いぬいしんいちろう

 

皆様、「いぬいしんいちろう」なる人物をご存知ですか?

本日のGoogle検索TOP10に入るほどの有名人です。

 

 

漢字は「乾坤一擲」です。

 

 

ん?

これは「けんこんいってき」ではないのか??

 

 

そうです。

「いぬいしんいちろう」は読み間違えで、本当は四字熟語なのです。

「時任三郎」(ときとうさぶろう)を「ときにんざぶろう」と読むようなものです(笑)

 

 

野田首相が5月28日の内閣記者会とのインタビューで、

民主党の小沢一郎元代表と30日に行う会談を「乾坤一擲」(けんこんいってき)と表現したため、

検索数が大幅にUPしました。

 

 

意味は、「天下をかけた大博打のこと。運命をかけてのるかそるかの大勝負をすることです。」

 

 

大博打で消費税を10%に上げられたら、たまったもんじゃありません。

野田首相は財務省の傀儡だと言われていますが、もう少し国民の方を向いて政治をして欲しいものです。

消費税をいずれ上げなければならないのは致し方ないかもしれませんが、

わたしとしては今の政府や行政の仕組みにお金を預けたくありません。

 

公務員給与の削減、議員歳費の削減、国民年金納付率UP、医療費の削減などなど、

消費税UPの前にやるべきことはいくらでもあります。

身を切る改革ができないのであれば、既存政党にはお引き取り願いたいものです。

 

 

それにしても、一国の首相が一兵卒相手に「乾坤一擲」とか「一期一会」とか、

言っていること自体がおかしいと思います。

もっとリーダーシップを発揮できないものでしょうか??

 

 

ちなみに、「一期一会」の読みは「フォレストガンプ」ではありません。

 

“なまぽ”の実態


「なまぽ」とは、生活保護(せいかつほご)の2ch用語です。

 

以前から問題となっていましたが、ここへきて注目度が増しています。

その理由は、吉本の芸人「河本準一氏」の母親が不正受給していた問題がスクープされたからです。

一個人として、ここまでマスコミから叩かれることに違和感を感じますが、

一個人とはいえ、芸能人は公人として振る舞う義務があるため、致し方ない面もあるのでしょう。

 

 

今回の問題は誰に責任があるのか、いろいろと考えさせられます。

 

 

まず第一に、不正受給していた河本氏の母親は確信犯だと思います。

次に、その状況を把握しながら放置した河本氏自身の責任問題もあります。

最後に、生活保護受給を継続的に許可した役所の担当者も責任を問われるでしょう。

 

生活保護費用の申請条件は大まかにまとめると以下の内容となります。

・収入が最低基準以下であること

・財産がないこと

・道理的に働けないこと

・親族など助けてくれる人がいないこと

 

これに当てはめると、河本氏が芸能界で売れて収入が増えた段階で、

生活保護を辞退すべきだったという結論に至るでしょう。

もしくは、役所の担当者が継続的に許可しなければ良かったということになります。

(ただし、現時点で生活保護者に対する親族の扶養義務はありません。)

 

生活保護受給者の人数は2011年には1989,769人、1436,046世帯となり、

過去最高だった昭和26年度(2046,646人)に迫る勢いです。

生活保護受給者の増加に伴い、貧困ビジネスや不正受給も増加しており、社会問題となっています。

 

下図は都道府県別の「世帯数100あたりの受給世帯数ランキング」ですが、TOPは断トツで大阪府です。

大阪府の中で生活保護比が最も高い大阪市では、人口の約4.47%(約12万人)が受給しており、

市税収入6868億円に対して、生活保護費が2443億円となり、市の財政をもろに圧迫しています。

(橋下市長がやっきになって改善しようとしているのは当然だといえます)

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また、生活保護費はいくらぐらいもらえるかというと、世帯人員別と地域別(級地)によって分類されます。

下図は支給額の具体例となりますが、級地は6段階に分けられ、1級地は大都市及びその周辺市町、

2級地は県庁所在地をはじめとする中都市、3級地はその他の市町村が想定されています。

地域別では生活コストの高い都心ほど高くなり、世帯人員別では高齢者単身世帯が最も低くなります。

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河本氏の母親は高齢者単身世帯なので、額としてはさほど大きい額ではありませんが、

問題は、河本氏の母親だけでなく、姉・伯母1・伯母2の4世帯がそれぞれ生活保護費を受給していたことです。

しかも、この4人は隣り合わせの家に住んでいるのに、わざわざ別々の家に住んでいたとのこと。

 

その理由は、生活保護には「同一世帯認定」という原則があって、隣に姉や娘が住んでいても、

別世帯であれば各個に生活保護を受けることができるからです。

要するに、別々に住むことによって、生活保護費として貰える総額を増やしていたことになります。

 

 

こういう実態を見る限り、計画的犯行と言われても仕方がないでしょう。

 

 

今回はたまたまマスコミのリークにより問題化しましたが、

このような問題は生活保護申請については日常茶飯事だと思われます。

(この点においては、河本氏だけが責められていることは可愛そうな気もします。)

 

それでは、これらの問題を解決する際、何から手を付ければ良いのでしょう?

性善説で言えば、究極な貧困状態になるまで受給申請をしないことですが、それだと手遅れになる場合もあります。

実際に生活保護が受けられるレベルなのに、自ら手続することができずに餓死するケースもありました。

 

だからといって、多少余裕があるレベルなのに受給申請をして許可されてしまうと、

その後、環境の変化により本当は働けるようになったとしても、働かないケースが多発すると思われます。

よって、これらの判断は自分でせず、生活保護現業員「ケースワーカー」の判断に委ねることになります。

 

しかし、地方自治体において、このケースワーカーの人数が不足しているのです。

さらに、現業員の経験不足もあり、担当者の絶対数と質の低下が問題視されています。

これらの現業員は申請者からの恫喝や脅迫などもあるため、役所の中では敬遠されるポジションです。

本来、現業員には広範な福祉制度に対する高い知識力が求められますが、新人が担当することもあるようです。

このような実態から、不正受給するケースが後を絶たないのです。

 

 

この不正受給を止めさせるための手段は、審査を厳しくし、罰則も厳しくするしかないのですが、

そもそもこのような不正受給をしようと思う「姑息な考え」が嫌らしいと思います。

不正受給とは、真剣勝負で「イカサマ」をするようなものです。

 

審査に通れば問題ないという考えではなく、

不正をしてまで生活保護を受けることは恥ずかしいことだという考えをなぜ持てないのでしょうか?

最も重要なことは、この「道徳観」を持つことだと思います。

 

不正受給問題があることによって、本当に生活保護を必要としている弱者が審査に落とされることもあります。

本来は弱者のための救済策なのですから、それを悪用することはNGだと思います。

(お金のために非弱者が弱者を装うことは、あってはならないことです。)

 

 

ちなみに、同じお金を貰うでも、鳩山さんのケースは脱税行為です。

親族からお金を貰うこと自体は誰にも迷惑をかけていませんが、

社会的に強者である「お金持ち」はきちんと納税してください。


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誰かのために

 

「誰かのために」

これはAKB48のプロジェクト名ではありません。

 

 

今日の日経新聞の「豊田秦光」さんのコラムに、

「昔の選手は組織のためというより、人と人とのつながりで動いていた。」

「人間は漠然としたのものより、ある誰かのために頑張るときの方が、力がでるのではないか。」

という記事がありました。

 

 

私としては、すごく共感できる内容でした。

(豊田氏のコラムは奥が深く、いつも興味深く拝見しています。)

 

 

会社の組織運営において、欧米のマネジメント手法が注目されるようになって久しいですが、

若手の経営者がいる企業は、これらのシステマチックな手法をなんらかの形で導入していると思います。

映画化された小説「もしドラ」にも、これらの手法が取り入れられていました。

 

今さら「もしドラ」の説明は必要ないと思いますが、一応ストーリーはこんな感じです。

公立高校の弱小野球部のマネージャー「川島みなみ」が、野球部を強くするために本屋に行きます。

そこで偶然、「ピーター・ドラッカー」の組織管理論手引書「マネジメント」を手に取るのですが、

この本の内容を元に野球部の意識改革を進め、甲子園を目指すと言うものです。

 

 

正直、あまり面白くありませんでしたが、「ドラッカーブーム」の火付け役となった作品です。

 

 

経営者がマネジメント手法を学ぶ際、まず「ドラッカー」から入る方が多いと思います。

彼の著作には大きく分けて「組織マネジメント系」と「社会や政治などの類」があります。

本人によれば、彼のもっとも基本的な関心は「人を幸福にすること」にあったそうです。

 

「ドラッカー」は人に対する興味が非常に高かったといえます。

そして、彼が注目していたのは、「個人としての人間」ではなく「組織の中の人間」でした。

要するに、人は組織の中でどう振る舞うべきかということを常に考えていたのだと思います。

 

 

彼は日本企業についてもよく研究していました。

彼の残した名言の中で、興味深い言葉があります。

「日本人の強みは、組織の構成員として、一種の「家族意識」を有することにある」 
 

 

 

わたしも正にそう思います。

逆に、この「家族意識」なくして組織で働くことはできないと思っています。

そして、もっと言えば、「組織の中のある誰かのために」というものがあった方が良いと思います。

それぐらい濃密な人間同士のつながりが、会社を強くすると思うのです。

 

自分の上司に対して、「この人を男にしてやりたい」とか。(女じゃなくてすみません)

部下に対して、「こいつを一人前のビジネスマンにしてやりたい」とか。(ウーマンじゃなくてすみません)

同僚に対して、「こいつと一緒に成長したい」とか。

 

 

何が言いたいかというと、システマティックなマネジメント論ではなく、

人と人のつながりが濃密であれば、案外マネジメントなんて必要ないと思うのです。

(規模にもよるとは思いますが・・・)

わたしはマネジメントが嫌いなので、特にそう思います。

 

ただ、一つだけ気を付けているポイントがあります。

それは、組織を構成する人間が、「誰かのために」と思える人かどうかということです。

この「誰かのために」と思える人は、当然お客様に対しても同じことができます。

 

弊社のサービスは医師の人材紹介業です。

「誰かのために」≒「医師のために」という気持ちが強いほど業績につながります。

そのため、この「誰かのために」という気持ちを更に盛り上げるため、

できるだけ直接医師にお会いして、その人の「人となり」を理解した上で対応することを心掛けています。

(直接お会いした人とそうでない人とでは、モチベーションが全く異なるので・・・)

 

 

自分のためだけに働くのは面白味に欠けます。

常に、「誰かのために」という意識でやっていきたいと思っています。

 

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嬉しい出来事

久しぶりにブログを更新します。

前回のブログから半月ほど空いてしまいましたが、期が変わってから初めてのブログとなります。

前回のブログでもお伝えしましたが、弊社は4月末決算なので、5月は新しい期の始まりの月となります。

そのため、決算対応等で事務処理がそれなりに発生し、ここへきてようやく落ち着いてきました。

 

わたしは零細企業に人事・総務・経理等の間接部員は必要ないと思っているので、大半の事は自分でやるようにしています。

ただし、決算業務だけは後々の納税処理にも絡むので、プロ(税理士)の力を借りるようにしています。

(後から脱税などで摘発されたくないので。。。苦笑)

 

お陰様で、税理士さんからもお褒めの言葉をいただき、前期の決算業務はほぼ終了しました。

間接業務が終了したので、そろそろ直接業務に戻ろうと思います。

直接業務とは、もちろん医師のエージェント業務です。

 

 

エージェント業務には好不調の波がありますが、成約した時の喜びは何物にも代えがたいものがあります。

(それに対して間接業務は好不調の波はありませんが、喜びも少ないのであまり好きになれません・・・)

成約時に喜ぶことは当然なのですが、先日はそれ以外の場面で嬉しい出来事がありました。

 

 

それが何かというと、医師からの「知人紹介」です。

 

 

一般的に、サービス業の成功のバロメーターとして、リピート率が重視されています。

その背景にあるのは、良いサービスを提供すれば、お客様は繰り返し利用するからです。

また、新規顧客を開拓するよりもリピーターを増やす方が、経営的に安定することは自明の理です。

 

そのため、営業マンの評価対象リピート率としている企業もあります。

極端なことを言えば、「顧客満足度≒リピート率」と言い換えることができるでしょう。

 

しかし、人材紹介業において、この「リピート率」を顧客満足度に置き換えることはできません。

なぜなら、満足した医師は紹介先の法人に永く留まるはずだからです。

すぐにリピートされるということは、紹介先の法人がマッチしていなかった証拠となります。

 

そのため、この業界においては「リピート率」は低い方が望ましいのです。

3~5年後ぐらいならアリですが・・・)

そこがこのビジネスの難しい所なのですが、しかし、この「リピート率」に代わる指標があります。

それは、「知人紹介の数」です。

 

ある医師に対して満足度の高いサービスを提供できたならば、

その方の知人医師を紹介していただけることがあります。

これが「知人紹介」です。

 

 

先日の喜ばしい出来事とは、この「知人紹介」でした。

 

 

先日お会いした医師が開口一番仰ったことは、

「○○医師の紹介で御社に登録しました。」

「○○医師の紹介であれば間違いないと思います。」

 

この言葉を聞いたとき、正直メチャメチャ嬉しかったです。

○○医師とは、以前に私がエージェントとしてサポートさせていただいた方です。

確かに、その医師へのサポートは出来過ぎなほど上手くいきましたが、

知人紹介をしていただけるとは夢にも思いませんでした。

目の前の医師に対するサポートを着実に行うことが次につながるんだな~と思った瞬間でした。

 

 

今やっている仕事は慈善事業ではないので、当然売上を意識しますが、

このような瞬間があることで、モチベーションはかなり上がります。

 

だからといって、知人紹介を社員に強要することはNGだと思います。

以前在籍していた会社で、「知人紹介」の数を競わせていた運営を目の当たりにしましたが、

そうすることで強引な「知人紹介」が発生し、結果的には意味の無い物になってしまいます。

 

 

そうなんです。

この「知人紹介」とは、目の前の仕事を着実に誠実に実行したご褒美なんだと思います。

これからも、「自発的な知人紹介」が得られるよう、仕事キッチリをモットーに頑張りたいと思います。

 

 

今期もJMCをよろしくお願いいたします。

 

 

 

今日で今期も終了


弊社は4月末決算です。

そのため、本日が“期末日”にあたります。

例年、ゴールデンウィークの真っ只中です。

大型連休を挟むことで気持ちをリセットできるので、“決算時期”としては悪くないと思っています。

 

 

以前にも本ブログ内で決算時期についてコメントしたことがありますが、

日本企業は3月末決算が多いです。

その理由として挙げられるのが以下の3つのポイントです。

 

・国や地方自治体の予算編成が43月だから。

 公共工事を発注する際は、3月までに発注するかどうかがポイントです。

 今年度内の予算を余らせないようにするため、毎年3月末に大量に発注されます。

 道路工事などが3月末に固まるのはこの影響です。

 しかし、この3月末に売上を外すと、残り期間が少ないため、取り返しが効きません。

 

・教育機関の区切りが43月だから。

 東京大学などでは秋入学の話が出ていますが、日本の学校は基本的に4月始まりです。

 そのため、新卒の会社員も4月から新入社員として働きます。

 大企業や役所では、入社何年目という区切りで昇給していくため、

その区切りと会計年度の区切りを一致させておくことは、運営上のメリットとなります。

 

・総会屋対策

 今やあまり耳にすることがなくなりましたが、以前は企業の株主総会において、

 場を荒らすことで会社に不当な金銭を要求する「総会屋」なるものがありました。

 多くの企業が同じ日に株主総会を実施することで、「総会屋」を分散させることができたため、

 大企業は6月末日に株主総会を一斉開催する習慣がありました。

 

 

このように、様々なメリットが重なって、3月末決算の会社が増えていったのです。

 

 

ちなみに、弊社が4月末決算にした理由は、弊社の売上が最も計上される時期が4月だからです。

毎年、41日に入職される医師が多いため、年間売上の半分近くがこの時期に計上されます。

もし、3月末決算にしていたら1年の大勢が最初の1ヵ月で決まってしまうため、好ましくありません。

 

私の好きな脚質は、「逃げ馬」「先行馬」ではなく、「差し馬」「追い込み馬」です。

最後の最後でライバルを抜き去る「まくる」ことができる勝負が好ましいのです。

ちょっとハラハラドキドキしますが、最後まで勝負を諦めない所が好きですね()

 

 

ところで、大企業では決算日が終了すると、2か月ほどは決算作業で経理部はてんてこ舞になります。

弊社は零細企業なので、それ程ではありませんが、決算作業はそれなりに面倒です。

株主さんへの報告もあるので、5月中にはまとめてしまいたいところです。

(そういう意味では、繁忙期に決算期を設定すると業務が大変なので、少しずらした方が賢明です。)

 

株主さんへの報告特に重要なポイントは「前期決算報告」と共に「来期以降の計画」です。

特に、来期以降の計画の骨子をどうするか、じっくり考える時間が必要です。

弊社は小さい企業なので、舵取りを間違えると大変です。

市場の動きを見据えながら、来期以降の方針を考えようと思います。

 

 

というわけで、今期は非常に充実した1年でしたが、明日からはリセットします。

(今期お世話になった皆様、本当に有難うございました!)

来期はどんな1年になるのか、今から楽しみです。

来期の今頃も笑っていられるよう、5月から「心機一転」頑張ります。