ボランティアになった暴走族

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 茨城県大洗町を拠点に活動していた暴走族の解散式が17日、水戸署で行われた。

 今後、津波で 大きな被害を受けた同町の復興のため、がれきの後かたづけや浜辺の清掃などを行う

 ボランティアチームとして再出発する。

 解散したのは、同町の高校生など15人で構成された「全日本狂走連盟愚連隊大洗連合ミスティー」。

 メンバーが入れ替わりながら約30年間、同町や水戸市などで、集団でバイクを乗り回し、爆音を響かせてきた。

 解散のきっかけは東日本大震災。避難所などで「敵」と思い込んできた近所の大人や警察官から

 「飲む水はあるのか」などと気遣われ、「暴走なんかしている場合じゃない」という気持ちが強くなったという。

 泥まみれになった町役場の清掃に参加するメンバーも現れた。

 解散式では、暴走族の少年総長(16)が「今まで地域の人に迷惑をかけた。今後、暴走行為は行わない」

 などと宣誓書を読み上げた。「族旗」も水戸署大洗交番所長に手渡し、同町職員や警察官らから拍手が送られていた。

 総長は「これからは同じ境遇の少年たちも巻き込んでボランティアとして頑張りたい」と誓った。

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                                 (20114181042  読売新聞)

日頃「敵」だと思っていた大人や警察官に優しくされ、「改心」に至ったという嘘のような本当のお話しです。

しかし、この手の「暴走族」ってまだ存在していたんですね。

昔は地元の名古屋で見かけましたが、関東に出て来てからはあまり目にすることがありませんでした。

「激録・警察密着24時」では未だに放送されていますが・・・

「暴走族」といって最初に思い浮かべるものといえば、「当て字」です。

「夜露死苦(よろしく)」とか「愛羅武勇(アイ・ラブ・ユー)」とか、

海の家とかガード下やガードレールに書いてあるのを昔はよく見かけました。

あのセンスは素直に凄いと思います。

ほとんど「ギャグのセンス」に近いですが(苦笑)

あと、1980年代初頭の日本で短期間流行した「なめ猫」は今でも覚えています。

暴走族風の身なりをした猫のキャラクターで、正式名称は「全日本暴猫連合 なめんなよ」です。

そのキャッチフレーズが「なめんなよ」だったことから、略して「なめ猫」となったようです。

初代のなめ猫グッズは1980年頃に販売され、免許証風のブロマイドは1200万枚を売り上げたそうです。

わたしも当時小学校の低学年でしたが、そのブロマイドを持ってました。

その免許証の有効期限が面白く、「死ぬまで有効」「なめられたら無効」と書いてありました。

 

交通違反者が警察に免許書提示を求められた際、

この「なめ猫免許証」を出して見せる人が激増したため、警察から発売元へクレームが入ったとか・・・

暴走族も人に迷惑をかけない範囲でやってくれたら問題ないのですが、

迷惑をかけることが「生甲斐」でしょうから、それは無理な注文ですかね?

今回はボランティアへの転向とのことですが、他の暴走族も是非追随してください。

ボランティアが嫌なら「お笑い」に転向してもいいかもしれません。

人を笑わせるセンスは結構イケてると思うので(笑)

 

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