先日、「引きが強いですね」とメンバーから言われました。
※決して仕事中に博打をしていた訳ではありません。
仕事に関することです。
「引きが強い」とは元々博打用語ですが、
しばらくぶりに耳にしたので新鮮な感じでした。
たしかに、かつては「引きが強い」時期はありました。
特に麻雀に関しては、始めた当初は無敵状態でした。
高校3年生のときに麻雀にハマったのですが、
受験勉強そっちのけで毎日のようにフリー雀荘に通っていました。
名古屋の歓楽街の今池という場所にあったのですが、
強面のお兄さん相手にドキドキしながら打っていたことを思い出します。
当時は毎週のように役満を上がっていましたし、
リーチをかければ裏ドラが乗りまくるといった感じで、
それほど手作りを心掛けなくても勝てる毎日でした。
ところが、ツキを浪費していった結果、ある日を境に引きが弱くなり、
簡単には勝てなくなりました。
(そのお蔭で受験勉強に集中できたので結果的には良かった訳ですが・・・)
麻雀から学んだ教訓は、人間が持つツキのトータル量は一定だということです。
ただし、ツキを自分のモノにして長続きさせるのは実力だということです。
ツキは誰にでも回ってきます。
しかし、今自分がツイテいると自覚できる人は案外少ないと思います。
また、察知できたとしても、そのツキの流れに乗ることは更に難しいことです。
要するにツキをモノにするためには、日頃からアンテナを張り巡らせて、
ツキに乗れるだけの準備をしておく必要があるのです。
麻雀が強い人は、天運と地運を使い分けています。
天運とはいわゆるツキです。
地運とは天運を長続きさせるテクニックです。
地運があれば、対戦相手の天運を奪い、自分に持ってくることも可能です。
このテクニックを磨くことが、常勝への道だといえます。
努力の積み重ねが運を呼び込むという麻雀観は「桜井章一」という雀士が編み出したものです。
桜井氏はわたしの尊敬する人物の一人ですが、現役20年間は無敗だったといわれています。
※「伝説の雀鬼」「ジュクの桜井」といえばヤーさんの代打ち世界では超有名人。
桜井氏は「流れ」を重視します。
そして自ら「流れ」を創り出します。
桜井氏の地運論は科学的合理性がないため、デジタルな人からは敬遠されていますが、
努力や実力によらない部分で勝負が決まることがあってはならないという考え方に基づいています。
この理論を語りだすと長くなるのでやめますが、
この「流れ」は全ての物事に共通していると思います。
誰かがいっていました。「麻雀は人生の縮図」だと。
わたしもそう思います。
麻雀で得た教訓をもとに日々精進しております(><)
しかしこの麻雀という競技、起源はあの中国でしたね?
おそるべし中国・・・