本日の「揺れ」はパニックでした。
弊社は築20年という老朽化したビルの5階にあるのですが、
「揺れ」がダイレクトに伝わる構造らしく、17時を回った今も揺れています。
エレベーターも止まってしまう状況で、
あまりにも揺れがひどいので、一旦は外に出たのですが、寒いので部屋に戻りました。
避難のため非常階段を下りる最中、隣の保険会社が入ったビルを見ると、
タバコ部屋で談笑しているではありませんか!?
ビルの強度によって、そこまで違うのでしょうか?
ベランダから他のビルの揺れを観察していましたが、
やはり古いビルの揺れは大きいようです。
しかし、慣れてしまうと鈍感になるものなのか、
再度部屋に戻ってからは多少の揺れでは動揺しなくなりました。
ある意味、「慣れ」って怖いですね。。。
仕事にならないので、ネットを見ていますが、
地震系のサイトはつながらないことも多く、世間の関心の高さが伺えます。
ふと、隣のビルが保険会社だったことを思い出し、「地震保険」について調べてみました。
わたし自身は、家を購入する際に「地震保険」には入っていないのですが、
結構特殊な保険のようです。
他の保険との大きな違いは、「地震保険」は巨額の保険金を支払う必要があるため、
保険金支払い責任の一部を政府が負っていることです。
しかし、いかに政府といえども無限に責任を負うことはできないため、
1回の地震における保険金の支払限度額を5兆円と定めています。
よって、1回の地震による支払保険金の総額が5兆円をこえる場合は、
保険金が減額されることがあるようです。
また、地震保険の保険料率の中には、民間保険会社の利潤は含まれおらず、
代理店の手数料も低くおさえられています。
(ということは、保険会社は地震が起こっても損はしないということですね・・・)
そして、地震保険では実際の損害額をもとに保険金を支払うのではなく、
損害を3区分(全損・半損・一部損)に分類し、
保険金額に各々一定の率を乗じたものを保険金額としています。
短期間に大量の損害調査を行い、迅速かつ公正に保険金を支払う必要があるため、
このような支払方法としているようです。
保険版の「トリアージ」といった感じです。
しかし、この3区分。判断付きますかね??