全亭協

今日は寒いですね。

外出する予定もなかったので、本日は終日社内にいました。

たまにはブログを更新せねばと思い、何をネタにしようかと案じていると、

少し前に妻からもらったメールを思い出しました。

 

 

内容は忘れましたが、「全国亭主関白協会」(略して全亭協)というタイトルです。

(わたしは時々こうして妻からネタを頂戴しています。苦笑)

 

 

「亭主関白」というと私の祖父や父親の世代の「オヤジ像」です。

幼少時代、まさに私の父親は亭主関白そのものでした。

そのため、当然自分も亭主関白になるものだと思っていました。

(結婚するまでは・・・)

 

そもそも、「亭主関白」とは夫が妻及び家庭の中で最も権力がある家族関係を意味します。

関白という言葉には権力があるという意味とともに、威張っているというイメージがあります。

そのためか亭主関白は、威張っているだけで実質的な権限がない場合にも使われるようです。

 

 

いずれにしても、女性が強い今の時代では死後に近い単語ではないでしょうか?

 

 

本当に現在は男性にとって受難な時代だと思います。

なぜなら、世の男性が優しすぎ、女性が強すぎるからです。

イクメン、家事男(カジダン)といった言葉が示すように、

家庭において男性が育児や家事を手伝うことが当たり前になっています。

 

明治や昭和時代は、男性が育児や家事を手伝うなんて少数派でした。

ところが、平成に入ると、なぜか女性の立場が強くなり、

草食男子・肉食女子なんて言葉も出回り、男性の家庭での立場が一気に弱くなりました。

 

その最大の原因は、景気が悪化したことにより共働き世帯が増えたことでしょう。

女性の社会進出が強まったことも背景にありますが、

旦那の稼ぎだけでは一家が暮らしていけなくなったことが最大の原因だと思われます。

 

 

要するに、「稼ぎが少ないなら家事も手伝え」ということです。

まあ、嫁も働きに出るなら家事も分担するということは納得できます。

しかし、世の風潮は、例え1馬力(旦那の収入だけの家庭)だったとしても、

旦那が育児や家事を手伝うことは当然だという流れができてしまいました。

 

 

なぜなんでしょう???

 

 

これは合理的ではありません。

しかし、長い物には巻かれるタイプの私は、この流れに乗せられつつあります。

なぜなら、周囲から良い旦那に見られたいからです()

 

この状況は、学生時代の自分からは信じられない事です。

(私の学生時代はまだまだ男性が強かった)

 

でも、実際に嫁の尻に敷かれててみると、案外楽しいと思えるのです。

 

ここでようやく本題に入るのですが、

「全国亭主関白協会」とは、想像とは逆の意味の協会なのです。

 

 

協会のホームページによると、以下のように記載されています。

「関白とは本来、天皇(妻)に次ぐナンバー2の地位」。

実は、全国亭主関白協会は、妻との紛争を平和的に解決するための

技術や心構えを会員が日々学習し、段位を競い合うサークルなのだ。

 

さらに、協会を設立された天野周一会長は、以下のような「理念」を持たれています。

亭主が変われば、日本が変わる。

日本の未来を明るくするのは、

上手に妻の尻に敷かれる心とワザを持つ亭主力である。

 

 ※全国亭主関白協会のホームページより抜粋

  http://www.zenteikyou.com/index.html

非常に面白い内容なので、是非ホームページをご覧ください。

 

 

 

どうせ尻に敷かれるなら、楽しく尻に敷かれたいものです。

早速ですが、私もこの会に入会しました。

そのプロセスに「関白検定」なるものがあるので、是非受けてみてください。

http://www.zenteikyou.com/zkentei.html

 

 

最後に、絶滅危惧種となった「旧亭主関白」の段位と、

全国亭主関白協会の会員が与えられる「新!亭主関白道」の段位の基準を以下に記します。

 

■旧亭主関白

10級 フィアンセはいるが結婚はまだの人

9級結婚して1年未満の人

8級「お茶」と言ったら、妻がお茶をほんとうに持ってくる人

7級服や下着を平気で脱ぎ散らかせる人

6級仕事中に妻からメールが入っても返信しない人

5級午前様になっても友達と一緒に帰らないで済む人

4級「小遣いを上げて欲しい」と申し出て「10年早いわよ!」と反撃されない人

3級妻がつくった料理に「もうちょっとだな」とダメ出しができる人

2級「あなた!ちょっと!!」と呼ばれた時、足をもつれさせないでリビングまでたどり着くことのできる人

初級自分だけさっさとイッても「それがどうした」と言える人

初段買い物に行ったとき、荷物を持つことを断れる人

二段ゴミ出し、風呂掃除などを断ることができる勇気のある人

三段意見が2つに分かれたとき、自分の意見を通すことができる人

四段隣がピアノを買ったとき、うちはピアニカでいいとキッパリ言える人

五段妻や息子を正座させて説教したことのある人

六段帰宅したら、妻や子に「お帰りなさいませ」と言わせている人

七段妻と外で待ち合わせをして、2時間遅れて行っても妻が待っていて、なおかつ文句を言わせない人

八段気にくわないことがあったら、お茶またはおかずなどの載ったちゃぶ台をひっくり返すことのできる人

九段けんかをしたとき、間髪を入れずに、心の中でなく、声に出して「出ていけー!」と言える人

十段妻に「あなたのような亭主関白は見たことも聞いたこともありません」とお墨付きをもらっている人(妻の署名が必要)

 

■新!亭主関白

初段 3年以上たって「妻を愛している」人

二段家事手伝いが上手な人

三段浮気をしたことがない人、ばれていない人

四段レディーファーストを実践している人

五段愛妻と手をつないで散歩ができる人

六段愛妻の話を真剣に聞くことができる人

七段嫁・姑問題を一夜にして解決できる人

八段「ありがとう」をためらわずに言える人

九段「ごめんなさい」を恐れずに言える人

十段「愛している」を照れずに言える人

 

 

ちなみに、わたしは「初段」でした。

まだまだ修行が足りませんね・・・

 

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