COSTCO

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先日、横浜のコストコで突然背後から私の名を呼ぶ声がしました。

まさか自分の事ではないと思い無視していると、やたらガタイのデカい派手な人が近づいてきて、

「おい!無視すんなよ!」と声をかけてきました。

なんと、その人は学生時代の先輩で、岐阜県の下呂にいるはずの方でした。

ご家族の方も一緒で、もう一人の先輩も一緒にいました。

年賀状のやりとりは続いていたのですが、直接お会いするのは10年以上ぶりぐらいで、

まさか、横浜の外れのコストコで会うとは夢にも思いませんでした(苦笑)

どうやら連休を利用して関東まで遊びに来ていたのですが、

出会った場所がコストコというのが不思議な感覚でした。。。

ディズニーランドのような施設で出会うのなら分かるのですが、なぜコストコ??という感じです。

裏を返せば、コストコとは、それだけ集客力のある施設だともいえます。

コストコ(Costcoは、アメリカ合衆国に本社を置くチェーン店です。

直近の売上は6兆円を超える、超巨大企業です。

日本には現在8店舗あり、もうすぐ群馬の前橋にもオープンします。

久山倉庫店(福岡県、19994月オープン)

幕張倉庫店(千葉県、200012月オープン)

多摩境倉庫店(東京都、20029月オープン)※20116月現在、営業停止中[6]

尼崎倉庫店(兵庫県、20034月オープン)

金沢シーサイド倉庫店(神奈川県、200410月オープン)

川崎倉庫店(神奈川県、20077月オープン)日本法人の本社を兼ねている。

入間倉庫店(埼玉県、20084月オープン)三井アウトレットパーク入間と隣接。

新三郷倉庫店(埼玉県、20097月オープン)ららぽーと新三郷と併設。

わたしも月に2回ぐらいはコストコに通っているのですが、

コストコの何が面白いかというと、アメリカ的な商品の配置です。

天井の高い倉庫に、木製のパレットに積まれた陳列棚は、正にアメリカです。

また、私が通う金沢シーサイド倉庫店は、外人の店員さんが多く、異国の情緒たっぷりです。

いつも大した買い物はしないのですが、見て回るだけで面白いのです。

とにかく、包装のサイズがでかいので、1家族で買うのは無駄になるため、

購入した物は、嫁の実家とシェアすることが多いです。

フードコートのメニューもアメリカンで、私は「プルコギベイク」が大好きです。

また、飲料は80円で飲み放題なので、入店後、すぐに買いに行くと沢山飲めるのでお勧めです(笑)

フードコートの料金も良心的であり、ほとんどが300円以内だと思います。

コストコの中で、わたしが最も楽しみいしているのは、「試食」です。

果物からお肉まで、いろいろなものを試食できるので、全部回ればお腹いっぱいになります。

人気のある食料品だと、長蛇の列ができ、そこはディズニーのアトラクションさながらの風景です。

そうです。

もはやコストコは単なる「量販店」ではなく、「エンターテイメント」なのです。

だから懐かしい友人にも偶然出会うのです(笑)

ネットで買い物をする今の世の中、異色な存在ではありますが、

今後もコストコを応援していきたいと思います。

 

 

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「原理原則」の経営 「稲盛和夫」

先週は子供が生れたこともあり、ブログ更新をサボってしまいました。

今週は、いつものペースに戻そうと思います。

 

さて、題名に「原理原則」と記載しましたが、
経営者の方々からこの言葉を聞くことが多いと感じます。
京セラやKDDIを創業し、今はJALの再建に携わる「稲盛和夫」氏もよく話しておられます。

しかし、この「原理原則」とはなんぞや?と問われると言葉に詰まります。

稲盛氏いわく、「原理原則」とは、「人間として正しいことをするという哲学」だそうです。
稲盛氏は、リーダーに必要なものは、「能力」よりも「人格」だと考えています。
どんなに「能力」の高い人であっても、「人格」がゆがんでいたら、
もたらされる結果は、能力が高い分だけマイナスが大きくなると言っています。

わたしもこの考えに同感です。

これまで、能力的に優秀な方とお仕事をする機会は多かったのですが、
みなさん、どちらかというと人間性がゆがんでいた方が多かった気がします。
おそらく、能力的に突出してしまうと、常人の考えや感じ方が分からなくなり、
知らず知らずのうちに人間性がゆがんでいくのでしょう。。。

なので、能力的に高いにも関わらず、人格的にも尊敬できる人に出会ったときは感動ものです。
この状況は、医師の場合も同様であり、医師で人間的に魅力的な方にお会いできるとホッとします。
なぜなら、医師は能力が高い人の象徴であるがゆえ、変わった方が多いからです。

しかし、「能力」と「人格」のバランスを取ることは非常に難しいことだと思います。

「素晴らしい人格を持っている」と言われる人たちは、他人を思いやる気持ちを強く持っています。
しかし、「能力が高い」と評される方々は、一般的に競争社会を勝ち抜いてきた人たちです。
幼少期から他人を思いやることばかりしていたら、おそらく今のポジションにはいなかったでしょう。

子供の頃から他人を思いやりつつ、勝負所では競争相手を蹴落とすような器用な子供はいません。
(ごく稀にそのような子供がいるかもしれませんが、希少だと思われます。)
ということは、人格とは、人生経験を重ねながら、後から育てるものだと思うのです。

誰しも、自分の心の中に、「利己の心」と「利他の心」は同居しています。
いかに、「利己の心」を抑え、「利他の心」を増やしていくかを心掛けることが重要なのだと思います。
(わたし自身はまだまだ「利己の心」を抑えることをできていません。)

話を稲盛氏に戻します。

実は、JALをV字回復させた稲盛氏が、最初にやったことは、幹部社員の人格を矯正することです。
立派な戦略を考えたところで、その基盤となる人格がなければ、経営は上手くいきません。
それゆえ、幹部社員を集めて、ただひたすら「人間として正しいことをする哲学」を共有したそうです。

高学歴な人ほどプライドが高く扱いにくいので、JALの幹部社員の人格を矯正するのは、
かなり難度が高い所業だったと思われます。
未だ完遂できているとは思えませんが、あの業績回復を見る限り、それなりに上手くいったのでしょう。

稲盛氏が伝えたかったことは、テクニックだけでは会社経営は勤まらないということです。
これはサッカーや野球に代表される、スポーツチームの監督も同様です。
なんらかの集団を率いていくためには、「能力」ではなく「人格」の方が重要なのです。

テクニック(能力)のある人がリーダーになると、一時は業績回復するかもしれませんが、
永くは続きません。その理由は、メンバーの気持ちがついて行かないからです。
なでしこジャパンの監督は、見るからに「人格者」です。だから勝てたのだと思います。

しかし、この「人格」を磨くことが、最も難しい「所業」であることは言うまでもありません。
この終わりの無い「人格形成」という所業は、永遠に続きます。
必要以上に負担に感じず、楽しく継続していきたいものです。
 

「動機善なりや、私心なかりしか」



 

出会い系ビジネス始めます

 

私事ではありますが、昨日の朝、第二子が誕生いたしました。

体重も身長も平均を超過しており、すこぶる元気な赤ちゃんです。

今はホッと一息ついております。

 

 

一昨日には、あの「海老蔵」の赤ちゃんも誕生していますが、

親がどうであれ、新しい命の誕生には敬意を表したい気持ちになります。

 

 

こういう気持ちは、自分が子供を授かるまでは感じたことがありませんでした。

以前は子供が大の苦手で、公共の場で赤ちゃんが泣いていると、

普通に「うるさい」と思っていましたし、

生まれたばかりの赤ちゃんの写真を見ても「可愛い」なんて思う気持ちは皆無でした。

 

 

そんな私が、今では、他人の赤ちゃんの泣き声も気にならなくなり、

むしろ「微笑ましい」とさえ思うようになりました。

正直、自分がここまで変化するとは思いもよりませんでした。

 

 

子供とは、単純に考えると、愛でるべき存在ですが、

今後の自分たちの将来を考えると、なくてはならない存在だと思います。

それは個人の幸せという意味ではなく、日本が住み心地の良い国であるためにという意味です。

 

 

将来的に、国内消費を盛り上げ、社会保障を信頼たるものにし、

日本を住み心地のよい国にするためには、子供を増やすしか施策はないのです。

これは単純明快であり、今、政治がすべきことはその一手に尽きます。

 

※参考データ「日本の出生数(棒グラフ,目盛左)と合計特殊出生率(折れ線グラフ,目盛右)

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以前、日経新聞の記事に興味深い記事が掲載されていました。

たしか、当時の大和証券の社長が話していた内容だと思います。

民主党の政権奪取の前でしたが、子供手当よりも手厚い内容です。

 

それによると、国民一人が生涯に生み出す付加価値は4億円で、内4千万円を納税するため、

そう考えると、子供1人に1ヵ月10万円を支給し、成人するまでの20年で2400万円を投入すれば、

投資効率の低い公共事業にお金を投じるよりも効果的だとのことでした。

 

その財源案としては、「人材国債」なるものを発行せよと言っていました。

将来的に戻ってくる費用であれば、理論的にはそのための借金は可能です。

非常に大胆な案ですが、面白いと思いました。

 

 

また、子供を産みたいけど産めない方を支援する制度の拡充も欠かせないでしょう。

世の中、不妊治療で悩んでいる方も多いので。。。

 

 

とはいえ、男女の出会いがなければ、子供は産まれません。

そうなると、政府が男女の出会いを斡旋するというのはどうでしょう?

未婚の男女を集め、マッチングし、強制的に結婚させるのです。(パスは3回までOKです。笑)

 

 

という訳で、弊社も男女の出会いを支援する事業を始めます。

いま流行のFacebookも元はといえば「出会い系サイト」ですし。

これはお国のためのビジネスです。

 

 

もちろん冗談です(笑)

 



 

 

経営者の出身職種

本日、税理士の方とMTGをしていて、ふと思ったのですが、経営者に向いている職種ってなんなんだろう?

経営する企業の業種にもよると思うのですが、管理畑の人が社長になるとロクなことが無い気がします。

なぜなら、管理畑出身者は現場のことが分からない人が多く、常に机上の空論で判断するからです。

しかし、日本の大企業においてはそのパターンが少なからずあります。

中小企業においては、経営者=起業者なので、企業の業種によって社長の出身職種は異なってくると思われます。

ちなみに、「フォーチュン500社」の最高経営責任者のなかでは、「営業出身者」がもっとも多いとのことです。

研究を得意とし特許を持っている企業やソフトウェア開発企業は、もちろん「エンジニア」が向いていますが、

よほどの差別化ができない限り、営業力は必要でしょう。

むしろ、営業力が必用でない企業を探す方が難しいと思います。

世の中には様々なヒット商品がありますが、特許を取らない限りいずれ真似されます。

真似されてしまった後は、コストを下げるか、営業力を強化するしか競合に勝つ手段は無い訳です。

コストの削減にも限界はあるので、結局は営業力がものを言うのだと思います。

企業内で、売上を伸ばす施策として、「営業力強化」といわれることが多いですが、

「営業力」にも様々な意味があると思います。

しかし、基本は営業マン1人1人の能力の積み重ねだと思います。

要するに、お客様に一番近い所で接している人たちの能力が高いに越したことはないのです。

よくサッカーにおいて、チームとしての戦術も大事だが、最も重要なことは1対1で負けないことと言われています。

なでしこジャパンはチームの結束力で勝利したと言われていますが、

1人1人のレベルアップ無くして、欧米チームに勝つことは不可能だったでしょう。

パワーで負けるからスピードで勝つとか、スピードで負けるから持久力で勝つとか、

人によって勝つポイントは様々ですが、

何らかのポイントで1対1で負けていなかったから、チームが勝てたのだと思います。

なでしこジャパン沢選手の今回のポジションンはボランチ(守備的ミッドフィルダー)でした。

監督から守備的センスを買われてフォワードからコンバートされたのですが、

彼女は守備的な役割もこなしながら、いざとなれば得点を獲ります。

それは、フォワード出身者だからこそ、為せる技なのです。

話を元に戻しますと、経営者の出身職種は何が良いか?という話です。

以前わたしがいた、そこそこの大企業において、管理畑出身の上司が言いました。

「誰にでも売れる仕組みを作ってくれ。そのためにはマーケティングが重要だ。」

「営業マンもゲリラ戦に強いネッチコイやつよりも、スマートな営業マンを育ててくれ。」

技術畑出身の上司はこう言いました。

「同じ商品が営業マンの力量によって違う価格で売れることに納得ができない。」

「誰にでも高く売れる商品を開発せよ。」

みなさん、自分の出身職種の分野で成果を残そうとします。

その分野が詳しいのですから当然でしょうが、事業の種類によって、テコ入れする分野は異なります。

わたしの持論を言うと、経営者の出身職種はなんでもアリだと思うのです。

ただし、営業センスを持っていることが重要です。

最前線の営業の立場を理解し、いざとなればTOP営業ができる人材、

そういう人材こそが経営者に向いているのだと思います。

ちなみに、私はエンジニア出身です。

話下手で電話が苦手で営業は得意ではありません。

しかし、営業の気持ちを理解するため、現場の動きを知るため、日々営業活動をしております。

企業に活力をもたらすのは、誰が何といおうと「営業マン」です。

企画マンでも経理マンでもエンジニアでもありません。

営業が好きな方、是非うちの会社で一緒に働きましょう!

 

 




 

メディア王

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最近話題の「メディア王」といえば、オーストラリア出身の「ルパート・マードック」です。

イタリアの「メディア王」といえば、「ベルルスコーニ首相」です。

では、日本の「メディア王」といえば、誰を思い浮かべますか?

わたしは「ナベツネ」こと「渡邉恒雄」を真っ先に思い浮かべます。

「ルパート・マードック」は、ニューズ・コーポレーションを所有することから世界のメディア王と呼ばれています。

長年オーストラリアを拠点としていましたが、1986年にアメリカ合衆国でFOXテレビを創設した際、

アメリカ国籍でなければテレビ局の経営ができない「連邦通信規則」の関係でアメリカに帰化しました。

 

そんな彼が今注目されている理由は、

彼が所有する会社が発行していた「ニュース・オブ・ザ・ワールド」という英国のタブロイド紙の取材方法についてです。

この新聞は、有名人のゴシップ記事が多く、日本の「東スポ」のような軽い新聞ですが、発行部数は英国TOPクラス。

英国人は、非常にゴシップネタが好きなため、無茶をして取材する事が日常茶飯事のようです。

これまでも、取材手法や物議を醸す記事をめぐり、名誉毀損で訴えられる事が多く、

今回は著名人の電話を盗聴していたという疑惑により提訴されています。

また、厄介なことに、「ニューズ・コーポレーション」が、警察や政治家と癒着していたことが発覚し、

芋づる式に英国の政界にまで影響が及ぶ事件になっています。

イタリア首相の「ベルちゃん」もそうでしたが、「メディア王」≒「悪人」という図式が成り立ちます。

当然、日本のメディア王「ナベツネ」もその一人なのですが、

メディアをコントロールできるということは、世論操作ができるということなので、

どうしても政界との結びつきが強くなってしまいます。

「ナベツネ」こと「渡邉恒雄」の現在の肩書は、

「読売新聞グループ本社代表取締役会長」「読売巨人軍会長」ですが、

85歳というご高齢にも関わらず、未だにあらゆる方面に影響力を持っています。

政界に対しても強い影響力があり、中曽根康弘との親交の深さが殊に知られています。

昔から「メディアを制する者が永田町を制する」と言われていますが、

「ナベツネ」がここまでの地位を形成できたのも、「読売新聞」の発行部数が背景にあります。

「読売新聞」の発行部数は一昔前で1400万部ともいわれていましたが、現在は1000万部強

それでも、日本一の新聞社であり、全国の世帯普及率18.5%です。

この数字が示す意味は、「読売新聞」が世論の2を牛耳っているともいえるのです。

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独裁者がメディアを掌握すると、必ず世論を自分の思う方向へ向けようとします。

代表的な例が「靖国参拝」です。

元々自民党に強い影響力を持つ「ナベツネ」ですが、

盟友の中曽根を強引に引退させた小泉純一郎に対しては極めて批判的です。

小泉元首相の靖国神社参拝に対しては猛烈に異を唱えており、今後靖国を参拝する首相がいたら、

発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒すと話しています。

このように、巨大メディアの力を使えば、世論操作は案外簡単にできてしまうものです。

九州電力において、関連会社に原発再開の世論誘導に協力するよう、メールを送ったことが問題になっていますが、

あのような世論操作は日常的に行われているものと思った方が良いでしょう。

世論とは、誰かが意図的に操作しているものなのです。

どのメディアも、何らかの意図を持って記事を掲載しています。

よって、メディアに書いてあることを鵜呑みにせず、自分なりに解釈する術を磨く必要があります。

そのためにも、複数のメディアに普段から目を通す癖をつけた方が良いでしょう。

「東スポ」のような軽い新聞も、重要な情報源です(笑)

 

 

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