小学校教諭、モンスターペアレントを訴える!?
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度重なる苦情により不眠症に陥ったとして、埼玉県行田市立小学校の女性教諭が担任する女子児童
の両親に対して、慰謝料500万円を求める訴訟をさいたま地裁熊谷支部に起こしていたことがわ
かった。両親は「いわれのない訴え」と反論し、双方は争う姿勢を示している。
訴状などによると、教諭は2010年6月に女児と同級生のトラブルを仲裁したが、女児の母親は
「相手が悪いのに娘を謝らせようとした」などと電話で抗議。その後も連絡帳などで教諭に対して
苦情や抗議を続けた。また、文部科学省や市教委にも苦情を申し立てたり、教諭が女児の背中に触
れただけで警察に暴行容疑で届けたりしたという。
小学校は「モンスターペアレンツに学校や教師が負けないための訴訟であると受け止めている」
といった趣旨の文書を校長名で市教委に提出した。
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Byスポットライト japan
ついに、「教師vs生徒」の争いの舞台が法廷に委ねられました。
これまでも、生徒の親が教師を訴えるケースは多々ありましたが、
今回のような逆のケースは珍しいので、ここまで大々的に取り上げられているのでしょう。
学校ぐるみで提訴を支持していることも興味をそそられます。
提訴したのは昨年9月。
訴状などによると、教諭は1991年に教員になり、昨年4月からこの女児の学級を担任となっています。
同年6月に問題の生徒と他の生徒との争いを仲裁した際、
母親から電話で「相手が悪いのに娘に謝らせようとした」と抗議されたことが始まりのようです。
この事件以降、生徒の近況を伝える連絡帳に、母親が8度も以下のような書き込みをしています。
「先生が自分の感情で不公平なことをして子どもを傷つけています」
さらに、文科省や市教育委員会に対しても、この女性教師に関する批判をし、
最終的には、「生徒の背中に触れただけで警察に暴行容疑で被害届を出した」そうです。
また、教員サイドと両親が話し合う場も設定されたようですが、両親がこれを拒んだということです。
まるで今流行のドラマを見ているような気がしますが、現実にこのような事件が起きているのです。
どちらに非があるのか現時点では分かりませんが、
生徒に対して過保護になり過ぎている現状を変えるためにも、とことん遣り合うべきだと思います。
ついでに、訴訟後に両親が発言した、言い訳じみたコメントも紹介しておきます。
「朝日新聞取材記事より」
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・連絡帳への書き込みについて
「娘は繰り返し嫌がらせや差別をされ、ストレスで体調が悪くなっている。
このままでは学校に行けなくなってしまうので、抗議した。」
・市教委に文書を提出した点について
「教諭が話し合いを拒否している。娘が安心して学校に通うための正当な行為。」
・訴訟に対する抗議として
「娘は担任教諭から、ほかの児童の前で数十分間しかられたり、授業中に手を挙げても
無視されたりするなど差別的な扱いを受けた。」
「学校側も実態を調べないで自分たちをモンスターペアレンツに仕立て上げた。」
「訴えられるのは心外である。すぐに提訴を取り下げて欲しい。」
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これらの問題は、家庭内において、子供教育ができていないことが元凶だといえます。
子供は甘やかさずに、ポリシーを持って育てるべきですし、時には体罰も必要だと思います。
何が良いことで何が悪いことか、幼少期からしっかりと家庭内で教育すべきです。
(といいながら自分の子供には若干甘い気がしますが・・・)
そもそも、今現在モンスターペアレンツといわれている親たち自身が
きちんとした教育を受けていないのではないでしょうか?
多少封建的ではあっても、父親に威厳があった時代の方が、このような問題はなかった気がします。
現在の学校教育に興味のある方は、面白いドラマがやっているので、是非見てみてください。
「江口洋介」主演のドラマ『スクール!!』(フジテレビ系 毎週日 後9:00)です。
“事なかれ主義”の教諭たちに“喝”をいれる民間出身校長の姿が面白く描かれており、結構楽しめます。
しかし私達の世代で、「学園もの」といえば「スクールウォーズ」ですよね?