ローカルニッチで勝つ

いつもブログをご覧いただき有難うございます。

ついに、前回のブログから10日間も空いてしまいました。

このブログは「エムスリーキャリア」にも転載しているのですが、そちらに至っては1ヵ月ぶりです。

これまでで最も長いブランクです。。。

この間、メッセージの閲覧数を観察していましたが、

過去のメッセージの閲覧が少なからずあるため、それなりの数を維持していましたが、

新規メッセージを書かずして4週目ともなると、さすがに勢いがありません。

そろそろ現場復帰しようと思います(笑)

さて、この間いろいろな出来事があった訳ですが、

最も印象深かった出来事は、ズバリ、弊社「JMC社」の上期黒字化達成です。

しかも、受注金額においては、上期中に今年の売上目標を達成してしまいました。

(決して自慢ではありません。これも関係者皆様のお蔭です。本当に深く感謝しております。)

うちは零細企業であり、非上場企業なので、決算を開示する必要は全く無いのですが、

売上が伸びているということは、お客様から必要とされていることの「証」なので、

開示できるものはしていきたいと思っております。

ところで、大手求人サイト運営者である、「エムスリーキャリア」さんの親会社「エムスリー」さんは、

東証一部上場企業ですので、4半期毎の経営データ開示が義務付けられていますが、

その内容を見ると、いつも驚かされます。

1026日に公表された会社説明資料によると、「エムスリーキャリア」さんの上期業績は、

売上高1,141百万円(前年同期比85%増)、営業利益337百万円(前年同期比約47倍)

特に、医師の人材紹介領域の売上伸び率が大きかったとのことです。

今後も医師の人材紹介領域を伸ばしていくという方針を打ち出しているため、

そのポテンシャルからすれば、ここ5年以内に業界TOPに躍り出る可能性が高いです。

なぜなら、医師の集客力が圧倒的だからです。

そうなりますと、我々のような零細企業は危機感を感じてしまうのですが、

我々はそもそも売上で大手に勝とうという気持ちは毛頭ないので、

大手が苦手なニッチな分野で、医師の満足度の高いサービスを提供していくつもりです。

そういう意味では、大手の動向はあまり脅威に感じてはおりません。

その理由は、この「医師の人材紹介」という業界は、

規模のメリットが通用しにくい業界だと思っているからです。

たしかに、大手には大手の良い部分があります。

例えば、大手のメリットは素早く沢山の求人を紹介してもらえることです。

スピードと量は、大手ならではのメリットといえます。

しかし、大手には大手だからこそ難しいこともあります。

一つ例を出すと、大手になればなるほど、医師の登録が潤沢にあるため、

1人の医師にかけられる時間が少なくなります。

そのため、その医師に適した求人を、個別に開拓することが難しくなります

また、大手では対法人と対個人が分業されているケースが多いため、

求人の細かな内容まで対個人のコンサルタントが把握していないことが多々あります。

そういったポイントにおいて、我々のような零細企業が大手企業を凌ぐことは可能です。

大手企業内においても、上記の事をやれているコンサルタントはいらっしゃいますが、

相対的にそのようなコンサルタントに当る可能性は低くなるでしょう。

わたしがここで申し上げたいのは、大手はNGで零細がOKということではありません。

医師自身の選択で、それぞれのサービスを使い分ければ良いと思うのです。

一般的な科目・エリアで求人を探す場合は、大手の方が良いでしょう。

しかし、ニッチな科目・エリアで求人を探す場合は、

零細を選択された方が上手くいく可能性があります。

そういう意味で、大手と零細の「共存共栄」は可能だと思っております。

大手と零細が、お互いに、得意分野を極めることで、

医師に対するサービス向上ができれば良いと思うのです。

エムスリーキャリアのサイト内にも多くの人材紹介会社が所属されていますが、

切磋琢磨して、業界全体のレベルを向上させていければ良いと思います

以前、私自身が給与交渉で不手際があった際、

医師から「この斡旋屋(あっせんや)が!!」と罵倒されたこともありますが、

経験を積むことで金輪際そのような不手際は無くなります。

単なる仲介屋や斡旋屋で終わるのではなく、

医師から必要とされる存在になりたいと思っています。

今後も人材紹介業界を、ひいてはJMC社」をよろしくお願いいたします。