ルーチンワーク

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「ルーチンワーク」とは、日常的に決まっている作業・業務をいいます。

ときに、お役所仕事の代名詞としても使われています。

結構“ネガティブ”に捉えられがちな言葉ですが、わたしは非常に重要なことだと思っています。

なぜなら、全ての基本はルーチンワークだからです。

日常生活でいうならば、ほとんどがルーチンワークではないでしょうか。

朝起きて顔を洗い、歯を磨き、ご飯を食べて、通勤し、仕事から帰ったらお風呂に入り・・・・

通勤電車の時間・車両・ドアを決めている人も多いと思います。

スポーツにおいても同じだと思います。

スポーツの練習では、徹底的に基本動作を繰り返します。

野球では素振り、サッカーではシュート、スキーではボーゲン、ゴルフでは打ちっぱなし、等々。

これらの基本動作を練習をすることで、次の問題が見えてきます。

そして、何か一つを直すと、他の調子が悪くなり、他を直すとさらに他が悪くなる。

そんな微修正の繰り返しですが、その積み重ねがあってはじめて、コツがつかめてくるのです。

稀にセンスの良い人は一気に上手くなりますが、そういう人は崩れるのも早いです。

そして一旦崩れると、調子を戻すのに時間がかかります。

上級者と中級者の差は、調子の悪い時でもすぐに修正できるかどうかだと思います。

さらにいうならば、究極のルーチンワーカーとはF1ドライバーではないでしょうか?

あのスピードで数センチのラインやブレーキポイントを微修正することで、ラップタイムをあげていく。。

途方もないルーチンワークです。

(昔誰かに聞いたことがあるのですが、F1ドライバーの血液型はA型が多いとか?)

仕事に関しても同じことがいえると思います。

ルーチンワークを重ねることで、ルーチンワークの質が上がり、時間も短縮される。

その余った時間を使って別のことにトライする。

そうすると、更に業務効率が上がっていく。

その繰り返しだと思うのです。

「ルーチンワークができない人に、大きな仕事はできません。」

と、いつも自分に言い聞かせています。

小さなことからコツコツと。

地味ですね~(苦笑)

ちなみに、わたしの血液型はA型です。

 

千客万来

「千客万来」・・・入れ替わり立ち替わり、多くの客が来ること。

本日はまさにそんな感じでした。

朝から晩までひっきりなしにお客様がいらして、自らの業務が全く進みませんでした。

日頃はほとんど来客はないのですが、重なる日ってあるものですね。

商売をやっている人には、「千客万来」は願ってもないことですが、本日は少々疲れました。

貧乏暇なしとはまさにこのことです。

しかも今日は、いろいろなジャンルの方がいらっしゃいました。

主には、販促業者さんや医療関係者の方々なのですが、普段は滅多に顔を出さない株主さんも

来訪されたので、少し緊張感のある一日でした。

外部の方とお話をしていると、新しい人脈構築や新しいアイデアが浮かんできます。

現状改善はもちろんのこと、新しいビジネス展開など、普段の業務をしている中では

思いつかないことが次々と頭に浮かびます。

こういう瞬間はとても楽しい瞬間です。

話は元に戻りますが、「千客万来」の千と万はなぜ千と万なのでしょうか?

千人のお客様が一万回来てくれたら嬉しいなという意味なんでしょうか?

1人につき10回リピートして欲しいという願望の表れなのでしょうか?

どうでもいいことですが、気になります。 

 

ちなみに、同じように千と万を使ったことわざがもう一つあります。

 

「鶴は千年 亀は万年」

 

こちらは、中国の古い伝説『淮南子-説林訓』などに出てくる言葉で、

鶴は千年、亀は万年も寿命があるという言い伝えがあることから、

長命でおめでたいことのたとえに使われます。

 

ただし、実際には鶴の寿命は約四十年、亀は最長寿命でも二百年くらいなので、

昔の人は結構アバウトだったということがよくわかります。。。

さて、本日はこの辺で終わりにします。

医師の皆様による「千客万来」を目指して、明日からも頑張りたいと思います。

「千里の道も一歩から」です。

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木を見て森を見ず

 

本日は税理士の先生との打ち合わせがありました。

売上や経費の入力が滞っており、お叱りを受けてしまいました。

 

うちは弥生会計を使っているのですが、どうも入力が慣れなくてやる気が起きません。

ついつい月末に一気にやることが多くなってしまいます。

 

経理業務というのは、どちらかというとディフェンシブで細かい業務なので、

昔から好きではありません。(入力されたデータを分析するのは好きですが・・・)

 

当社のように小さい会社は、1人何役もこなさなくてはなりません。

好きな業務だけでは会社が回らないのです。

 

ただ、1人でいろいろな業務をすることにはメリットもあります。

 

一番大きなメリットは、業務全体を見渡すことができる点です。

よく「大局観」という言葉を耳にしますが、

これは日頃から枝葉の業務ばかりやっていても身に付きません。

 

「木を見て森を見ず」

 

この言葉は、わたしが社会人になった当初に、耳が痛くなるほど聞かされました。

要するに、「木や枝葉ばかり見ていないで、全体=森を見なさいよ」という意味です。

なので、わたしはいつもこの言葉を意識するようにしています。

 

ただし、インターネットが普及した現在は、あらゆる業務が複雑になってきているため、

森を見ているだけでは重要なことを見落とす危険も出てきました。

そのため、「森を見て木を見て、もう一度森を見る」というアプローチを最近は意識しています。

 

さらに、1人何役もこなすことには、もう一つメリットがあります。

 

一般的に、大企業では業務の流れ(分類)によって、役割分担が決まっています。

例えば、人材紹介でいうならば、3つのパートに分かれているケースが多いです。

1, お医者様を募集する業務

2, お問い合わせや応募があったお医者様とやりとりをする業務

3, 医療機関の採用担当者とやりとりをして求人を開拓する業務

 

役割分担をするメリットは、同じ業務を反復した方が業務が簡単になり、結果的に効率が良くなるからです。

逆にデメリットとして、役割の異なる担当者間のミスコミュニケーションが発生します。

このミスコミュニケーションを無くすために、様々なシステムが導入されているのですが、

人と人のコミュニケーションをシステムで埋めることには限界があります。

 

わたしはこのミスコミュニケーションが最も非効率だと思っています。

当たり前のことですが、一つの流れに携わる人間は、できるだけ減らした方が良いと思います。

 

よって、弊社の社員は「募集~面談~求人開拓~マッチング~入金の確認」まで、

全ての流れを1人でやるようにしています。

全体を把握していることで、突発時の対応も柔軟にできますし、何よりも、

その仕事に携わっている社員のモチベーションが上がります。

社員のモチベーションが上がれば、医師の先生や採用担当者に対する態度も自然に向上します。 

 

ただし、このような働き方をするためには、1人の人間が多能になる必要があります。

経験豊富な社員がいればこそ、為せる業なんだと思います。

 

幸いにも当社には経験豊富な社員がいるため、分業体制はとっていません。

手前みそな話になりますが、それが当社の強みです。

 

今後もよろしくお願いいたします。

 

 

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ランチェスター

今日は医療機関の方に事務所までお越しいただきました。

わざわざご足労いただきまして本当にありがとうございます。

 

その方は就業時間の過半数は外出しているらしく、

採用責任者というよりも、さながら一般企業の営業マンといった感じでした。

話も非常に面白く、ついつい長話をしてしましました。

 

医療業界と一般業界を比較すると、医療業界はまだまだクローズドな環境なので、

一般企業に対する感覚で対応すると、痛い目にあうことがあります。

ただ、クローズドな環境だからこそ、私たちのような中小企業が生き残れる可能性があります。

なぜなら、オープンな環境におけるビジネスは、資本力に勝る企業が勝ち残るからです。

 

それを法則化しているのがランチェスターの法則です。

ランチェスターの法則とは、航空工学のエンジニアだった英国人のランチェスターが、

第一次大戦における飛行機の損害状況から導きだした法則といわれています。

簡単にいうと、「武器の性能が同じならば、兵力の数が多い方が必ず勝つ」というものです。

 

このランチャスターの法則をビジネスに活用した「ランチェスター戦略」には二つの戦略があります。

一つは一騎打ちの法則と呼ばれ「弱者がとる戦略」であり、

もう一つは集中効果の法則と呼ばれ「強者がとる戦略」です。

 

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現在、わたしたちは完全に弱者の戦略をとらざるを得ません。

特に一番苦しい部分は、医師の皆様と接点を持つための募集広告費です。

これは大手には全く太刀打ちできません。

 

なので、われわれは一度でも接点を持てた医師の皆様と、密接な関係をつくりあげていくことを重視します。

 

本日お会いした採用責任者の方も以下のように仰っていました。

「大手の紹介会社よりも中小の紹介会社の方が、医師とのリレーションが保てているケースが多い」

「だから大手だけではなく、中小の紹介会社にも挨拶回りをしているのです」と。

 

そうなんです。

わたしたちの目指すところは、強者の戦略ではなく、あくまでも弱者の戦略なのです。

史上最強の米軍がベトナムやイラクを空爆で制圧できなかったように、強者は一対一のゲリラ戦には弱いものです。

また、大手資本が運営するコンビニやファミレスが圧倒的な集客力を誇る中、

父ちゃん母ちゃんが家族経営している定食屋が繁盛しているケースもあります。

 

要するに、小粒でもピリリと辛い何かがあれば良いのです。

弊社はそんな会社を目指したいと思っています。

 

まずは「一期一会を大切」に。です。

 

 

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ちゃりんちゃりんビジネス

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先日、リサイクルトナーを購入して大失敗しました。

 

元々、本体を安売りし、ランニングコストで儲けるビジネスモデルが好きではないので、

あえてその隙間を掻い潜ろうとしたのですが、なかなか逃れるのは難しいという結果でした。

 

このようなビジネスモデルはよく見受けられます。

携帯電話が最たるものですし、かのディアゴスティーニもシリーズものの初回のみ格安で販売し、

後から正規料金で購入させるというやり方をよく目にします。

 

経営側からみると、このやり方は顧客の囲い込みをするためには常套手段であり、

これにつられてしまう消費者が賢くないのですが、やりすぎは良くないと思うのです。

 

以前、大手システム開発会社(かつて不倫騒動を起こしたゴルファーを広告塔に使用)

とお付き合いした際、開発後の保守運用費用が馬鹿みたいに高かったことを思い出します。

WEB上の文字を少し修正するだけでも10万円と言われたこともありました)

 

なので、このようなビジネスモデルを真っ向から崩しにかかる企業は応援したくなるのですが、

モデルの提供側もなかなか手強いもので、知的財産権を元に提訴するケースもあります。

 

実際リサイクルトナーに関しては、以前からいろいろなメーカーが裁判を起こしており、

プリンタメーカー側が勝訴こともあれば、逆にリサイクルメーカー側が勝訴することもありました。

しかし、続々と湧いて出てくるリサイクルメーカーをいちいち提訴するのは、

プリンタメーカー側も骨が折れるので、最近ではあまり裁判沙汰になることは少ないようです。

 

今回のリサイクルメーカーは中国系だったようで、カスタマーセンターの方や、

様子を確かめに来たエンジニアの方は中国系でした。

このようなパクリビジネスは、以前は日本の専売特許でしたが、今では中国のお家芸ですものね。

 

ということは、リサイクルトナーを購入するということは、結果として日本メーカーを苦境に立たせることになる!?

そういうことであれば、話は別です。

これからは、日本メーカーの特許を守るべく、純正品を購入することを心に誓います。

 

Canonさん。

今までゴメンナサイ。

これからは応援しますね。 

 

 

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