いよいよこの季節がやってきました。
3月に入ると徐々に暖かい日が増えてきますが、この時季は憂鬱です。
なぜなら、わたしは重度の「花粉症」だからです(><)
毎年この時季になると、避暑地ならぬ避花粉地(北海道とか)に引き籠りたくなります。
花粉は一日の平均温度が10度くらいになると飛散を開始するのですが、
本日の東京はちょうどそんな感じでした。
わたしも目の周りがヒリヒリしてきたので、いよいよその時季がやってきたのだと思います。
この時季の花粉は「スギ花粉」ですが、スギ花粉症は国民の20%以上に症状があり、
今や「国民病」の一つといわれております。
「国立病院機構相模原病院」の分析結果によると、
現在のスギ花粉の飛散量は1965年当時の2倍から3倍程度となっております。
飛散量の増加の原因は、戦後大量に植樹されたスギが樹齢30年程度に達したためです。
当初は良かれと思い国費をかけて植樹した挙句、
それが原因で増加した花粉症の治療費を、更に国が負担することになるとは、
因果なものです・・・
そんな「花粉症国家」日本では数多くの治療が試みられていますが、
スギ花粉症はアレルギー症状であるため現時点では根治療法が存在しません。
わたしの周りでも色々な治療法を試した人がいますが、根本的に治癒した人は見たことがありません。
そうなると、対処療法しかないですよね。
わたしの兄は、レーザーで鼻の粘膜を焼く方法を試しました。
2,3年は鼻の痒みがなくなるようですが、鼻水は止まりません。
また、しばらくすると元に戻るため、数年おきに同じ治療をする必要があります。
わたしの花粉症対策は、オーソドックスにマスクをして花粉の付きにくい服を着るぐらいです。
もちろんお薬はは飲みますが、あまり効いているとは思えません。
発症前から飲むと良いと聞いたことがあるのですが、毎年それが出来なくて困っています。。。
今年の花粉量は相当すごいと聞いているので、ゴーグルを購入しようと思っています。
格好は良くないですが、これで痒みを抑えられるなら万々歳です。
また、この他に花粉対策グッズを探していたら、
光線を当てる治療器「バイオネット」なるものを見かけました。
本製品は、光を当てるだけで、まったく薬を使わずに、
花粉症やアレルギー性鼻炎を治療することができるそうです。
臨床試験も受けており、ほとんどの患者のアレルギー症状を大幅に緩和するそうです。
なんか怪しい感じがしますが、花粉症で悩んでいる人には試す価値があるかもしれません。
定価は15,800円だそうです。
(誰か効果があれば教えてください)
それにしても、花粉症というのは実際に自分がなってみないと、その辛さが分からないものです。
その面白い例として、東京都知事の石原慎太郎氏が挙げられます。
東京都においては、2006年から花粉症撲滅のための「森林対策」を始めました。
多摩地域のスギ林を伐採し、花粉の少ない品種のスギや広葉樹への植え替えを行っているようです。
なぜそんな対策を始めたかというと、都知事自身が2005年に花粉症を発症したからです。
なんでもそうですが、「問題意識」は「当事者」になることから生まれます。
もっとお国の偉い人たちが花粉症になれば、花粉症対策がさらに進むと思います。