「賞金王」といえば何を思い浮かべるでしょうか?
博打が好きな人は「競艇」と答えるかもしれませんが、一般的には「ゴルフ」ですよね。
今年も残すところあと2戦。
池田勇太が先週のダンロップフェニックスを獲ったことで、俄然盛り上がってきました。
現在の順位は以下のような状況です。
さて、この賞金ですが、順位による配分率が決まっています。
男子は賞金総額の20%、女子は18%が優勝賞金となっています。(日本ツアーのみ)
優勝/賞金総額の20%(以下同)
2位/10%
3位/6.8%
4位/4.8%
5位/4.0%
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よって、優勝賞金額が最も高くなるのは賞金総額の最も高いツアーとなります。
賞金総額が最も高いツアーは、日本を代表するツアー「日本オープンゴルフ選手権」と、
先週行われた「ダンロップフェニックス」と、今週行われる「カシオワールドオープン」で2億円です。
※以下が2010年の日本男子プロツアー全日程と賞金総額です。
それにしても、すごい賞金ですよね。
しかし、大会のスポンサーにとって賞金は一部の出費でしかありません。
賞金以外にプロモーション費用や大会運営費用、そして外人選手の招待費用がかかります。
実質的には賞金総額の3倍~4倍はかかっているのではないでしょうか?
ダンロップフェニックスにタイガ-ウッズを呼んだ際は、1~1.5億の招待費用がかかっています。
大会を盛り上げるためには致し方ないことなのかもしれませんが、
それって日本ゴルフツアー賞金王の一年分の賞金総額じゃないですか(涙)
ただし、最近は遼君や池田勇太などの若い選手が活躍しているので、
それほど高額な外人選手を招待する必要がなくなってきていることも事実です。
しかし、地道に成績を残すよりも、スポンサーから得る収入の方が多いっていうのは辛い現実ですね。
女子プロゴルファーで一時代を築いた「不動裕理」なんて悲惨でした。
2000年から2005年の「6年連続」で日本女子ゴルフツアーの賞金女王だったのに、
ほとんどスポンサーがつきませんでした。
ダンロップ契約プロのポスターにも、隅の方に小さく載っていただけです。
やっぱりルックス重視ということですね・・・
わたし個人的には、地味なルックスの人の方が好きなので、
池田勇太を応援したいと思います。(ある意味派手ですが)
あの髪型とファッションセンスは最高です。