トランプ相場

アメリカの新大統領にトランプ氏が当選してから、ニューヨークの株式市場も東京の株式市場も非常に活況になっています。 ニューヨークダウは一時2万ドルを突破する勢いで、現在でも高水準を保っています。 日経平均も伸びており、19,000円台の後半をつける勢いです。

トランプ氏が大統領に当選したら政治は不安定になり経済も良くなくなる、と言われていました。 しかし実際は予想とは真逆の動きになり、円高になると言われていた為替も当選直後は円安に動きました。 ジョージソロスなどの著名な投資家も読み違えから多額の損を出したと言われていて、 海千山千の猛者でも読み違えるような市場の動きだったと言えます。 新大統領誕生前後のこの相場を「トランプ相場」などと言ったりしますが、 トランプ新大統領の過激な発言や政策により敏感に反応するマーケットを見ていると まさにその名称が相応しい現状だと思います。

アメリカでは、トランプ大統領のツイートを分析して それを元に素早く株を売買して利益を得る手法があるようです。 大統領のツイートには複数の人格があるようで、投稿するデバイスが何かによって 大まかにその内容が判別できるようです。 アメリカではその作業をA.I.に任せて利益を上げている企業があり、かなりの利益を出しているようです。 正にトランプ相場の申し子のような企業ですね。

大統領に就任して約2週間、まだまだ過激な言動は鳴りをひそめません。 マーケットの動向を大きく左右するような発言がいつ飛び出すか、 しばらくトランプ大統領からは目が離せませんね。

 

想像力(その2)

将来起こりうる危機に備えるためには、
いろんな意味で想像力を豊かにしておく必要があります。
資産運用ということで言えば、起こりうるあらゆるリスクを想定しておくということですね。
たとえば投資家にとっては、為替がさらに円高に振れるリスク、逆に円安へと向かっていくリスク。
企業の不祥事が発覚して、持っている株価が急落するリスク。
最近は以前ほど騒がれなくなりましたが、預金先の銀行が破綻するリスク、
加入先の保険会社が倒産するリスクもあります。
リスクについて突き詰めると、備えを完璧にしたつもりでも
自分ではどうにもならない事態というのがあるものです。
どんなに気をつけていても、通勤や通学中に交通事故に巻き込まれるリスクだとか、
外食したときに食中毒に遭うリスクはゼロにはできないでしょう。
地震や津波のリスクについて僕らは最近敏感になっていますが、
もちろんそれらが自然災害のすべてではないですし、
極端な話、ある日突然、巨大隕石が落ちてくるというのだって、
確率は低いとしても起こりうるリスクのひとつなわけです。
ただ、そうしたあらゆるリスクにすべて備えることはできないので、
じゃあいったいどこまで備えておけばいいの?ということになります。
ちょっと乱暴な言い方になりますが、そこは人それぞれの想像力の問題だと僕は思っていて、
つまるところ、その人の想像力の範囲内で不安に感じることならば備えるべきだし、
想像力が及ばないことに対しては、備えは必要ないのではないかと。
ただ問題だと思うのは、せっかく豊かな想像力の持ち主なのに、
情報不足のせいでその想像力を生かしきれていないケース。
あるいは、情報が偏りすぎているために、
たとえば、それこそ隕石に備えるための地下シェルターでも持っていないと
毎日が不安で不安で、生活ももままらないというような人。
前回、牛丼が1杯1000になるかもしれないという話をしたときに、
みなさんはどの程度のリアリティをもってその場面を想像できたでしょうか?
それは大変!と思われた方は、
今すぐインフレに備えるための情報収集を始めて対策を考えてみてください。
いや、そんなことが起きるはずはない、と思われた方は、
明らかに想像力か情報のいずれかまたは両方が不足しているのではないかと思います。
その程度のことなら大したことではない、と思われた方。
それはすでにインフレも考慮した資産の危機管理を実践している勉強熱心な方か、
そうでなければ金融資産をほとんど持っていない方ではないでしょうか(笑)
ちなみにご参考まで、いろんな事象が起こる確率を紹介しているサイトがあって、
それによると隕石が当たる確率というのは1/10,000,000,000(100億分の1)だそうで、
飛行機に乗って事故に遭う確率は1/500,000(50万分の1)なのだそうです。
みなさんはどの程度の備えが必要だと思いますか?
なかなか面白かったので、他にも目に留まったものを抜粋しておきます。
(残念ながらこのサイトは2008年以降は更新されずに放置されているようですが)
想像力で思い出したのですけど、
以前僕はよく上司からこんなふうに言われていたものでした。
 ちょっと想像力を働かせればわかるだろう?
 お前それ想像力が足りないんじゃないか?
日々何かちょっと問題が起こるたびに
いつもこんなことを言われていたように思います。
出版社にいた頃でしたので、新刊の担当を何本も抱えて
著者の意向や印刷所の都合や会社の事情でスケジュールがごっちゃごちゃに入り乱れて、
毎日毎日、些細なトラブルは日常茶飯事でした。
だから僕は毎日毎日それこそ耳にタコができるほど、
そんなことを言われ続けていたわけです。
でもそんなふうに言われても、まだ20代で生意気で自信満々だった僕は
自分が想像力がない方だとはあまり思っていなかったですし、
上司の言っている意味をまったく理解する気にはなれませんでした。
部下が自分の思い通りに動かないとき、
上司というのは説教したり権威を振りかざしたりして自分の地位を誇示したがるもので、
ダメな管理者ほどそれが顕著なのは、多少なりとも組織に属したことがある方なら
お分かりいただけるのではないかと思います。
かつての僕の上司の場合も想像力というのはそういうときに非常に便利な言葉でした。
うまくいかないことはすべて部下の想像力のせいにすることによって、
自分の手も汚さずに事態をやり過ごすことができたわけです。
でも実際のところは、たまたま僕が上司の期待していたとおりに動かなかっただけの話。
僕に想像力があるとかないとか、多いとか足りないとかそういう問題ではなかったんです。
今現在はそういう想像力の乏しい上司が存在しない寛容な仕事場であることに、
僕は心から安堵し感謝しています…。
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また、記載した情報はweb上で公開されているものですが、実際に投資される際には
あらためてご自身でご確認ください。
投資はあくまでもご自身の責任と判断でされるようお願い致します。 

想像力

以前ここでご紹介した穀物ファンドのファンドマネージャーTさんが
先日、本を出しました。
『2015年の食糧危機(フードクライシス)』齋藤利夫著、東洋経済新報社(6月21日発行)
著者はTさんではなく、Tさんが経営するヘッジファンド会社の方ですが、
Tさんはこの本の原稿の何割かを執筆したほか、
本の企画立案から出版社への企画持ち込みと発刊の交渉、
その後も編集者と構成について話し合ったりと、
いわば全体のコーディネーター的な役割も担いました。
ひとことで言うと、Tさんがプロデュースした本とでもいいましょうか。
なるほど、本の副題には「ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難」とあります。
タイトルからも分かるとおり、もし経済が今の状況を続けたとしたら、
数年後の日本に食糧危機がきてもおかしくないと警鐘を鳴らす内容の本です。
本に巻かれたオビでは、こんなフレーズで訴えています。
  「牛丼1杯が1000円になる日が来る!」
この飽食の時代に、ただ食糧危機がくると言われただけではなかなか現実味が沸きませんが、
牛丼が1000円、といわれると、一瞬、え!?と目を引かれてしまいます。
しかもそれを言っているのは、経済評論家や学者ではなく、
世界中の穀物取引と日々向き合っている、ヘッジファンドマネージャー。
牛丼が1000円になる根拠をごくごくかいつまんで言いますと、
それは大きく二つあるのだそうで、
ひとつは世界の穀物価格の上昇、もうひとつは今の行き過ぎた円高だとのこと。
まず穀物価格については、その道のプロの視点からの警告ですから、
とりあえず僕らは耳を傾けておいて損はないのではないでしょうか。
  ①今世紀に入って、穀物相場が大きく変わった
  (穀物にも限りがあることに、世界が気が付いた)
           ↓
  ②穀物の価格は歴史的に、アメリカの戦略の影響を強く受けてきた
           ↓
  ③今後の世界の穀物価格には中国の存在が脅威となっている
           ↓
  ④こうした世界情勢を踏まえると、穀物相場は近年、暴騰する可能性がある
という流れで、国内でも食料価格全体が近々、急上昇しかねない、
具体的には、世界の穀物価格を決めるシカゴ市場の国際価格が
4倍にまで跳ね上がる可能性があるのだそうです。
以前ご紹介したのは、ここの②の部分、アメリカの穀物戦略のところについてでした。
アメリカが国を挙げてトウモロコシを生産してきたことが、
日本人の食生活にも大きな影響を与えてきたという事実。
スーパーに並ぶ食品の、実に9割以上にトウモロコシが使われているという、
ちょっとびっくりな内容でした。
今回の本ではさらに、食生活だけでなく、
新時代のエネルギーとして期待されているバイオエタノール戦略の裏にも、実は
アメリカによるトウモロコシ政策が大きく影を落としているという、
これもまた興味深い話も盛り込まれています。
そしてもうひとつ、個人投資家からいちばん関心が集まるのは、
今の円高をどう見ているかという点ではないかと思いますが、
この本の考えは、「かつてないほどの円バブル」という見方。
つまり円は買われすぎであると。
  「皆が高くなると信じ込み、皆が買うから実際に高くなる、だから自分も買う、
  ということが繰り返されているのです」
40年近くも続いているこの巨大バブルが破裂すると、
円はドルに対して1/3~
1/ 4にまでなる恐れがあると、著者は予測しています。
そうなるとつまり、1ドル240円~320円…。
これらをまとめると、牛丼1杯の値段は結局、1000円どころでは済まなくなります。
穀物価格が4倍、円安が1/3~1/4ですから、
  (穀物相場の上昇)×(来るべき円安)
の掛け算で、4×3なら12倍、4×4だと16倍…。
牛丼が280円とすると、12倍として3360円、16倍になると4480円にまでなってしまいます。
吉野家で牛丼を頼んで5000円札を払う場面、
みなさん想像できますでしょうか…?
想像力ってけっこう馬鹿にできないと僕は思ってるのですけど、
長くなりそうなのでそれは次回また…。
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先週のことですが、久しぶりに日本国債の格付けがニュースになりました。
格付け会社といえば以前、ムーディーズとS&Pについてここで触れたことがありました。
でも今回発表されたのは、そのどちらでもない、
フィッチ・レーティングスによる格下げということです。
僕はこの会社のことはあまり詳しく知らなかったのでちょっと調べてみますと、
フィッチというのはムーディーズ、S&Pと並ぶ、格付け会社の”ビッグ・スリー”。
米国市場ではこの3社でシェアが約95%にも上るのだそうですね。
(ちなみに前回紹介したウォーレン・バフェット氏は、ムーディーズの筆頭株主です)
フィッチ・レーティングスは本社がロンドンとニューヨークにあって、
親会社であるフィマラックS.A.がほとんどの株式を所有。
このフィマラックS.A.というのは本社がフランスのパリにある金融持株会社で、
傘下の企業はフィッチ・グループと呼ばれています。
設立は1913年のニューヨーク。この年は、
メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースが誕生した年であり、
FRB(アメリカの中央銀行)が設立された年でもありました。
そしてフィッチが格付けを始めたのが1927年。
リンドバーグが大西洋横断無着陸飛行に成功し、
映画に音声が同期した「トーキー」が初めて上映されたのもこの年のこと。
日本では昭和2年といえば金融恐慌で東京渡辺銀行が破綻して取り付け騒ぎ事件になり、
芥川龍之介が35歳の若さで服毒自殺した年です。
そんな時代から格付け事業をビジネスとしてやっていたなんて、ちょっとした驚きですね。

同社のサイトから、サービスの案内の部分を見てみましょう。
いやあ、僕にはいったい何をやってる会社なんだかさっぱりわかりません(笑)
これをご覧になって、この会社がやっている事業を
具体的なイメージを持って理解できる方がいらっしゃるとしたらすごいと僕は思います。
フィッチの日本国内の事務所が開設されたのは1989年。
金融庁の指定格付け機関に登録されたのは2010年ですからまだ2年前の話ですが、
こうやって僕らのような一般人には良く分からない世界で仕事をしている人たちが
ひとたび日本国債の格付けを1ランク下げるとなると、
それが世界中の金融関係者に影響力を持って伝わるというのは
すごい世の中になったんだなあというふうに思ってしまいます。
ところでぜんぜん関係ないのですが、
ひょんなことから、僕は隣町の合唱団の練習に顔を出すようになりました。
団員20名ちょっといるその男声合唱団は、いま秋の発表会に向けて週に1回、
毎回2時間~5時間もの練習に取り組んでいまして、
僕もその練習に参加するようになってもう1カ月近くになります。
結成からもう40年以上も続いているということもあり、
なるほど、中心メンバーはほとんど60歳以上のシルバー世代です。
先日初めてその合唱団の懇親会に参加させてもらいました。
その日は4時間の練習が終わった後で、その場に折りたたみのテーブルを広げて
それぞれに自宅から持ち寄ったつまみや酒を広げて楽しむ、手作りの宴会です。
合唱団の宴会は、歌で始まります。
これまでいちばん多く歌ってきた歌、という乾杯の歌、
“Vive la compagnie”(仲間に乾杯、といった意味)。
これが実に心地よく響くんです。
そして1時間ほど歓談して、良い感じに酔いが回ってきた頃に、
団長が”そろそろやりますか”といって歌集を全員に配り
ア・カペラで何曲か歌ううちに夜は更けてゆくのでした。
その声の響きたるや、なんともいえない、
柔らかい帯のようなものでぐるぐると体を包み込まれるような感覚に、
僕はすっかり取り付かれてしまいました。
目を開ければそこにいるのはたしかに還暦、はたまた喜寿の方々。
こんな美しい声をいったいこの中の誰が出しているのだろう?と思うのですが、
誰が出しているというわけではなくて、複数の声が響き合うことで
その場の空気が信じられないような美しい振動のしかたをするんです。
そこで指導の先生がよく、練習のたびに団員にこんなふうに語りかけます。
「みなさんは大変良い資産をお持ちなのですから、それを十分に生かしてください」
資産というのは、もちろん”声”のことです。
人の声というのは、いくら年齢を重ねても、鍛え方しだいでは
衰えるどころかずっと成長し続けることができるのだそうです。
資産といえば金融の世界はどんどん複雑化していって
一般的な生活や皮膚感覚とはどんどんかけ離れた方向へと進んでいきますが、
生身の体も、大切な資産のうち。
僕はその日、それを体で感じることが出来て、何か勇気付けられた思いがしました。
ちなみにフイッチで思い出したのですけど、
離婚についてのポータルサイト(そんなものがあるんですね)「リコナビ」によりますと、
離婚理由の1位は性格の不一致なんだそうです…。
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ミャンマー

ずっと仲良くしていた友だちが、勤めていた会社を4月いっぱいで辞めました。
彼(Iさん)が会社を辞めたのにはいくつか理由があって、
そのいちばん大きなひとつが、いま成長著しいミャンマーという国の魅力です。
Iさんと僕は、かつて僕が勤めていた出版社で同じ釜のメシを分け合った仲でした。
その会社は数人で始めたベンチャー企業で、
創業から半年も経っていなかった1996年の夏に、Iさんと僕は1週間と違わない時期に入社して、
それ以来の付き合いなのでもう16年目になります。
僕は結局そこに11年間勤めた後に辞めて、ほぼ同時期に離婚もして家を出たのですが、
そのときに僕の引越しの手伝いに来てくれたのもIさんでした。
まあそんなことはいいのですが…(笑)
ミャンマーといわれてもあまりピンと来ないかもしれません。
僕もそうなのですが、40代以上の方だと、
もしかしたらビルマといったほうがイメージしやすいのではないでしょうか?
1989年に軍事政権が国名を「ビルマ」から「ミャンマー」に改称して以来、
日本でも「ミャンマー」と呼ばれることが多くなりましたが、
海外では軍事政権を認めていない国やマスコミも多く、アメリカ政府やイギリスの政府をはじめ、
ワシントンポスト紙やアメリカの国営放送であるVOA、タイム誌などはいまだに「ビルマ(Burma)」と表記しているそうです。
Iさんは仕事を通じて、これまでベトナムやミャンマーに数十回、
取材や投資家のための視察旅行のコーディネーターなどを繰り返してきました。
そこでミャンマーという国の魅力にすっかり取り付かれたというわけです。
ミャンマーがニュースを賑わすのはというと、
民主化運動のリーダーであるアウンサンスーチー氏にまつわる情報ほとんどだったように思います。
2000年頃からはずっと、国際社会では彼女の自宅軟禁の経過が注目の的になっていました。
でも2010に軟禁が解かれてからは経済も一気に動き始め、
いま空前の投資ブームがやってこようとしているそうなのです。
軍事政権時代に敷かれていた経済制裁がここ数ヵ月で急速に解除されてきていて、
日本企業もすごい勢いで進出を始めているとのこと。
主だったところは大手がすでに手をつけているそうなのですが、
でもまだまだ未開拓の部分も多くて、個人でも入り込めるスキマはいくらでもある、
Iさんはそう踏んでいます。
JETROの資料によると、2010年度の実質GDPは5.3%。
輸出が前年度比18.9%増、輸入が55.5%増。貿易収支は9年連続で黒字。
対内直接投資額が約200億ドルと過去最高で、しかも
2010年の単年度で過去1989年から2009年までの21年間の累積投資額を超えているというから
ものすごい過熱ぶりです。
かつてミャンマー投資の小さなブームが起こったことがありました。
僕が在籍していたその小さな出版社でも、1997年にミャンマーへの投資に関する本を出したことがあったんです。
当時それはほとんど売れずに、泣く泣く数千部を断裁処分した記憶がありますが、
定価1400円だったその本が、今はなんとアマゾンで3179円の値が付いているではありませんか!
そんな夢のような急発展の国、ミャンマーで、
Iさんは当面、急激な値上がりを見せる不動産の転売や日本企業への賃貸収入などで収入を確保して、
現地で生活をしながらビジネスチャンスを伺うのだとか。
中には1年で価格が何倍にもなる物件があったり、
たとえば超高級マンションの価格が、日本と比べると信じられないくらいに安かったり。
それに対して、2、3万円もあれば1ヶ月の生活費として十分、
むしろかなり贅沢な暮らしができるということですので、
すでに現地での生活の足場となる人脈を築いている
I さんにとっては、
あとはチャンスを待つのみ、といったところではないでしょうか?
現地では今、とにかく”早いもの勝ち”、スピードがすべてという世界だそうです。
あらゆる分野が未開拓なので、最初に始めればそれがミャンマーのスタンダードになれる。
Iさんの前途に僕は心からエールを送ろうと思いますが、
たとえば放送業界なら、その気になれば日本でのデーブ・スペクター氏みたいな存在になるのは難しくない、
Iさんはそんな話を目を輝かせて聞かせてくれました。
僕はもしかしたら”ミャンマーのデーブ・スペクター”の友だちになれるんじゃないかと
心ひそかに期待してるのですが、
でも残念ながら彼には他にもっとやりたいことがあるそうです。
惜しかったです…。



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