コーパイ

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「コ-パイ」とは「copilot」(副操縦士)の略です。

わたしの友人にJALのコ-パイがいます。

今、巷をお騒がせの、あのJALパイロット(副操縦士)です。

社内では相当なリストラ圧力があるらしく、

整理解雇が普通に実行されているようです。

例の白紙の乗務予定も事実であり、プライベート上のミスも、

リストラ理由になるようで、社内の雰囲気は最悪だそうです。

たとえリストラされずに残ったとしても、

パイロットになるのは相当先になるだろうと嘆いていました。

しかし、パイロットの年収って、異常に高いですね。

ちょっと興味があったので調べてみました。

「年収ラボ」

 http://nensyu-labo.com/syokugyou_pairotto.htm

こちらのサイトによると、パイロットの平均年収は以下の通り。

 ANA(全日本空輸)  2,199万円

 JAL(日本航空)   1,964万円

 スカイマーク        619万円

 ※平成2003月現在。(各社有価証券報告書より)

大手のANA、JALはともに2,000万円前後なのに対し、

スカイマークが619万円と低いのは、契約パイロットだからだそうです。

少し前の日経に掲載されていたJAL関連の記事によると、

「来年1月に導入予定の新賃金では、パイロットが2009年度比30%減」

と書かれていました。

2009年のJALパイロットの平均年収は17001800万円とのことなので、

30%減で12001300万円程度になるのでしょう。

ただし、友人いわく、この金額は”基本給”だそうです。

彼らには基本給とは別に、フライトに応じて報酬があるため、

実質的には2000万円ぐらいになるとのこと。

現役パイロットからすると、

年収3000万が年収2000万になるのは一大事かもしれませんが、

我々庶民からすると、よく分からない話ですね。

年収2000万円だって、一部上場企業の執行役員クラスの年収ですからね。

(年収2000万以上もらっている人は、サラリーマンの上位1%です。)

 

でも結局、年収の高低は、需要と供給の関係で決まるんだと思います。

需要に対して供給が少ないと、自然に希少価値は上がります。

今回JALパイロットの年収が下がったことは、

LCCの台頭やオープンスカイにより、

世の中的に航空会社の位置づけが低下したからだと思います。

人より稼ぐためには、その時代時代に合った業界で、

個人個人の希少価値を上げるということが必須ですね。。。