人の和のために

前回、世界の大富豪の耳ばかり見てきましたが、
日本人の億万長者にも敬意を表して、一応耳の形を押さえておきましょうか(笑)
今年3月にフォーブス誌で発表された長者番付に載った日本人トップ5は以下のとおり(カッコ内は世界での順位です)。
↓1位(113)、ソフトバンクの孫正義氏
↓2位(122)、ファーストリテイリングの柳井正氏
↓3位(143)、森トラストの森章氏
↓4位(169)、パチンコのSANKYO創業者、毒島邦雄氏(読みは”ぶすじま”さんです)
↓5位(182)、楽天の三木谷浩史氏
目立って耳がすごく特徴的というほどではありませんが、
すくなくとも、耳が小さい、耳の肉が薄い、耳たぶがない、耳の穴が小さいといった、
人相学で金運と縁遠いと言われるような耳は見当たりませんね。たしかにみなさん、キレイな耳をされています…。
ところでぜんぜん関係ないのですが、この連休に僕は新潟県の越後湯沢に行ってきました。
趣味で5年ほど前からランニングをやっていまして、皇居を走る小さなランニングクラブに所属しているのですけど、
そのクラブでは毎年この時期に行われている”越後湯沢秋桜ハーフマラソン”に皆で参加するのが恒例になっています。
越後湯沢はいつ行っても空気も緑もキレイですし、この時期はとくに風が涼しくて爽やかです。
お米もお酒も美味しい上に、大の温泉好きの僕としてはこれ以上言うことのない、まさに楽園なのであります。
そして何よりありがたいのは、そのランニングクラブの一員である医師のS先生がこの地にリゾートマンションを所有されていて、
メンバーもその恩恵に与ってタダ同然で利用させていただけるという、
僕らは何ともスペシャルでゴージャスな境遇に恵まれているということなんです。
S先生、また今回もお世話になりました!
越後湯沢の町は、バブル期でスキーブームに沸いた当時、
超高級リゾートマンションが雨後の筍のようにボンボンと建てられたことは不動産業界ではよく知られています。
新幹線のガーラ湯沢駅が開業したのが1990年。
それまで上野を起点としていた上越新幹線が東京駅まで乗り入れを始めたのが翌91年。
都心から1時間ちょっとでたどり着ける越後湯沢は、まさにリゾート開発の最先端でした。
総戸数700戸以上とか30階建て以上の高層タワー型だとか、温泉はもちろんプールやスポーツジムにテニスコート併設、
高級レストランやカラオケ施設が充実していたり、ゲレンデ直結型やバーベキューコーナー完備などバリエーションもさまざまで、
その数はなんと、全部で100棟にも上るのだそうです。
ところが最盛期には約1800万人だったスキー人口が、近年は半分以下の700万人ほどにまで激減しています。
僕も学生の頃はどっぷりとスキー漬けで、1シーズンに50日位を雪山で過ごしたものでしたが、
今は年に1回行くか行かないか…。
街は今、当時の異様な盛り上がりがすっかり影をひそめています。
個人的には混雑は苦手なので空いていることは大歓迎なのですけど、地元の方にとっては観光収入の落ち込みは深刻でしょうし、
ある不動産鑑定サイトによると、この地域に当時建てられたマンションの価格は現在、新築当初の価格の12%程度なのだそうです。
そんなバブリーなリゾートマンションの3戸にまたがって、
僕ら総勢十数名は仲間と一緒にレースの前日から現地入りしてみんなでワイワイやって、
当日はレースを終えた後に温泉に浸かって疲れを癒すという、
この上なく豪華でしかもリーズナブルな休日を過ごさせていただいたのでした。
そうして参加者一同はみんなで心をこめて部屋中を掃除して、
今回もS先生への感謝の念を両手いっぱいに持ち帰ってきたのです。
自分がいい思いをさせてもらったから言うみたいですけど(実際にそうなのですが)、
こうやって仲間だとか家族だとかが良い時間を一緒に過ごせるということは何物にも代えがたくて、
それがまたS先生の周りに人の和を育むという好循環を生んでいる…。
そもそもS先生の勤務先の医療法人が福利厚生の一環として所有している施設なのだそうですが、
S先生がそこを購入されたいきさつだとか購入価格なんかはそれ以上詳しくお聞きしてはいないので
投資対象としての評価などはまったく推測の域です。
もしバブル期の高値に購入されたのだとしたらお気の毒と言うしかないですけど、
でも察するに、おそらくそんな風ではない感じです。
それよりもS先生がこのように仲間が集まることや人の和を大切にされているのに触れてみると、
損得勘定は抜きにして、生きた投資というのはこういうことを言うのではないだろうかとつくづく思った、楽しい週末なのでした。
S先生、本当にありがとうございました!
あ、S先生の耳はどんなだったか、特に気がつかなかったです。うっかりしてました。
次にお会いする時にさりげなく見させていただきますね(笑)
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福耳

先週、経済産業大臣に任命された枝野幸男氏。
“東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切な言動”を理由に辞任した鉢呂吉雄氏の後任として
急きょ、野田首相から”即戦力”ということで白羽の矢が立ちました。
官房長官としての経験や実務能力に期待する声もある一方、
前職で震災復興に手間取った責任を負っているはずの枝野氏の起用を、疑問視する声も聞こえてきます。
でも僕は個人的に、枝野氏に期待しています。
どうでもいいようなことかもしれませんが、一説には”だんだんおっきくなってる”とも言われる、
あの枝野氏の耳たぶに、何か理屈では説明できないものを感じてしまいます。
福耳という言葉もあるように、昔から耳は金運と関係があると言われてきました。
いくつかの人相占いのサイトによると
“耳は、金運を呼び寄せる”
“鼻が集金能力であるのに対し、耳は蓄財能力”
“耳たぶにたっぷり肉が付き、固く締まっているようなら、大成功するでしょう”
といったことが書かれています。しかも、福耳の人は、
“荒っぽくもうける度胸もあり、財産をふやしていく手腕もあります”
“心や感情が豊かで、涙もろい面がある。情に弱い 。物をため込む。物質面、精神面でも吸引力が強い”
“子孫繁栄、長寿の相です、人情家で温厚なので人間関係も円満で常に友人に囲まれているでしょう”
なのだそうです。
枝野氏には日本の経済産業界を司る人物として、大いに金運を呼び寄せてもらいたいものです。
実際に福耳の著名人にはどんな人がいるのでしょう?
これが意外と(というか当然というか)、福耳というワードでは出てこないんですね。
ざっと調べたところだと、アスレチックスの”ゴジラ”松井秀喜選手、フィギュアスケートの浅田真央選手、
そして野球解説の江川卓氏と、なぜかスポーツ選手が目に留まりました。
江川氏といえば福耳というよりもどちらかというと耳の上側のほうが大きく特徴的で、
現役時代はピッチャーライナーを耳で止めたという噂もありましたけど…(笑)
映画評論家の故・水野晴郎氏の耳も立派な福耳でした。
僕と世代の近い方なら、「いやー、映画って本っ当にいいものですね」のフレーズをご記憶かと思います。
でも資産家やビジネスで財を成した人で福耳というのは、案外(というか当然というか)
福耳で検索してもなかなか出てきません。
逆に、”yahoo知恵袋”や”はてなダイアリー”なんかを見る限りでは、
福耳というのは俗説なので金運とは関係ないという説のほうが優勢な感じすらしてきます。
7月頃にフジテレビ系列の”めざましテレビ”で福耳とお金持ちの関係についての特集があったそうで、
ご覧になった方はいらっしゃいますか?
僕は見ていないのですが、ネットの反響によるとこの番組では世界の大富豪トップ5の耳を見比べて、
どうやら福耳とお金持ちとは関係ないらしいとの結論に終わっていたようです。
でもいったいどんな番組構成だったのでしょう?そんなことってあるでしょうか…?
そのトップ5とは、
↓ウォーレン・バフェット氏(世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEO)
↓カルロス・スリム・ヘル氏(メキシコの通信会社テルメックスのオーナー、世界長者番付1位)
↓ビル・ゲイツ氏(ご存じ、マイクロソフト創始者)
↓ベルナール・アルノー氏(LVMHやクリスチャン・ディオールのCEO、”ファッションの法王”)
↓ラリー・エリソン氏(オラクル・コーポレーションの共同設立者でCEO)
大黒さまのような、いわゆる”福耳”の形とはちょっと違うかもしれませんが、
みなさん実に立派な耳をお持ちだと僕には思えてしまうのですが。
なんだか人の顔を見るときには、まっ先に耳たぶに目が行くようになってしまいました…。
それにしても、僕はあらためて枝野氏の耳にますます期待してしまうのです。
逆の角度から撮った写真でも反対側の頬の横から飛び出て見える、あの元気な耳たぶはハンパじゃありません。
ちなみに枝野氏は、3月の震災のときの不眠不休の対応ぶりが海外メディアからはけっこう人気を博していて、
CNNでは”日本のジャック・バウアー”と紹介されていたほどでした。
そういえばジャック・バウアーを演じるキーファー・サザーランド氏も、なかなかいい耳たぶをしてます…。

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“断固たる決意”は難しい

先週、スイス国立銀行(ゴルゴ13の口座がある”スイス銀行”ではなくて、スイスの中央銀行)が、
あまりのスイスフラン高に対抗するために、ついに対ユーロ相場への上限設定を設ける声明を発表しました。
9月6日のことです。
これを受けて、スイスフランの対ユーロ相場は一時、前日比8.7%の急落。
ユーロを導入して以来最大の下落幅となりました。
これはユーロ/スイスフランの日足チャートですが、いちばん右側のところでぐんと跳ね上がっています。
ユーロから見ると、スイスフランに対して過去最大の上げ幅で上昇したということですね。
声明の内容は、思い切ったものでした。
「大幅で持続的なフラン安を目指す」
「即時実行で、ユーロについて1ユーロ=1.20フランを下回る為替レートを容認しない」
「この下限レートを断固たる決意をもって防衛する。無制限に外貨を購入する準備がある」
かつてなかったほどの強い姿勢を表すものとして、
世界のマーケットに与えるインパクトとしては十分、まさに”断固たる決意”が表れた声明です。
一方、その3日後の9月9日夜に日本の安住財務相も、G7の席上で円高懸念を表明する発言をします。
「為替市場の投機的な動きには断固たる措置を取る」
でもこれは為替相場にはこれといった影響はなかったようです。
同じ”断固たる”でも、安住さんの発言とスイス国立銀行の声明とでは、本気度のレベルが違うんですね。
スイスのほうは”1ユーロ=1.20フラン”と具体的な数字が入っていて、
しかも”無制限に外貨を購入する”と言い切っています。
これは本気だなということが、ビシビシと伝わってきます。
今後も継続的にスイスフラン安が実現するかどうかは、専門家の間でも見解が分かれているようですが、
少なくとも今の段階では、短期的なインパクトとしては十分大きなものだったといえるでしょう。
日本とスイスの我慢比べについては先月、スイスフランが最高値のときに触れました。
お互いに消去法で買われている国どうしですが、先にスイスのほうが断固たる決意を
世界に強くアピールしたということですね。
為替相場の表現というのは相対的なもので、
円高とか円安といってもそれは比較の基準をどこに置くかによって言い方が変わってきます。
たとえばいまは歴史的円高と言われていますが、もしこの後で60円台とか50円台とかになったりしたら、
本当の円高はこれからということになりますね。
後から振り返ると、2011年はまだ円安なほうだったということになるかもしれません。
じっさい、今は「とくに円高とはいえない」と興味深いことを言っている人がいて、
その人は『超整理法』で名を馳せた野口由紀雄氏(現職は早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問)。
野口氏によると、日米では物価上昇率に年3~4%の差があるので、
これを考慮に入れた実質レートを考えるならば、表面上の数字で年3~4%の円高になるのが当然、とのことです。
それで今は、円高というよりも「異常な円安の是正過程」なのだそうです。
つまり実質レートで比較するとちょっと前まで異常な円安が続いていたのが、
最近になってようやく実体に近づいてきたのが現状ということなんですね。
その考えによると、いくら介入したところでこの円高は続くのだそうです。
「日経ヴェリタス」8月28日付に載っていたこの記事を僕は目からウロコが落ちる思いで読んだのですが、
じゃあどこまで円高が進むのかと聞いてみたくなります。
でも「均衡水準がどこかをピンポイントで言うのは難しい」のだそうです…。
僕は思ったのですが、結局、どこに基準を置くかはその国の考え方しだい、ということなのでしょう。
そこから先は政治の話になります。
その意味でスイスは今回、自分たちの基準はここにあるのだということを世界に向けて明確に示したということです。
日本はまだそこまで踏み込んだ表明ができずにいるということではないでしょうか?
実際、スイスフランと日本円では世界経済に与える影響力が違いますし、
もし日本が同じような措置をとったとしたら、国内経済にもたらす弊害のほうが大きいという見方もあります。
タガを外されたような極端な円安に襲われて日本国債が暴落、するとパニックになる…とか。
このあたりは難しいところなのでしょうけど、僕は日本もこの”断固たる”決意を表明すべき時がいずれ来るような気がしますが、
そのときが来たとしても、いまの感じだとやっぱりグズグズしているうちに過ぎてしまうのかもしれませんね。
個人的には、僕の中での円高の限界水準は1ドル80円のラインでした。
僕は断固たる姿勢で臨んだのですが、一個人が断固たる態度を取ったところで、どうなるものでもないです。
そこを履き違えると、ただ損をするだけですので…。
※当ブログの目的は、投資に関する話題の提供であり、投資勧誘ではありません。
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背伸びは禁物

タックス・ヘイヴンは英語ではtax haven。
“haven”は避難所、安息所といった意味で、直訳だと「租税回避地」となります。
一方では、よく「税金天国」という言い方もされていて、これは英語の得意な人からは
“haven”と”heaven”を取り違えた誤訳というふうに思われているようです。
でも実際のところは、利用する側(税金を逃れようとする人)からすると、
日本のような高税率と比べたらまさに天国、
これは「回避地」よりもむしろ「天国」のほうがぴったりくるということで
ヒネリを利かせた意訳として使われ始めたのが「税金天国」という言葉です。
wikipediaによるとフランス語では「paradis fiscal」という語があてられているそうです。
これだとそのまま税金天国。
払う税金が少なくて済むならそれは天国、という感覚は、フランス人も日本人と同じなんですね。
タックス・ヘイヴンはマネーロンダリングの温床とも言われます。
不法に得た巨額の資金をタックス・ヘイヴンに開設した口座に預けておけば、
税金からも逃れられるし、その資金の出所もわからなくできる…。
これがマネーロンダリング(資金洗浄)です。
ゴルゴ13のお決まりの台詞に「スイス銀行に振り込んでくれ」というのがありました。
別にデューク・トウゴウは節税をしたかったわけではなくて、スイス銀行の守秘性の高さを利用していたわけですが、
税金面でも日本の銀行などよりは間違いなく有利だったことでしょう。
ちなみに「スイス銀行」は架空の名称で、そういう名前の銀行が実際にあるわけではないです…。
それでタックス・ヘイヴンですが、世界にはタックス・ヘイヴンと呼ばれる地域が数十もあるんですね。
これらの国や地域に日本人が個人で海外に口座を作って税金を安く済ませることは、可能といえば可能ですが、
ただそのためには、その国の制度や金融のルールについて十分な情報を得ておく必要がありますし、
常に最新情報を入手できるようにしておかなければ意味がないでしょう。
それには日本からの海外投資に道を開いた、”ゴミ投資家シリーズ”や橘玲氏の書籍や
海外投資を楽しむ会(AIC)のサイトは参考になります。
ただ一歩間違えると脱税行為とみなされてしまったりするリスクもありますから
自分で法律についても勉強しておいたほうがいいでしょうし、
ひとことで言うと、手間暇のかかることが多くなるわけです。
そう考えると、金融の専門的な知識があったり、
毎日のように海外をあちこち飛び回って各地の金融情報に触れられるような人は別として、
日本で一般の人がふつうに生活しながらタックス・ヘイヴンを利用するのはちょっと敷居が高い気もします。
やっぱり背伸びは禁物です。
前回触れたようなセントクリストファー・ネイビスだとかアンティグア・バーブーダといった
カリブ海諸国に法人を設立するなどの方法はゴルゴ13レベル、かなり上級編ということですね…。

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タックス・ヘイヴン

世界中が固唾をのんで見守った、昨夜の陸上世界選手権男子100mの決勝でしたが、
ウサイン・ボルト選手のフライング失格には、
それこそ全世界で拍子抜けしてしまった感じではないでしょうか?
一騎討ちの勝負が期待されていたアサファ・パウエル選手がケガで欠場になったことで、
ボルト選手のダントツぶっちぎりで金メダルを確信していた人が大多数だったでしょう。
レース直前のナマの映像ではボルト選手が靴を履いているところが流れていましたが、
靴紐を結ぶ動作があまりにも短時間であっけなくて、しかもアップで映った足元を見ると
タテ結びみたいになっていてしかも結び目のバランスが悪くて紐の先っぽがぴょこんと跳ねてるように見えたのですけど、
気になりませんでしたか?
2008年の北京オリンピックで当時の世界新記録である9秒69で優勝したときも、
実はレースの途中で靴紐がほどけていたことは、知る人ぞ知るところです。
こんなぞんざいな感じでいいのかな、と僕は思ったのですけど…。
でも優勝はまずボルト選手に間違いなく、あとはどれだけの記録が出るかというところに
ほとんどの人の期待と関心が集まっていたように思います。
…いや、まったく思いもよらない結末でした。
  大暴落というのは、えてして誰もがさらなる上昇を疑わずに
  ブームが最高潮になったとき起きるものである―――

ウォール街で古くから言われている格言、かどうかは知りませんが、
ある人が言っていました。まあ暴落というものはそういうものでしょう。
“すべての人が高くなると認めた相場は絶対に上がらない”
“総楽観は売り”とも言われます。
あ、ここは相場格言について語る場面ではなかったですね(笑)
話を戻しますと、結局ボルト選手のチームメイトであるヨハン・ブレーク選手が9秒92で優勝し、
以下の結果はごらんのとおり。
(wikipediaより)                    
言わずと知れたスプリント王国のジャマイカとアメリカ。
それに躍進著しい今大会の注目国、フランス。
見慣れない国が二つありますね。
3位、キム・コリンズのセントクリストファー・ネイビス、
そして5位、ダニエル・ベイリーのアンティグア・バーブーダ。
この両国はいずれもカリブ海に浮かぶ(もちろん本当に浮かんでいるわけではないですが)お隣どうしの小国です。
セントクリストファー・ネイビスはセントクリストファー島とネイビス島、
アンティグア・バーブーダはアンティグア島とバーブーダ島。
国名がそのまんまなところも一緒です。
両国の面積と人口を見てみると、
(順位は国連加盟国193国での順位)                  
どれも世界で下から数えて一ケタ程度のレベルです。
ご参考まで日本の島の面積と見比べると、いかに小さい国かがよく分かります。
こんな狭い範囲の地域から世界の頂点を競う人が2人も出てくるなんて、すごいことですね。
そしてこの両国には、もうひとつ共通点があります。
そう、どちらもタックス・ヘイヴン(租税回避地)として知られているんですね。
…やっとタックス・ヘイヴンまでたどり着きました。
タックス・ヘイヴン(tax haven)というのは、億単位の資産家にとって有効な税金対策、
つまり国内での課税を逃れるために税率の低い国または無税の国などに籍を移す際の、
その移籍先の国や地域のことを言います。
もしかして利用されている先生はいらっしゃいますか?
詳細は、次回に…。
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