医師求人における新築や移転時のメリット

医師求人や看護師の求人、コメディカルの求人に苦戦していた病院が建て替えや新築移転などを機に人材リソースが潤沢になるということは珍しくありません。例えば、千葉県船橋市にある上尾中央医科グループの一病院である「船橋総合病院」という病院があるのですが、2013年に現在の病院に新築移転をしています。

船橋総合病院の情報はこちら

移転前はJR総武線・総武快速線、京成本線、東武鉄道など複数路線が利用できる千葉県有数のターミナル駅「船橋駅」から徒歩2分という千葉県の中では最高級の立地を誇っていました。患者さんも多くいつも混んでいる病院でしたが、人材リソースの確保にはとても苦労をしていました。

しかし2013年の新築移転を機に、一気に人材は充足傾向に向かいます。医師も不足科目が一気に減り、現在でも募集は限定的です。しかも今までの船橋駅利用という立地から東武野田線利用もしくは東葉高速鉄道利用という、明らかに今までより通いづらいアクセスに変わったにも関わらず、です。

つまりは、人材の確保に重要な要素としてオープニング時の募集や物理的な職場環境の良し悪し(建物が強固・新しい・綺麗、など)はとても大きな役割を担っているということです。

もちろん、上記病院は新しい立地でも東武野田線新船橋駅から徒歩6分、東葉高速鉄道東海神駅から徒歩10分、とどちらも船橋駅から1駅ですし、船橋駅からも20分歩けば到着できる、と著しくアクセスが悪いということではないので、そのデメリットが相対的なもので大きなマイナスにならなかったという可能性はあります。

ところで、今回例示した病院はアクセス面は今までよりも悪くなった例ですが、ここが今までとむしろ良くなる・ほぼ変わらないという例では人材確保においてどれだけのメリットになるのでしょうか。こういう場合は求人自体があまり転職マーケットに大々的に出ずにひっそりと決まっていく場合も多いですが、今回はまだ案内可能な医師募集があります。

医師求人|2025年1月新築移転◆内科医師募集◆週4日~相談可能

2024年8月2日の時点ではまだ間に合います。ご応募可能です。

医師の皆様が多く住んでるエリア、都内にいくつかございますが、だいたいどこからも良いアクセスが担保できるエリアです。是非ともこの希少な機会にご一考ください。募集の継続は1ヶ月あるかないかくらいだと考えています。

ご質問などもお気軽にお問い合わせください。先生方からのお問い合わせお待ちしております。

医師求人|埼玉県における医師の充足事情と総合病院健診医師募集

埼玉県は関東一都三県の中では千葉に次ぐ2番目に大きな面積を持つ県です。人口は東京・神奈川に次いで3番目です。大学医学部は防衛大学・埼玉医科大学と2つあり、また他都道府県にある大学の附属病院も多く、さすがの充実度です。

しかし、面積は広いですが人口は相対的に少なく、都市部・郊外エリアが極端な感じで偏在しています。それに伴い医師の偏りも大きく、大宮・浦和周辺は人口も医師も多いエリアですが北に行けば行くほど医師募集が困難になっていきます。東京へのアクセスが悪いエリアの意志充足率は良くなく、人口10万人あたりの医師数は一都三県どころかなんと全国ワースト1位です。

埼玉県の県データ、医師数データなどはこちらを参照ください

上記のような状況ですので、埼玉県の医師求人数というのは常時高い需要を維持しています。東京・神奈川に比べれば条件もよく、また大学病院も多いので高度なスキルを維持できる民間病院も数多く存在します。また、アクセスの悪い、と上では言いましたがそうは言っても埼玉県です、東京にお住まいの方がとても通勤可能性がないような立地というのは埼玉県内では本当にごくわずかです。労働環境・症例数・キャリアアップや維持・そして金銭的な条件、これらを考えると実は埼玉県は真っ先に転職候補地として考えたいエリアなのです。もちろん遠方から引越し、東京で働きたい、というご希望をお持ちの方でも東京よりも良い条件で働くことができるエリアとしてうってつけです。

加えて住環境としても埼玉県はおすすめです。マンションや地価は一都三県とても高い状況になっていますが、そうはいっても東京よりは格段に手が出しやすい金額です。お子さんの学校事情もとても良いです。有名な大学への進学率が高い、いわゆる進学校が星の数ほどあります。お子さんのレベルに合わせて私立・公立と多くの選択肢から選ぶことが可能ですし、東京の学校へ通うことだって充分可能です。

参考:埼玉の高校偏差値ランキング

埼玉県の魅力を伝え切るにはこのスペースではとても足りませんので、また埼玉の求人を案内する際に別角度からアナウンスさせていただきたいと考えていますが、今回はとっつき易い求人の案内でさらに埼玉に興味を持っていただきたいと思います。

このブログでも以前何度か案内していますが、大人気、総合病院での健診部門求人です。

健診の医師求人は昔から人気があり、常に医師側・医療機関側の双方から高い需要があります。しかしながら昨今は健診専門クリニック数が増加の一途を辿り、過当競争の様相を示しています。特に一都三県のように人が集まるエリアではいかに他クリニックと差別化するかということで受診者の取り合いをしているような状況です。健診・人間ドックというと、よほどの高価なサービスを提供しているような施設以外は、正直なところ差別化はとても難しく、結局はいかに安く提供できるかという競争になってしまっています。同じものを他より安く提供するにはシステム的な効率を上げるか、従業員により多くの労働量を求めるか、しかありません。そして多くの施設で、そこで働く従業員の方の頑張りにより運営を維持している、という構造になっています。

しかし病院の健診部門は少し趣が違います。もちろん病院健診部門特有の忙しさ、クリニック勤務とは違う苦労はありますがそれに勝る魅力があると私は考えています。一つは条件、一般的にはクリニックよりも低い労働強度で高い報酬が受けられます。もう一つは臨床と近いところ、特に総合病院の健診部門は他の臨床部門と近い距離でやり取りしていることが多く、検査の項目やスピード、フィードバック、その後の外来など、受診者から患者さんへという立場の移行がスムーズかつより長く診ることができます。(もちろん仕事のスタンスは人それぞれですので、それがいいという人もいればそうでない方もいます)

色々と前置きが長くなりましたが、大宮にあるがん拠点病院にもなっている大きな総合病院で健診部門の医師募集があります。医師の体制が充実している病院での体制強化のための募集です。ぜひご検討ください。

医師求人|さいたま市◆総合病院で健診専従医師募集です|体制強化のための募集です|人間ドック専門医制度委嘱研修関連施設|週4日勤務相談可能

大手医療法人ですので経営は安定しており、福利厚生も充実しています。地方から引越し、などの方も引越し代が出ますのでお気軽にお問い合わせください。

ご不明点やご質問だけでも構いません。ご連絡お待ちしております。

千葉県千葉市にある小規模一般病院での医師求人です

医師の転職市場における動きの大きさは概ね人口比率と一致します。よく郊外のエリアを指して「医療過疎」などことさら医師不足を喧伝するような報道を見ますが、医師がいないのはいないがそれより何よりそもそも人がいない、ということが問題だというエリアも多いです。医師の紹介会社でも、医師の偏在や地域的な不均衡を是正したい、と言ったような題目を唱えている会社も多く、もちろん弊社も理念としてはそのような社会貢献を担っていきたいという意気込みはあるのですが、民間の紹介会社単体ではそもそも町おこしのような大きな仕掛けが必要な仕事、それを実現するのは夢のような話で実際郊外の医師不足にあえぐ医療機関求人に対しては無策で何もできず悔しい思いをすることが多いです。

しかしながら人の動きが多い関東一都三県でも相対的に医師不足のエリアが存在します。具体的には埼玉北部で栃木などとの県境、神奈川の西部、そして千葉の内房・外房などです。その中でもJMCが特に不得手としてるのは千葉県です。もちろん統括エリアや浦安、船橋・津田沼など東京へのアクセスが良いエリア、千葉市のように人口が多いエリアは求人も登録の医師も多く、それなりに実績がありますが、そのエリアから外れると途端にマッチングが難しくなります。

千葉県調べによる人口10万人あたりの医師数は全国平均よりも大きく下回っていて、順位で言うと45位です。関東圏ということを考慮するととても悪い数字だと思います。

千葉県の医師数について

この統計によると、千葉の中で最も対人口で医師の数が少ないのが山武郡です。山武郡といえばさんむ医療センターが有名ですが、令和4年4月に病床を減らしたりなど規模が小さくなってきてしまっています。地域を担う医療機関として求められる役割を適正にこなすための措置だとは思いますが、やはり医師や看護師の招聘が難しい地域の病院運営の辛さを考えさせられてしまいます。

危機的な人材難を解決するにはいくつか方法があるかとは思いますが、我々のような紹介会社がお手伝いできる最も現実的な手法としては「とにかく人を増やす」ということです。どの求人も求める医師像を持っています。大きな括りでは科目、そしてその中でも持っているスキルや年齢層、期待する役割に応じて求める人物像が出来上がりますので、求人一つ一つに違いあがあって当然のものです。

しかしながら極端に医師の招聘、というよりも人材の招聘が難しい地域・条件となるとハードルを上げすぎると何もできなくなってしまいます。そこでひとまず募集の医師像から離れた人材でも招聘をし、ひとまず人員を増やすということも重要です。ある程度の規模の病院で極端に人員が不足している場合にはこの手法がとても有効で、人が集まっている施設というのはやはり求職者にも安心感を与えることに繋がり自然と人が増えていきます。千葉は千葉よりも南側のいわゆる内房・外房はとても人の集まりが悪いです。あまりにも採用ができない、というときはハードルを下げるというよりも取っ払ってみるのも一つかと思います。

今回案内する求人は千葉市の中でも幕張と千葉市の間くらいで、人は多いエリアです。とても綺麗な病院で、毎日の通勤が楽しくなること請け合いです。

医師求人【千葉県】|東京から45分の新しくきれいな病院です。海が近く、いい眺めの中ゆったりとした勤務が可能です|内科系医師募集|一般内科対応+先生のサブスペシャリティをいかしてご勤務いいただけます【当直・残業なしのご勤務が可能です】

専門医取得可能施設の求人

大学などから民間病院へ転職する際に、専門医資格を取得もしくは維持できるかという不安をお持ちの医師は多いです。現在の初期研修システムが実施される2004年以前は大学医局に人材育成・輩出機能が一極集中しており、医師免許取得後の医師がその後のキャリアを考える上で医局に所属するというステップ以外の道を考える選択肢はほとんどありませんでした。大学医局に存在していた徒弟制度のレールに乗り、下積みを経て仕事を覚え、一通り覚えた頃に自然と各種専門医資格を得るというキャリアの積み方をほぼ全ての医師が歩んできました。しかしながらその下積の激務さと薄給さで、業務の皺寄せを若手医師に負担させることが結果として患者の不利益になっているとして社会問題にもなっていました。そこで2004年から医師免許取得後は2年間の初期研修期間として法定の研修期間を定め、その間は研修先の病院で研修医に給与を出すということが義務付けられました。このことで医師免許取得後に自然と大学医局に入局するというこれまで一般的だったキャリアパスが崩れ、大学の人材輩出力が一気にパワーダウンします。

免許取得直後の医師が民間病院に就職するようになると、研修医に選ばれる病院になるため、初期研修を受け入れる病院は初期研修終了後のいわゆる後期研修プログラムを整備するようになります。〇〇専門医が取れる、の数が多ければ多いほどより多くの初期研修医を獲得することができ、その初期研修医が残ってくれることで病院の採用・医師確保が安定するからです。我々のような紹介会社の求人でも「専門医取得可能」「学会認定教育施設」のような謳い文句が増えてきます。

このように、医師のキャリアはここ20年で大学・医局主導→個人の選択という大きなパラダイムシフトがありましたが、2018年にここに新たに「新専門医制度」という医師のキャリアにとって大きな選択を迫られる制度が始まりました。

これまでの専門医制度とは各専門の学会の個別に専門医資格の要件を決めていましたが、患者が専門医が提供する高い質の医療を平均的に受けられるように、という理由で「専門医機構」という第三者機関が各種専門医の取り決めを行うことになりました。専門医取得やそれを維持するための要件・必要な症例なども専門医機構が管理をしています。

専門医機構のホームページはこちら

一般社団法人 日本専門医機構

新専門医制度後の専門医取得については、科目により差はありますが総じて旧制度に加えて取得要件が厳しくなっています。科目によっては民間病院では取得が厳しいものもあり、これまで大学等の権威的な医療機関主導→個人の選択という流れだった医師のキャリア選択が少しだけ狭められた感じがあります。

そして2021年の医療法改正により、新専門医の広告が可能になる一方で旧専門医の広告と併存させることができず事実上旧専門医の広告は不可能になっていきます。このようにほぼ強制的に新専門医制度への移行がなされるにあたり、民間で専門医取得が可能な医療機関はとても重要な地位を持ちます。大学医局等への人材集中の回帰に対する防波堤的な役割を果たすとさえ言える貴重な施設です。

今回、そのような医療機関で麻酔科の求人がありますので案内をさせていただきます。

医師求人|麻酔科専門医取得可能な急性期病院|埼玉県駅ちか

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

医師求人情報|病院併設の健診センターで健診担当医師募集です

健康診断や人間ドックの需要は年々増大しています。企業が従業員の健康管理に責任を負うようになり、健診の需要が増大・様々な医療機関や事業会社が健診分野のビジネスに参入をしてきています。受診者数も年々増えており、病気は治療も大事だが予防も大事、という認識が個々人レベルで広まってきているのではないかと考えます。

厚生労働省ホームページより、健診受診者の推移

このような世情に伴い、健診を提供する施設も増えてきています。主にクリニックという形態での出展がほとんどですが、すでに受診者数の取り合い・価格競争の様相すら呈しています。差別化やブランディングのためにあえて高価格帯の健診を提供している施設もあり、健診クリニックを調べてみるだけでかなり時間が潰せるくらい面白いです。

さてそのような健診事情を少し離れたところから医師の求人という側面で見てみます。まず健診を提供している施設といのは当然ながら医療機関ですのでクリニックと病院の2つです。しかしながら医師募集の主体ということでみると、募集元は企業と医療機関(クリニック・病院)に分かれます。企業内での健診のお仕事は、企業が運営している健康管理センターや産業医プラス健診のアフターフォロー的なお仕事です。病院とクリニックの健診はそのままイメージのしやすい医師求人形態の一つかと思います。

受診する方からすると、病院の方がいい・クリニックの方がいい、それぞれ好みがあるかと思いますが、医師の募集に対する引き合い・人気からするとこれははっきりしていて、企業>病院>クリニックです。

企業内で働くという医師募集は健診に関わらず一定の高い人気を持っています。そして健診求人という募集形態においては、昔からクリニックでの求人よりも病院での募集の方が人気があります。これはクリニックの方が労働強度が高い・病院の方が専門的なスキルを活かしやすい(健診以外にも業務負担が可能)といったイメージによるところが大きいかと思います。

ただ実際のところは、健診の医師求人においてクリニックと病院ではそもそも働き方の方向性が少し違います。それは医師以外のスタッフの性質が違うところが大きいと考えています。健診クリニックでは業務が健診業務に特化されていますので、スタッフもその分野のスペシャリストです。医師は医師にしかできないことをほぼ専門的にそればかりをある程度の分量でこなしていきます。病院の場合は、スタッフは健診専従でないことも多く、医師は書類仕事が多くなったりクリニックでは他のスタッフに任せられることもやる必要があったりして、業務が広範囲にわたります。

この辺の業務分配や量をどう思うか・合う合わないは「好み」によるところが大きいです。クリニックの方が働きやすいという医師もいれば、その反対ももちろんいます。給料などの条件的な違いは、今では病院とクリニックの間にはほとんどありません。クリニックの方が定時が遅い時間に設定されていることが多いですが、その分アクセスはよく、また残業は少ないことが多いです。

これまでは健診希望医師の転職・求職相談を受けると、まずはクリニックか病院かで大まかにカテゴライズしてしまうことが多かったのですが、これらの施設感の差が相対的になってきている昨今では、いったんは両睨みでリサーチをしてみて実際に見て聞いてどっちが自分に合うのかを現場目線で考えることがミスのないマッチングに繋がると考えています。

ところで、上述の論法で言うと、アクセスの良い病院付属の健診センターみたいなところが一番いいんじゃないか、とも思えます。ちょうどそんな求人があるので紹介します。

医師求人|【千代田区】病院併設の健診センター◆週4日~◆消化器内科医師募集

前述しましたが、本当に自分に合う合わないは形態や立地よりも個別個別の事情によります。より良い転職を考えるのであれば、まずはお気軽にお問合せください。