【大阪維新の会】
代表 : 橋下徹 (元茶髪の悪徳弁護士)
成立年月日 : 2010年4月19日
大阪府議会議席数: 57 / 109 (52%)
大阪市会議席数 : 33 / 86 (38%) ※第一党
堺市議会議席数 : 13 / 52 (25%) ※第一党
政策 : 大阪都構想の実現。
大阪府・大阪市の外郭団体の削減。
この「大阪維新の会」は別名「橋下新党」と呼ばれていますが、大阪では台風の目になっています。
「大阪維新の会」は発足してわずか1年余りの政党ですが、2011年4月に行われた統一地方選で、
大阪府議会においては過半数の議席数を確保したため、数の論理でいえば何でもできる状況です。
現に、大阪府議会は4日未明、大阪維新の会が提案した条例案、
「現行109の議員定数を88に大幅削減する条例」を可決しました。
その際、既存政党の公明/自民/民主/共産各会派が欠席し、
過半数を握る維新が「強行採決」に踏み切ったため、そのやり方が物議を醸しています。
これに対して橋下知事は本会議後、報道陣に向かって以下のように語りました。
「採決のあり方には賛否両論あるかもわからないが、21議席という大幅な削減、
議会改革への決意は、府民にも理解してもらえると思う」
橋下知事が言っていることは「真っ当」だと感じます。
逆に、この条例案に反対していた既存政党の態度が見っとも無いのなんのって・・・
維新の会の議員を議場に入れないよう、「バリケード」まで作る有様はなんなんでしょう??
議員定数削減にここまで抵抗しますか?
全く子供じみています。
最も抵抗していたのは公明党です。
理由は、議員定数が削減されると1人区と2人区が多くなり、組織票重視の公明党は3着4着狙いなので、
公明党の当選者が一気に少なくなるからです。(公明党は1人区では滅法弱い)
実際、今回の定数削減により、約6割の選挙区が1人区になり、2人区とあわせると9割になります。
前回の4月の投票結果をあてはめると、「大阪維新の会」の議席占有率は52.3%から61.4%に増加します。
まさに、してやったりの「橋下新党」。
この定数削減は、次回の選挙(2015年)から適用されることになりますが、既存政党は「虫の息」です。
それにしても、今回の条例案提出までのスピード感は、目を見張るものがあります。
まさに選挙の公約を守った訳です。
それと比較して国政における民主党は何もできなかったですね・・・
今後も何かと話題を提供しそうな「大阪維新の会」ですが、
次回の大阪市長選に、党首の橋下知事が大阪府知事を辞めて立候補する可能性が浮上しています。
理由は、現職の「平松市長」との確執です。
就任当初は仲良かったのですが、途中からはお互いに誹謗中傷の遣り合いです。
最も大きな原因は、橋下氏が「大阪市長の退職金は内閣総理大臣の8倍」と批判していることなのですが、
大阪市長を満期4年務めると約4400万の退職金が支給されるため、これは多すぎる気がします。
大阪市は、市長の退職金だけでなく、公務員の給与が高いのでも有名です。
これを正すには、TOPが率先してコストカットしないと改革はできないと思います。
そういう理由で、橋下知事は大阪市長への鞍替えを計画中なのです。
そして大阪府知事の後釜には、橋下氏の息のかかった人物を立候補させ、
「大阪都構想」という政策の実現を図るのでしょう。
さすが弁護士です。戦略的です。
「トップのヴィジョン」と、それを実現するための「戦略」「実行力」は重要です。
名古屋の「減税日本」もこれぐらいのスピード感でやってもわにゃ困るわ~(名古屋弁風に)
河村市長、大阪に負けないよう、しっかりしてください!