いつもメッセージをご覧いただき有難うございます。JMC馬場です。
先日、産業医に関するワードでネットサーフィンをしていたら、
とあるWBEサイトに「産業医の給与がダンピングされてきている」という記事がありました。
その記事の原因は、産業医大経由の求人が総じて給与が安いからです。
わたしはその求人を直接見たことはありませんが、
産業医大卒の先生からは同じことをよく言われます。
しかし、なぜこのような「ダンピング」が起こるのでしょうか?
わたしの推測では以下のようなパターンがあると考えます。
1,企業によっては、事業所で従業員数が千名を超えたとしても、
できれば専属産業医を雇用したくないと考える企業もあります。
そういった企業は、労基署から訴えられたくないために、
産業医大に求人を出していると回答し、時間を稼ごうとします。
その際、給与を極端に低くして、応募が来ないようにするケース。
(最も悪質なケースです。)
2,専属産業医の募集をかける際、コストを極力抑えたいため、
産業医大に頼るケース。(もちろん給与も最低限のものしか提示せず)
産業医大から紹介を受ければ、紹介業者に支払うフィーも発生しませんし、
給料の安い産業医大卒の若手を採用できます。
3,単純に若手の産業医を採用したいケース。
経験のある医師よりも、若手産業医の方が組し易いと考える企業が、
給与をわざと安く設定することで、若手を呼び込むというやり方です。
一方で、このような求人には、一切応募しないという医師もいます。
(というか、ほとんどの医師がそうだと思います。)
なぜなら、安い給与の産業医求人に応募することは、
自ら産業医の価値を下げることにつながるからです。
しかも、産業医大卒の間では、産業医大を通して就職活動すると、
条件面での交渉が一切できず、求人票通りの低い待遇となるため、
ほとんどの方は、転職する際に産業医大を通さないと聞いたことがあります。
そのため、産業医の求人というのは、いずれ公募されることになります。
そこで、ようやく我々のようなエージェントが登場するのです。
なんだ、エージェントが情報を握るのは結構遅い段階だな。。
と思われる方がいらっしゃる方もいるかもしれませんが、
一般的なエージェントの情報網はこのレベルです。
企業が産業医を募集する際に通過するステップは、大抵は以下の流れです。
知人に相談⇒近隣大学の医局に相談⇒産業医大に相談⇒公募(エージェントに相談)
しかし、最近では産業医大に相談しても応募がないため、
そのステップを省略する企業も出てきています。
また、緊急性の高い場合は、いきなりエージェントに依頼が行くこともあります。
そのため、我々は日頃から企業とのネットワークを構築して、
できるだけ早く声をかけてもらえるよう努力しているのです。
しかし、最も早く求人情報を得る方法は、他でもない、現役産業医のネットワークです。
日頃から多数の産業医とやり取りをしているエージェントは、
どこの企業の産業医がもうすぐ辞めたがっているのか知っています。
そのため、いつ頃にどの企業で産業医の空きが出るかという情報を、
企業の採用担当者よりも早く入手できるのです。
さらに、そのようなクローズドな情報は、公にはできないため、
お会いした際にお話しするという感じです。
「JMC」には、こういった非公開情報もございます。
また、公開情報を得るスピードも他のエージェントよりも早いです。
それらの理由は、上記の活動を常日頃から実行しているためです。
なにやら、宣伝めいてまいりましたが、
そういう訳なので、「専属産業医」の求人を探されている医師は、
是非、JMCの馬場までお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。