受験シーズン真っ只中、「カンニング」が話題になっています。
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京都大の塩田浩平副学長らは27日夜、記者会見し、入試問題が試験中にインターネットの
質問サイトに投稿されたのは公正な入試を妨げる業務妨害罪に当たるとして、京都府警に
28日に被害届を提出することを明らかにした。府警は受理して捜査を開始する方針。
同じハンドルネーム「aicezuki」を名乗る人物が、同志社大、立教大のほか、
早稲田大の問題も試験中に投稿した疑いのあることも判明。
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By 共同通信
カンニングの手法にもいろいろありますが、今回のカンニングはかなりハイテク機器を使ったものと推測されます。
実はカンニングの「手法」については、韓国や中国が先進国なのです。
そのため、「取り締まり」も半端じゃありません。
例えば、「通信機器の持ち込み禁止」はもちろんのこと、「金属探知機」まで使って取り締まっています。
また、携帯電波をシャットアウトにするため、電波防御装置を装備しているケースもあるといいます。
さらに、受験生同士が監視する制度もあり、不正を見つけた受験生には懸賞金が出るそうです。。。
中国においては、カンニングそのものが商売に発展しており、カンニングをサポートする業者もいます。
まさに探偵業者顔負けの技術を持っているとか・・・
(中国では大学の合格証書そのものを偽造してしまうので、受験する必要がないという説もありますが。笑)
そもそも、「カンニング」の語源は英語の cunning (ずる賢い)より来ています。
英語のcunningには日本語の「カンニング」の意味は無く、正確な英語ではcheating(チーティング)といいます。
日本では、戦前の小説にも「カンニング」という言葉があることから、
この「カンニング」という行為は、アメリカ文化が入ってくる前から存在していたということになります。
カンニングの手法として古典的なものは、「カンペを持ち込む」「隣の人の回答を覗き見る」
「机に書き込む」「手に書き込む」等、いろいろありますが、
実際にやったかどうかは別にして、大抵の人が一度は試みた(意識したこと)があると思います。
わたしも大きな声では言えませんが、学生時代真剣にカンニングに取り組んだことがあり、
大学時代の旧友に会うと、必ずその時の話になります。(苦笑)
今となっては笑い話になっていますが、バレていたら今の人生とは別の人生になっていたと思います。
その時は非常にオーソドックスなやり方でしたが、仲間内でカンニング組織を構成していました。
各人役割分担が決まっており、過去問を集める人、過去問を解く人、それを綺麗に清書する人、
清書したものを縮小コピーする人、夜中に教室に来てテストの場所を取る人等、
今考えればまともに勉強した方が良かったんじゃないか?と思えるほど手間暇をかけていました。
当時、学部生が100人ほどいましたが、少なくともその4割程度はカンニングをしていました。
その当時のことで一つだけ言い訳をさせてもらうと、1人だけ良い点取ろうというつもりはありませんでした。
全員がチームプレーで進級するという目的があったため、仲間の結束が高まりました。(なんのこっちゃ?)
とまあ、わたしの過去のカンニング話はこの辺にするとして、罰則が厳しければやる人も減少すると思います。
当時でもそうでしたが、カンニングが見つかれば、当該科目の単位が不認定となるのはもちろん、
その期に取得予定だった単位のすべてが不認定になりました。
結論から言うと、これぐらいの罰則では緩いということです。
現在では、懲戒として停学処分を行うことも増えており、
大学によっては、不正発覚の際は原則として退学処分を行う大学もあるそうです。
ちなみに、お隣の中国においては、
官僚登用試験でカンニングがバレた人は、一家全員が死刑になったケースもあるといいます。
(これはやり過ぎだと思いますが・・・)
いずれにしても、どんな言い分があれ「カンニング」を正当化することはできません。
「カンニング」で一時を凌げたとしても、どこかで必ずツマヅキます。
人生の帳尻は最終的には合うものです。(経験者は語る)
カンニングはコメディ映画で楽しむ程度が良いと思います。
『That’s カンニング! 史上最大の作戦?』←昔はそんな映画もありました。
監督は「ぼくらの七日間戦争」の菅原浩志。(1996年公開)
TOKIOの山口達也と安室奈美恵が共演した青春コメディです。
(お時間のある方は是非ご覧ください)