本日は夕方に現在進行中の案件がボツになり、少々傷心気味でした。。。
しかし、ビールを飲みながら独り残業をしている最中に新規のお問い合わせが入り、
お電話にてお話をしていたら、モチベーションが戻ってまいりました(笑)
つくづく思うのですが、この仕事が上手くいくかどうかは、
如何に自分をモチベートするかが鍵だと思います。
そんなわけで、現在はビール片手にこのブログを書いております(笑)
さてと、何について書きましょうか?
前回、前々回と「社長商法」に引っかかった下世話な話でしたから、
少々お堅い話題でいこうと思います。
先日、日経新聞で以下の記事を目にしました。
安定志向に拍車がかかる日本の若者を見て、なんともモドカシイ想いがあります。
「定年まで働きたい」新入社員、過去最高の34%
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自分が入社した企業に定年まで勤めたいと考える新入社員が全体の34%にのぼることが、
日本生産性本部の新入社員調査でわかった。前年に比べて9ポイント上昇し、比較可能な
1971年以降で最も高くなった。今春卒業の大学生の就職率が最低となるなど、厳しい就職
戦線をくぐり抜けた新入社員だけに安定志向が強いようだ。
今年の新入社員合同研修に参加した2154人が回答した。「この会社でずっと働きたいか」
との問いに「定年まで働きたい」と答えた人は34%。一方、「状況次第で変わる」との
回答は31%と4ポイント低下した。
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2011年7月7日 日経新聞より
平成23 年度新入社員(2,154 人)の「働くことの意識」調査結果より
「公益財団法人 日本生産性本部/社団法人 日本経済青年協議会」
上記グラフから言えることは、1971年から40年で、若者の考え方が大きく変化したということです。
ただ、単なる不景気だからという理由では片付けられない問題だと思います。
なぜなら、「定年まで勤めたい」と「状況次第で変わる」の差が最も大きかったH11年~H13年は、
決して景気の良い時期ではありませんでした。
H11年(2000年)前後は今と同様に、就職氷河期と言われていた時代です。
これが、約10年で逆転するという結果は、当時としては誰も予測できなかったのではないでしょうか?
新入社員が会社に入る段階で「定年まで勤めたい」と考えているということは、
企業側からしたら有難いことなのかもしれませんが、
最初から会社にしがみつくつもりで入社する人材と、
仕事が楽しくて結果的に定年までいる人材とでは雲泥の差です。
この場合、「状況次第で変わる」と答える学生の方が優秀だと感じるのですが、いかがなものでしょうか?
日経の記事では、「厳しい就職戦線をくぐり抜けた新入社員だけに安定志向が強いようだ。」とありますが、
だとしたら今の日本は終わっています。
誰もが安泰だと思っていた、東電やJALが潰れる時代に、会社にしがみつこうと考える学生が優秀だとは思えません。
今のような不安定な時代だからこそ、いずれ自分の力で飯が食えるよう準備することが賢い生き方だと思うのです。
大企業に入れば色んなノウハウを学べ、人脈ができるという考えで、大企業を選ぶという考えは理解できますが、
最初から会社にしがみつくつもりで入社するのは、いただけません。(それこそタダ乗り社員が増えるだけです)
とはいえ、世の中にはいろいろな考えの持ち主がいることでバランスが取れていることを考えると、
これも受け入れざるを得ない事実なんでしょうね。。。
取りとめのない結論ですみません。