置き場所

先日、ふと思い立って僕の部屋の家具の配置をぜんぶ変えてみました。
家具をぜんぶといっても、一人暮らしの僕の部屋にあるのはパソコン用の机と書棚、
書類用チェスト、箪笥、それにオーディオ機器やTVを載せた台、
ソファとローテーブルに、そして食卓用テーブルといった程度です。
日々暮らしていると、置き場所の定まっていなかったものが
部屋中のあちこちに散らかってしまうことって、ないですか?
本を買ったときに外したオビだとか(僕はオビは捨てないでとっておくほうです)
マラソン大会の参加賞でもらったケータイストラップだとか、
姪っ子にお年玉をあげたときのポチ袋の余りだとか、
風邪で喉を傷めたときに買った浅田飴の缶だとか(僕は捨てないでとっておくほうです)
そういった細々としたものがいつの間にかそのへんに置きっぱなしになってしまうのです。
とくに置き場所を与えられずに放置されていたものが、そのまま時間が経つと、
やがて見慣れた景色の一部になってしまいますよね。
でもなかなか普段は忙しさにかまけて手をつけずに過ごしてしまい、だんだん部屋の中は雑然としてきます。
部屋の中が散らかっているときは考え方も散らかっていて、
頭の中もいろいろとまとまらなくて悶々としてきてしまいます。
でも家具の配置を変えるとなると、そうしたものが一気に白日の下に曝されることになります。
それで部屋がキレイに片付くと、何だかいろいろ抱え込んでいたことが整理された気持ちになり、
けっこう気分も新しくなるんです。
とくに時期は決めていないのですが、僕はたまに思い立ったときに、これをやります。
すると自分のなかにあった迷いが吹っ切れたような気持ちになるんですね。
だったらいつもキレイにしているのが本当はいちばんいいのです。それは分かっているのですが…。
まあとにかく、それまで散らかっていた部屋の中が、これでやっとスッキリしました。
べつに今回、年度の変わり目だからとか、そういうわけではなかったのですけど、
でもこれを意図的にやるのもアリですよね。
それで、お金の管理についても、置き場所のない部分を極力なくしましょう、というのが
今回のテーマです(笑)
日々の忙しさにかまけていると、たとえば銀行の普通預金の口座というのは、
つい使い道の定まらないお金の保管場所になってしまいがちです。
僕ですとこれが溜まっていったり増えていったりすることはまずめったにないので問題ないのですけど、
先生方の場合は、気が付いたらまたケタが1つ増えていたなんていうことも、おありではないでしょうか?
そんなときによく言われるのが、資産を目的別に保管場所を分けておく、という考え方。
資産管理の基本中の基本です。
「使うお金」、「備えるお金」、「残すお金」という3分法で、
それぞれ短期・中期・長期の資金を当てはめて、預け先(投資先)を別々にしておくわけです。
この話は冷蔵庫に例えられたりします。
 ・短期的な保管は野菜室
 ・中期的な保管は冷蔵室
 ・長期的な保管は冷凍室
たしかにイメージしやすくなりますよね。
より具体的には、
 ・「使うお金」…短期資金。生活にかかるすべての費用。「備えるお金」「残すお金」以外のすべてのお金。
 ・「備えるお金」…中期資金。医療費や教育資金など、決まった目的のために備えるお金。
 ・「残すお金」…長期資金。葬儀費用や相続分、それにかかる費用など。
金融商品を選ぶ際には、まずこの3分法のどこに当てはまるかを考えておくのが無難ということでしょう。
よろしかったら、この機会に見直されてみてはいかがでしょうか…。
※当ブログの目的は、投資に関する話題の提供であり、投資勧誘ではありません。
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