビデオ担当で、ひたすら撮影していました。

長男は幼稚園の年少組なので、大した出番は無いと思いきや、

これが結構あるのです。

「かけっこ」「腹ペコ青虫のお遊戯」「お母さんとサザエさんダンス」「お父さんとスカイツリー」

真ん中の二つは練習が必要なものでしたが、うちの子は愚図って全く踊れませんでした。

3歳でも踊れる子は結構いましたが、3月末生まれの我が子には少々ハンデだったようです・・・

また、我が子は何かと先生の手を煩わせていました。

後からビデオを見て驚いたのですが、運動会の間、ほぼマンツーマンです。

ときには二人の先生がマークに付いていることもありました。

同じ幼稚園費を支払って、この高待遇は、非常にコストパフォーマンスが高いといえますが、

先生達には非常に申し訳なく思いました(苦笑)

運動会の最後の最後で、お父さんの見せ場がありました。

それは、「綱引き」です。

「綱引き」なんて30年ぶりぐらいでしたが、「勝負事」が好きな私は、思わず“ハッスル”です(笑)

「年長さんのパパ」v.s.「年中さんのパパ+年少さんのパパ」で戦ったのですが、

みごと、わたしが所属するチームが22勝!!

いや~  気持ちよかったです(笑)

後で綱引きの写真を見ましたが、わたしの重心が最も低く、“本気モード”でした。

しかし、次の日はまさかの腰痛!?

おまけにTシャツの脇の下が擦り切れていました・・・

綱引きごときに本気になる、大人げない私でした。

 

 

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熨斗紙(のしがみ)

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ダルビッシュのワインドアップは熨斗紙(のしがみ)のようなもの。

日経新聞のコラムで「豊田泰光」氏が言っていました。

上手いこと言うな~と感心しました。

「なくても良いが、あれば華やかに見えるもの」の例えだそうです。

今のピッチャーは、ランナーがいなくてもセットポジションで投げるピッチャーがほとんどです。

理由は、極力無駄な動作を無くし、癖を盗まれなくするためです。

そんな中、ファンからのリクエストに応えて、ワインドアップを披露したダルビッシュは流石です。

合理化を追求する今の時代、余分なものは全てなくしてしまおうという風潮がありますが、

ときに、「遊び心」は必要だと思います。

今の日本は、欧米の真似をして、合理化だけを追い求めた結果、窮屈な社会になりつつあります。

製造業における製造工程の合理化は必要だと思いますが、

それをサービス業にまで展開するのは、正直、違和感があります。

私自身、大手にいるときは、営業活動の標準化のため、SFA(セールスフォースオートメーション)

を積極的に導入し、営業マニュアルを作成に努めたこともあります。

営業マン各人が使用した経費を見える化して、経費節減に努めたこともあります。

しかし、今思えば、そういった管理志向は、ユニークな人材の長所を消してしまいます。

臨機応変な行動が必要とされる対人業務や、クリエイティブな仕事をする人材に対しては、

あまり合理的なことは馴染まない気がします。

なぜなら、仕事のやり方が十人十色だからです。

一見無駄だと思われるような行動も、時には必要ではないでしょうか?

大手の人材紹介会社は、候補者募集業務や対個人と対法人の業務を分割し、業務の効率化を追っています。

これに対し我々のような零細企業は、1人で全てをこなします。

それぞれの業務が重複し、効率が悪いことは重々承知していますが、これで良いと思っています。

事前に担当地域を下見に行ったり、候補者と面談したり、用が無くても法人を訪問したり、

そういった業務はすぐに成果を生む行為ではありませんが、やり続けることに意味があると思います。

仕事にも「遊び心」は必用です。

ただし、プロセスが自由裁量である仕事は、最後に結果が問われることを忘れてはいけません。

遊びながら結果を出す。

難しいですが、そんなスタイルに憧れます。

 

 

ベタに「なでしこジャパン」

 

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昨日からメディアは「なでしこジャパン」一色でした。

わたしも全英オープンの第4ラウンドを見た後、引き続き、女子サッカーの決勝を見ました。

男子ほど思い入れがないため、負けそうな時のスリルはさほど大きくありませんでしたが、

ドラマチックな展開だったため、思わず感動してしまいました。

スポーツって良いですよね。

年齢や体格の違いを乗り越えて、様々な国民が、同じルールで戦いながらトップを競う。

たまに不公平な審判はいますが、基本的には公平ですし、

余程のことがない限り、ルール内であれば多少の狡賢いプレーも認められています。

今回、わたしが最も印象に残っているのは、DF岩清水選手のゴール前のスライディングです。

おそらく、あのプレーが無ければ、米国の選手に決められていたでしょう。

あそこでレッドカードをもらったとしても、残り数十秒で10人になっても痛くもかゆくもない。

また、ペナルティエリア外だからPKにはならない。

PKにさえならなければ、米国の得点できる確率はかなり低くなる。

そんな計算があったかどうか分かりませんが、結果として、かなり意味のあるプレーでした。

最近では、PKですら成功確率が下がってきています。

(いくらゴール前とはいえ、フリーキックならば点を獲られる確率はグッと下がります。)

2010724日の日経新聞の記事によると、男子W杯でのPKの確率は94年のアメリカ大会から、

すごい勢いで低下しており、前回の2010年南アフリカ大会では60%の成功率しかなかったのです。

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その他のPKに関わるデータとして、

男子W杯のPK戦における順番別の失敗率というデータがあったので、それを抜粋しました。

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プレッシャーのかかる4番目以降は、一気に失敗率が高くなります。

要するに、PKとはテクニックよりも、精神力の強い人が成功する確率が高いようです。

しかし、今回のPK戦では、

沢選手が「私はPKが苦手だから、順番を一番最後にして欲しい。」とみんなに懇願したところ、

一同が笑って緊張がほぐれたという「裏話」を聞きました。

あれほどの一流選手でも、PKは嫌なんですね。

なんとなく分かる気がします。

わたしも、ビビりなので、ゴルフで1m以内のバーディーパットはことごとく外します(笑)

練習であれば100%入るんですけどね・・・・

やはりスポーツで大事なのは「精神力」です。

「なでしこジャパン」の勝利の源は、「不屈の精神力」でした。

 

 

わたしも見習いたいものです。

 

 

 

 



 

ネーミングライツ

今やスポーツの世界では当たり前となった「ネーミングライツ」ですが、

地域のシンボルである代表的なスタジアムの名前が毎年のように変わるのは考え物です。

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そもそも、「ネーミングライツ」とは「命名権(めいめいけん)」のことです。

施設やキャラクターなどに対して名称をつけることのできる権利のことを言いますが、

1990年代後半以降、スポーツ、文化施設等の名称に、「企業名」や「ブランド名」を付けることで、

広告費を得るようになったことから、広告ビジネスとして確立しました。

従来から、スポーツの大会で、スポンサーの名称を付けて、冠大会とするする形は存在していましたが、

1990年代後半頃から、アメリカにおいてスポーツ施設等に「企業名」を付けるビジネスが広がりました。

代表的なのが、米国の「メジャーリーグ」のスタジアムです。

それらのスタジアムに企業名が命名され、認知度向上にコストパフォーマンスを発揮したことから、

他のスポーツ種目やヨーロッパのスポーツ界へと広がっていったそうです。

日本においても2000年代前半ぐらいから、地方自治体が持つ公共施設の管理費を埋めるための手段として、

多くの自治体で「ネーミングライツ」が導入されました。

わたしの住んでいる横浜市においても、中田市長時代に多くの名前が変更されました。

※現在横浜市で導入中のネーミングライツ

  日産スタジアム】        (正式名称:横浜国際総合競技場) 

  【ニッパツ三ツ沢球技場】   (正式名称:三ツ沢球技場) 

  【はまぎん こども宇宙科学館】 (正式名称:横浜こども科学館) 

  【俣野公園・横浜薬大スタジアム】(正式名称:俣野公園野球場) 

  【ベイクォーターウォーク】  (正式名称:ポートサイド人道橋) 

 

施設等の管理者にとっては、命名権を販売することにより「収入」が得られるメリットがあり、

命名権を購入する企業にとっては、スポーツ中継やニュースなどで命名した名称が露出する機会を得られ、

認知度が向上し、宣伝効果が見込まれます。

プロ野球においては、パリーグの球団に多く見られます。

以下に現在の状況をまとめてみました。

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パリーグは、西武と日ハムを除いた4/6球団が既に導入済みです。

日ハムも現在募集中であり、近い将来「札幌ドーム」ではなくなります。

西武は2007年から「グッドウィルドーム」と命名されていましたが、

2008年にグッドウィルが会社ごと消滅したため、元の「西武ドーム」に戻されました。

西武の例は、命名権の危うさを露呈した形になりました。

命名した企業の評判が落ちると、スタジアムや球団のイメージまで悪くなります。

よって、命名権を販売する際は、コストだけでなく企業イメージも含めて、慎重に企業を選ぶ必要があるでしょう。

それにしても、パリーグと比較して、セリーグは命名権を販売している球団は広島の1つだけです。

その理由は、セリーグは資金的に余裕があり、リスクを冒してまで販売する必要がないからといえます。

また、ヤクルトや横浜の場合、球場が公的機関の持ち物であり、それを借りている球団が、

自分の都合だけで命名権を販売することができないからだと思われます。

命名権を販売するには、スタジアムの所有者(球団、球団の関係会社、地方自治体など)が、

命名権の販売に同意していることが前提になるため、収益の配分などの問題もあり、

調整が難しくなるケースが多いと想像されます。

しかし、この「命名権」。

わたしとしてはあまり好きになれません。

甲子園は甲子園であって欲しいですし、東京ドームは東京ドームであって欲しい。

広島の「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」なんて、明らかにおかしいです。

なんでもかんでも収益のために名前を売ってしまうのも考え物だと思います。

ちなみに、渋谷の「公衆トイレ」も14か所で命名権が販売されています。

株式会社アメニティという会社が一番最初に3年間の命名権を獲得したのですが、

その公衆トイレの名前は、「区役所前 トイレ診断士の厠堂(かわやどう)

これって企業のイメージUPになるんでしょうか???

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プロ野球 「統一球」の影響はいかに!?

本日の日経新聞に興味深いデータがありました。

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3年越しのデータ比較ですが、このデータから読み取ると、

「統一球」の影響は絶大だと言わざるを得ません。

最も影響を受けているのが本塁打の本数ですが、

対前年比で2割も減っているのです。

その結果として得点数も激減し、本塁打と同じくほぼ2割減です。

春先はバッターが投手に慣れるのに時間がかかるため、

「投高打低」といわれていますが、それにしてもこの差は歴然としています。

この「統一球」。

「飛ばない」だけでなく「よく変化する」とのことで、ピッチャー有利といわれています。

打者にとっては「ボールが手元でよく動く」ので、非常に打ちにくい球だといえます。

次に、もう一つのデータを比較してみました。

以下のグラフは、チーム別の防御率と打率を対前年で比較したデータです。

いずれも今シーズンの上位から順に並んでいます。

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まず、平均防御率と平均打率ですが、明らかに今シーズンの方がピッチャー有利です。

防御率は、1試合平均で0.85点も下がっていますし、打率も0.021下がっています。

しかし、打率に関しては去年の数値を上回っているチームがあることと、

例年春先は打率が低いことを考えると、大した影響では無い気がします。

となると、問題は「防御率」です。

防御率に関しては、全てのチームで去年を上回る数値(低い数値)を出しています。

また、平均防御率の減少率は21%にも及びます。(打率の減少率は8%

防御率と打率、どちらに影響が大きいかというと、間違いなく「防御率」です。

という訳で、今年はロースコアゲームが増えるでしょう。

さらに、延長引き分けも多くなるでしょう。

そのようなゲームに強いチームはどういうチームか?

それは、打線が派手なチームではなく、少ない得点でも勝ちを拾えるチームです。

それは、防御率の低い「中日」のようなチームだといえます。

(現在中日の順位はセリーグ4位ですが、いずれ上がってくるでしょう。)

なにせ、現時点のチーム防御率は2.37と脅威的です。

落合は言っています。

「まだ50敗もできる」と

このようなコメントを嫌う方は多いかもしれませんが、

これも落合流なので許してあげてください(苦笑)

「攻撃に勝る防御なし」といわれていますが、攻撃ほど頼りにならないものもありません。

野球に例えると、攻撃=打線は水物(みずもの)とよく言われます。

要するに、好不調の波が激しいのです。

よって、最終的に勝ち残るのは、「鉄壁の防御」を誇るチームだと思います。

(イタリアのカテナチオみたく)

ただし、そのような試合運びが興行的に面白いかどうかは別の問題です。

防御主体のチームは地味ですからね~・・・