「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」という本がそこそこ売れています。
ホンマかいな?と思いながら手にしてみましたが、筆者は財布を見れば収入が分かると豪語しています。
筆者は、これまでに500人以上の”社長の財布”を見てきた税理士です。
お金に好かれる人の共通ルールがあるとのことですが、そのいくつかをご紹介します。
まず、書籍の題名にもなっている「長財布」ですが、稼ぐ社長はみんな長財布を使っているそうです。
理由は、「二つ折りの財布じゃ、中のお金がかわいそうじゃないか」ということです。
う~ん。スピリチュアルな話なので、一理あるようなないような。。。。
わたし自身は長財布を使ったことがないのですが、たしかに長財布はお金持ちっぽいですね。
さらに筆者は小銭入れは別にすべきと言っています。
理由は、「小銭がたくさん入っていると財布が膨らんで美しくないから」だそうです。
ちなみに、わたしの財布はいつも小銭やカードでパンパンなので、全く当てはまりません。
だからお金が貯まらないのでしょうか???
しかし、大金持ちのホリエモンはマネークリップで、財布すら持っていないので、
必ずしも当てはまらないような気がします。
しかし、なんでこんなに財布がパンパンに膨らむのでしょうか?
そもそも、銀行カードやクレジットカード、お店のポイントカードや診察券等が多すぎます。
集約しようと努力はしているのですが、法人側が顧客を囲い込もうと独自のカードを発行するため、
一向にカード類が減っていきません。法人側の思惑にコントロールされている気がします。
長財布を使いこなすためには、まずはこれらの整理からしていかないといけません。
筆者曰く、ポイントカードは「お金のもれ口」だそうです。
ポイントカードは、お財布を太らせてしまう一番の原因ですが、
稼ぐ人のお財布は、美しく無駄なモノが入っていないということが共通のようです。
お財布は自分の手元に訪れたお金をもてなす空間なので、
その空間がお金以外のモノで溢れているということは、お金を入りづらくする要因にもなるとのこと。
(これまたスピリチュアルな話ですね・・・)
また、ポイントを貯めるために必要でない物を買ったり、
ポイントが2倍付くからといって余計な物を購入したりといったように、
消費者はポイントに踊らされて買い物をしていることを指摘しています。
わたし自身はポイントのために買い物をするということはないのですが、
かねてから欲しかったものを、ポイントが付くときに買うという知恵は必要だと思います。
ただ、似たようなケースで、駐車券をもらうために必要でない物を買うことが多いのは確かです(笑)
さらに筆者は「財布を見れば収入が分かる」と言っていますが、
「年収200倍の法則」というのがあるらしく、使っている財布の値段とその人の年収が比例するとのこと。
例えば、3万円の財布を使っている人の年収は600万円、5万円なら1,000万円といった感じです。
わたしの財布は1万円程度なので、年収200万円ということになります・・・
お金持ちだから高い財布を買えるような気もしますが、
「年収1,000万円になりたい人はまず5万円の財布を使ってみる」という気持ちが大切だと説いています。
(こうまで書かれると、高級財布メーカーの回し者なんじゃないかと勘繰りたくなります)
そして、新しい財布を買ったら、最初は大金を入れておき、お札の向きをそろえるた方が良いそうです。
お札の頭を下にしておくとお金が入って行きやすく、出て行きにくいそうです。
(これぐらいであれば、すぐに実践できそうです。)
とまあ、いろいろと書かれていますが、
要はどれだけお金の扱いに気を使って、お金をコントロールするか、ということが重要なのです。
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキさんも言ってました。
「お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせる」と・・・
そういうことであれば、心構えが重要なのであり、見せ掛けだけの財布なんて何でも良い気がします。
ここまで書いて、こんなことを言うのもなんですが、私自身はどうしても長財布を使う気にはなれません。
お金持ちに対する僻みかもしれませんね(笑)