昨日からメディアは「なでしこジャパン」一色でした。
わたしも全英オープンの第4ラウンドを見た後、引き続き、女子サッカーの決勝を見ました。
男子ほど思い入れがないため、負けそうな時のスリルはさほど大きくありませんでしたが、
ドラマチックな展開だったため、思わず感動してしまいました。
スポーツって良いですよね。
年齢や体格の違いを乗り越えて、様々な国民が、同じルールで戦いながらトップを競う。
たまに不公平な審判はいますが、基本的には公平ですし、
余程のことがない限り、ルール内であれば多少の狡賢いプレーも認められています。
今回、わたしが最も印象に残っているのは、DF岩清水選手のゴール前のスライディングです。
おそらく、あのプレーが無ければ、米国の選手に決められていたでしょう。
あそこでレッドカードをもらったとしても、残り数十秒で10人になっても痛くもかゆくもない。
また、ペナルティエリア外だからPKにはならない。
PKにさえならなければ、米国の得点できる確率はかなり低くなる。
そんな計算があったかどうか分かりませんが、結果として、かなり意味のあるプレーでした。
最近では、PKですら成功確率が下がってきています。
(いくらゴール前とはいえ、フリーキックならば点を獲られる確率はグッと下がります。)
2010年7月24日の日経新聞の記事によると、男子W杯でのPKの確率は94年のアメリカ大会から、
すごい勢いで低下しており、前回の2010年南アフリカ大会では60%の成功率しかなかったのです。
その他のPKに関わるデータとして、
男子W杯のPK戦における順番別の失敗率というデータがあったので、それを抜粋しました。
プレッシャーのかかる4番目以降は、一気に失敗率が高くなります。
要するに、PKとはテクニックよりも、精神力の強い人が成功する確率が高いようです。
しかし、今回のPK戦では、
沢選手が「私はPKが苦手だから、順番を一番最後にして欲しい。」とみんなに懇願したところ、
一同が笑って緊張がほぐれたという「裏話」を聞きました。
あれほどの一流選手でも、PKは嫌なんですね。
なんとなく分かる気がします。
わたしも、ビビりなので、ゴルフで1m以内のバーディーパットはことごとく外します(笑)
練習であれば100%入るんですけどね・・・・
やはりスポーツで大事なのは「精神力」です。
「なでしこジャパン」の勝利の源は、「不屈の精神力」でした。
わたしも見習いたいものです。