飛び込み営業

 

 

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毎年4月になると、「飛び込み営業」が増えます。

コピー機、オフィスコーヒー、人材派遣、証券会社、お菓子箱、ミネラルウォーター等々

新人教育として新入社員にやらせているケースが多いと思うのですが、断るのが大変で困ります。

そもそも、「飛び込み営業」で成約に至るケースはあるのでしょうか?

結論から言うと、あります。

なぜなら、本日弊社でも成り行きで「コーヒーサーバー」を契約してしまったからです。

最初は全く興味が無かったのですが、試飲させていただき、

サーバーを事務所に置き去りにされると、

なんだか契約しないといけない気分になってきました。

もちろん、価格的に折り合いがつかなければ契約しないのですが、

ある程度値引きしてくれましたし、何よりもメンバーが喜びそうなので、

「福利厚生」として導入してしまいました。(うちのメンバーはコーヒー好きが多い)

そもそも今回は、メンバーの1人が試飲に興味を持ち、

何気なく事務所の中に営業マンを招き入れてしまったことが成約の発端なのですが、

営業マンの立場から見ると、元々ニーズがあったところに訪問したことが勝因だといえます。

要するに、「タイミングキャッチ」です。

全くニーズのないところに飛び込んでも、成約に至ることはまずありません。

また、ニーズの有無を事前に調査することは難しいため、結局は足で稼ぐしか無いのです。

これは、わたしたちの人材紹介業にもいえることで、

医療機関や企業から求人を開拓する際には、徹底的に電話をかけるしか無いのです。

そして、これが一番精神的にキツイ業務かもしれません。。。

元々担当窓口が分かっていれば、それほど精神的負荷はないのですが、

初めての連絡先や、担当者が苦手な人だったりすると、数件断られただけで気分が萎えてきます

しかし、欲しい求人を獲得するためには、大量に電話をかける必要があります。

成績をあげるコンサルタントは、断られても断られても次々にかけ直します。

慣れなのか、精神的に強いのか、とにかく電話の回数が多いのです。

他の会社にいたときも、テレアポが得意な人は大体決まっていました。

話し方も重要かもしれませんが、結局は回数なんだと思います。

アポイントを沢山取る人は、何度も同じところにかけ、担当者につながるまで中長期的に追いかけていました。

この「中長期的に」というところもポイントのようです。

明らかに居留守を使っていることもあるのですが、本当に手が空いていないこともあるからです。

また、手が空いて気持ちに余裕があるときは、比較的電話に出てくれるものです。

わたし自身、営業電話を受けることも多いですが、

普段だったら居留守を使う内容でも、たまたま手が空いているときに電話を取ってしまうと、

ちょっとぐらいであれば聞いてみようかな~とアポを承諾してしまうこともあります。

まさに、「タイミングキャッチ」なのです。

これがあるから、地道な営業活動が必要なのです。

しかし、自分が営業をやっていると、営業を受けた時に営業マンの立場が分かってしまうので困ります。

熱心な営業マンに対してはついつい応援したくなるので、最近は極力表には出ないようにしています。

会って直接話すと、どうしても断りにくいので・・・(特に女性に弱い)

そういえば、今日の営業マンも女性でした(笑)

この場合、「セールスレディ」というのが正しいですね。

やはり営業は女性の方が向いているのでしょうか?? 

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凄いぞ! 日本の「生産技術」

 

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本日は珍しく直行直帰をしてしまいました。

(今は帰りの新幹線の中です)

以前の仕事では日常茶飯事でしたが、最近はあまりなかったで、

なんか自分の中では罪悪感?みたいなものがあります・・・

仕事は結果が全てだと言いつつも、結果が出ていないときはプロセスも気になる訳で、

今の状況では真面目にコツコツやることが必要なんじゃないかと自問自答しています。。。

実績が出ているときは、仕事休んで遊んでいても、後ろめたさなど全くありませんが(笑)

さて、今日は産業医の面接同行だったのですが、

さすが一流企業なだけあり、懇切丁寧にご説明していただけました。

業務内容も去ることながら、会社の歴史や製造工程に至るまでご案内していただき、

企業を理解するうえでは非常に参考になりました。

お陰様で、先生もかなり前向きにご検討していただけているようでした。

今までも色々な工場を見てきましたが、今回は世界的に有名な企業ということで、

オートメーション化された製造工程は目を見張るものがありました。

重量物を持ち上げることもなく、粉塵も無く、有機溶剤もない環境であり、

とにかく危険な作業が少ないため、作業環境としては非常に良かったと思います。

わたしも工場勤務の経験がありますが、今回見たものよりも数倍危険な工場でした。

最近は「工場萌え」なる言葉が流行っているようですが、わたしもその気持ちはよく分かります。

無駄のない流れで、テンポよく物が完成していく様子を見ていると、「ウットリ」するのです。

ただ、あまりにも長く見ていると、単調過ぎて眠くなるので、お気を付けください。

日本の産業が製造業からサービス業や金融業に移りつつありますが、

わたしが思うに、日本が世界で通用するのはモノを作る技術=「生産技術」しかないと思います。

現に、現在世界で戦っている企業はほとんどが製造業なのです。

これから先も、更なる発展を期待しています。

それにしても、大手メーカーは「製造工程の短縮」はお手の物なのですが、

産業医の「採用工程の短縮」は苦手のようですね。

毎度のことですが、産業医は採用までの工数(期間)が非常に長いので難儀します(苦笑)

                                                                                  

何事も、もう少しスムーズに行くと効率が上がって嬉しいのですが、

企業が「産業医」を雇用するということは一大事ですから、時間がかかるのは致し方ないですね。

こちらも誠心誠意頑張らせていただきます。

 

“産業医”特集!!

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は真面目に「産業医の特集」を組んでみました。

 

なぜ「産業医特集」かというと、私自身が大手メーカーで人事の経験があり、
産業医求人に対しては日頃から積極的に取り組んでいるからです。
また、今の日本を元気にするには「企業」が元気を取り戻す必要があるからです。

 

産業医を探す際は、「JMC」までご連絡ください。

産業医は診療対象者が企業内労働者という点で、一般の医師とは異なります。
すぐさま生死に関わる重篤な患者は少ないですが、予防という観点においては、

非常に重要な役割を果たしています。

 

特に過重労働者やメンタル疾患を伴う労働者には、適切な処置が必要です。
また、海外駐在者がうつ病にかかるケースも多いため、
グローバル企業における産業医の重要性は高まっています。
日本企業を強くするためにも、産業医の活躍は期待されています。

 

さて、今回は常勤の産業医特集となります。
主に大手企業ということで、エリアは関東・中部・関西に偏っています。
また、工場や開発拠点が多いことから、アクセスはそれほど良くないケースが多いです。

 

勤務時間は朝が早いケースが多いですが、その分、夜は早く上がれます。
休日も企業労働者と同じケースが多いため、まとまった休暇が得られやすいといえます。
さらに、専属産業医を雇用する企業はほとんどが大手なので、雇用が安定しています。

 

臨床から離れてしまうことを危惧される医師もいらっしゃいますが、
研究日を活用してアルバイトをされている医師は多くいらっしゃいますので、
それほど心配する必要はないでしょう。

 

どんな医師が向いているかというと、コミュニケーションスキルの高い方です。
これは在宅医療に通じるかもしれませんが、相手のホームで治療行為を行うことになるため、
患者さんと同じ目線で接する必要があります。

 

よって、採用担当者は面談時に、その企業に馴染めるかどうかを重視する傾向にあります。
また、企業は採用に関わる人が多いため、面談回数が多くなることが一般的です。
少なくとも2回、役員面接があるときは3回以上面接をすることが普通です。
(期間もエントリーから23ヵ月程度はみておいた方が良いでしょう)

 

長々と書いてしまいましたが、肝心の求人は以下の内容となります。
求人の内容については応相談となっているケースが多いため、
少しでもご興味がございましたら、遠慮なくご相談ください。

 

★専属産業医特集★ (リンク先はm3になります)

 

【関東】
 大手メーカー(東京都・港区)福利厚生充実。専属産業医多数。
 大手サービス(東京都・豊島区)綺麗なオフィス。統括産業医。
 医療法人(東京都・千代田区)アクセス抜群。複数の契約企業を担当。
 大手メーカー(神奈川県・藤沢市)統括産業医。最寄駅まで品川から40分。
 大手メーカー(神奈川県・横須賀市)増員による拡充。横浜から通勤可。
 大手サービス(千葉県・浦安市)浦安近辺で勤務されたい方。
 大手メーカー(埼玉県・三郷市)3日勤務可。アクセス抜群。
 大手メーカー(静岡県・静岡市)3日勤務可。新幹線通勤可。
 大手メーカー(静岡県・沼津市)沼津で勤務されたい方。
 大手メーカー(静岡県・浜松市)福利厚生充実。高給可。週3日勤務可
【中部】
 大手メーカー(愛知県・名古屋市)⇒お問い合わせください。
 大手メーカー(愛知県・刈谷市)メンタル系対応可能な方。
 大手メーカー(愛知県・岡崎市)名古屋から通勤可。週3日勤務可
 大手メーカー(愛知県・豊川市)名古屋から通勤可。高給可。
 大手メーカー(三重県・四日市市)3日勤務可。名古屋から通勤可。
【関西】
 大手メーカー(兵庫県・神戸市)超大手企業。神戸で勤務されたい方。
 大手メーカー(兵庫県・神戸市)神戸で勤務されたい方。メンタル対応可能な方。

 

 

以上となります。

 

産業医の求人を探されている医師の中には、
いろいろな事情を抱えた方も多くいらっしゃいます。
勤務時間や給与に関する相談はもちろん、転居に関する相談も承ります。

 

また、上記求人以外にも企業から公開を禁止されている非公開求人もございます。
どうぞ遠慮なくお問い合わせください。

 

 

 

業界用語

同じ職業の仲間内で用いられ、一般では通じない単語や言葉を「業界用語」と言います。

医療業界においては、この業界用語が非常に多いと感じています。

そもそも医学はドイツが先進国であったために、ドイツ語起源のものが多いですね。

わたし自身、当初は「ヘモ」の意味も全く分からず、「ヘモグロビン?」と思ってましたし、

「カイザー」「開山?」だと思っていました。

わたしの知り合いはもっとひどく、「MR」のことを「エマール」(洗剤)だと思ってました(笑)

また、医療業界では「MR」のことを「プロパー」という人もいますが、

一般業界においては「生え抜き社員」のことを意味しているので、正直ややこしいです。

これらの単語は先生とお話ししたり、同僚に聞いたり、医療小説を読むことで、

なんとなく覚えてきましたが、今でも分からないことだらけです。

先日も先生から「僕はCVのスキルを身に付けたい」とお聞きしたのですが、

その場では意味が分からず、なんとなく相槌を打っていましたが、

単語の意味が分からないと会話が通じないので、今後はその場で聞こうと思います。

わたしは以前、製造業に勤務していた経験があるのですが、

特に工場においては独特な用語が飛び交っていました。

まず、入社してすぐに覚えさせられたのは、5Sという言葉。

いまでは結構一般的になっていると思いますが、完全に答えられる人は少ないでしょう。

「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾(しつけ)」5つの頭文字で「5S」です。

また、KYといえば一般的には「空気読めない」ですが、工場では「危険予知」です。

「危険予知活動」KYKといって、張り紙に書かれていました。

(けっして「トンカツ屋」の名前ではありません)

他には、短時間機械が停止することを「チョコ停」といいました。

(ちょこっと停止を略しただけです)

これの対義語が「ドカ停」(どかっと停止)です。

オヤジギャグのような単語ですが、これが製造業界では共通用語なのです。

工場であれば、大体どこに行っても通じるから面白いものです。

しかしなんといっても、最も代表的な言葉は「ヒヤリ・ハット」です。

「ヒヤリ・ハット」とは、一瞬ヒヤッとしてハッとするような小さな事故のことです。

しかし、これを馬鹿にしてはいけません。

結果として事故に至らなかった小さな事故でも、それが重なるといつか大きな事故が起こるため、

「ヒヤリ・ハット」の事例を集めることで、重大な事故を予防できます。

そのため、作業現場などで各個人が経験した「ヒヤリ・ハット」の情報を共有することが、

工場におけるルーチンワークとなっています。

実は、このルーチンワークの根拠になっている法則は「ハインリッヒの法則」です。

この法則は「重大事故の陰に29倍の軽度事故と、300倍のニアミスが存在する」というもので、

統計学的にも実証されており、医療事故の防止にも役立てられています。

「ゴキブリ1匹いたら100匹いる」みたいなニュアンスに近いと思います。

何事も諸悪の根源を絶たないとダメだということです。

日頃から、些細なことにも気を付けるようにしましょう!

 

 

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高級ブランドの行く末

 

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ついに「ブルガリ」まで「LVMH」の傘下に入りました。

[ミラノ 7日 ロイタ-通信]

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 仏高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)(LVMH.PA: 株価, 企業情報, レポート)は7日、

 イタリアの高級ブランドのブルガリ(BULG.MI: 株価, 企業情報, レポート)を買収すると発表した。

 買収は株式交換方式で実施する。両社の発表によると、LVMHは1650万株を発行し、

 ブルガリ一族が保有するブルガリ株1億5250万株と交換する。

 LVMHは残りの株についても、1株当たり12.25ユーロ(17.14ドル)で公開買い付けを実施する。

 ブルガリ株の4日終値は7.59ユーロで、買い付け価格はそれを大幅に上回る水準となる。

 ロイターの計算によると、ブルガリの買収価格は約37億ユーロとなる。

 また、買収に伴う株式交換により、ブルガリ一族はLVMHの第2位株主となる。

 ブルガリのトラパニ最高経営責任者(CEO)がLVMHの執行委員会メンバーに加わり、

 今年下半期にはLVMHの時計および宝石事業を率いることになる予定。

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被買収企業の「ブルガリ」は、ギリシャ系の「ソティリオ・ブルガリ」

1884年にイタリアのローマに創業した高級ファッションブランドです。

1977年から腕時計の製造も始め、現在では財布や香水なども取り扱っており、ホテル経営も手掛けていました。

日本では東京都千代田区紀尾井町に本店があり、日本全国では40店舗ほどとなっています。

現在では創業者「ソティリオ」の孫に当たるパオロ・ブルガリとニコラ・ブルガリが引き継いでいます。

 

また、「BVLGARI」という表記は、単純にローマ字読みすると「ブブルガリ」となりますが、

「B」の後に「V」が来る理由は、古代アルファベットに「J」「U」「W」の3文字が無かったため、

「V」の代わりに「U」を使っていた名残であり、あえて当時の表記を継続しているとのことです。

対する「LVMH」1987年に、「ルイ・ヴィトン」「モエ・ヘネシー」の両社が合併して誕生しました。

現在はフランスやイタリア、スペインなどのヨーロッパを中心に60近くの高級ブランドを持つほか、

かの有名な免税店「DFSグループ」なども傘下に持ちます。

世の中の高級ブランド市場の6割以上が、

わずか30程度の主要ブランドによって占められるといわれていますが、

その中でも「LVMH」は最大の高級ブランドといえるでしょう。

少し古いデータになりますが、矢野経済研究所によると08年の海外高級ブランドの国内市場規模は1兆円強で、

最盛期の1996年の19千億円をピークに、この12年間で規模はおよそ半分近くになったとのことです。

おそらく、08年よりも景気の悪い現在は、ピーク時の50%を切っているものと推測されます。

この最大の理由は、中間所得層の減少でしょう。

1996年といえば、バブルの余韻が残る時期であり、1億総中流時代といわれていました。

わたしの地元・名古屋「栄」においても、右を向いても左を向いても「ヴィトン」だらけでした。

本来、高級ブランドは貴婦人がパーティに出かける際に身に付ける物だと思うのですが、

バブル時の日本においては、スウェット姿に高級バックという姿も珍しくはありませんでした。

そんな日本ですが、世界の高級ブランド市場において、全体の40%のシェアを握るといわれています。

日本の「中間所得層の減少」「高級ブランド購入層の減少」が、

世界の高級ブランドのM&Aを加速させたといっても過言ではないでしょう。

(日本で減少した分は中国が買い漁っている気がしますが、インパクトが少ないのでしょうか?・・・)

今の若者たちは高級ブランドには見向きもしません。(代わりにユニクロを着ています)

また、車にも興味を持ちません。(そもそもあまり外出しません)

さらに、バブル時にあんなに人気のあったスポーツ「スキー、テニス、ゴルフ」にも興味がありません。

(代わりに室内でネットやゲームをしています)

高級ブランド企業にとっては本当に受難な時代だと思います・・・

もうちょっと、「欲望」があっても良いんじゃないでしょうか?

「欲」があるから勉強や仕事を頑張れる訳で、それが全くないというのは非常に淋しい気がします。

もう少し、みんなで「見栄」を張りませんか?

とはいえ、わたしも服は「ユニクロ派」です。苦笑