今日は医療機関の方に事務所までお越しいただきました。
わざわざご足労いただきまして本当にありがとうございます。
その方は就業時間の過半数は外出しているらしく、
採用責任者というよりも、さながら一般企業の営業マンといった感じでした。
話も非常に面白く、ついつい長話をしてしましました。
医療業界と一般業界を比較すると、医療業界はまだまだクローズドな環境なので、
一般企業に対する感覚で対応すると、痛い目にあうことがあります。
ただ、クローズドな環境だからこそ、私たちのような中小企業が生き残れる可能性があります。
なぜなら、オープンな環境におけるビジネスは、資本力に勝る企業が勝ち残るからです。
それを法則化しているのがランチェスターの法則です。
ランチェスターの法則とは、航空工学のエンジニアだった英国人のランチェスターが、
第一次大戦における飛行機の損害状況から導きだした法則といわれています。
簡単にいうと、「武器の性能が同じならば、兵力の数が多い方が必ず勝つ」というものです。
このランチャスターの法則をビジネスに活用した「ランチェスター戦略」には二つの戦略があります。
一つは一騎打ちの法則と呼ばれ「弱者がとる戦略」であり、
もう一つは集中効果の法則と呼ばれ「強者がとる戦略」です。
現在、わたしたちは完全に弱者の戦略をとらざるを得ません。
特に一番苦しい部分は、医師の皆様と接点を持つための募集広告費です。
これは大手には全く太刀打ちできません。
なので、われわれは一度でも接点を持てた医師の皆様と、密接な関係をつくりあげていくことを重視します。
本日お会いした採用責任者の方も以下のように仰っていました。
「大手の紹介会社よりも中小の紹介会社の方が、医師とのリレーションが保てているケースが多い」
「だから大手だけではなく、中小の紹介会社にも挨拶回りをしているのです」と。
そうなんです。
わたしたちの目指すところは、強者の戦略ではなく、あくまでも弱者の戦略なのです。
史上最強の米軍がベトナムやイラクを空爆で制圧できなかったように、強者は一対一のゲリラ戦には弱いものです。
また、大手資本が運営するコンビニやファミレスが圧倒的な集客力を誇る中、
父ちゃん母ちゃんが家族経営している定食屋が繁盛しているケースもあります。
要するに、小粒でもピリリと辛い何かがあれば良いのです。
弊社はそんな会社を目指したいと思っています。
まずは「一期一会を大切」に。です。