いよいよ6月に入りました。
6月と言えば思い浮かぶのは「ジューンブライド」。
結婚式がなぜ6月なのか?由来についての諸説はありますが、そもそも欧米に始まったものです。
欧米においては、6月に結婚すると生涯幸せな結婚生活ができるという言い伝えがありますが、
その理由の中で最も有名なものは以下の内容です。
ギリシャ神話の主神ゼウスのお妃ヘラ(英語名Juno)という女神がいます。
ヘラは最高位の女神で、結婚・出産を司り、家庭・女性・子どもの守護神と云われています。
このヘラを祭る祭礼が6月1日に催されていたことから、
結婚式を6月に挙げると女神ヘラの加護を受けて生涯幸せになれると言われています。
それ以外の説としては、欧州の6月は1年中で最も雨が少なく良いお天気が続くため、
季節的環境が非常に良い月であり、更に復活祭も行われる時期であることから、
欧州全体が祝福ムードで溢れ、6月の花嫁は幸せになれるというものもあります。
いずれにしても、日本の神や気候とは全く関係が無く、日本では言葉だけが独り歩きしている状態です。
実際に、日本で6月に結婚する数は他の月に比べて多くありません。
少し古いデータですが、下記グラフをご参照ください。
このグラフは、2002年から2004年までの婚姻件数と離婚件数の月間平均を示しています。
これを見る限り、日本で婚姻件数が多いのは、3月と11月であり、逆に最も少ないのが、1月と8月です。
(最近のデータも見ましたが、この傾向は全く変わっていません。)
6月は梅雨のシーズンなので、もっと少ないと思いましたが、それなりに健闘しています。
8月9月が少ないのは暑いからでしょう。11月に多いのは気候が良いからでしょう。
3月に多い理由がよく分かりませんが、日本の区切りは4月なので、4月から良いスタートを切るために、
3月中に済ませてしまおうという魂胆でしょうか??
それはそうと、日本においては結婚を決めてから結婚式までの期間が長すぎると思いませんか?
セッカチな私は、「思い立ったが吉日」で、結婚式なんて即やってしまいたいと思いますが、
披露宴会場の手配やら色々な行事があるため、平均的には1年ぐらいかかるそうです。
(ちなみに、私は8か月ぐらいだったと思います。平均と大して変わりません。。。)
この1年という期間は決して短くない月日です。
準備期間に相手の嫌な部分も見えてくるため、
この1年の間に別れてしまうカップルも多いと聞きます。
そんな中、最近では半年以内のスピード挙式ができるサービスがあるようです。
株式会社エイチーム(名古屋市)が運営する『すぐ婚navi』。
2008年のサービス開始以来、半年以内のスピード挙式を求めるカップルに好評です。
(決してこの会社の回し者ではございません)
今の時代は何でもビジネスになりますね。
目の付け所が素晴らしいと思います。さすが名古屋人。
こういう元気な企業が名古屋から出てくると、名古屋出身の私も嬉しい限りです(笑)
最後に、離婚数が最も多い月は3月です。
みなさん 気を付けましょう。