医師転職の話題になると決まって繰り返されるのが「医師の偏在」です。偏在とは文字通り「偏って」「在る」ことですが、この話題の時は都心部にばかり医師が多く地方には医師の配置が少ない、という意図で使われます。実際にどれくらい医師は都市部に偏在しているのでしょうか。
2022年のデータですが、厚生労働省が自治体別に医師数を調べたデータがあります。これによると、全国の医師数は約34万人、東京都の医師数が約4万8千人です。
2022年の東京都人口はだいたい1400万人ですので、対全国の人口比は12%程度、比べて医師の対全国割合は14%程度です。2%の開きを大きいと感じるか小さいと感じるかは個々人あるかと思いますが、「偏在」として大きく取り上げるほどの差異かどうかは疑問に感じます。
エリアをもう少し広げて一都三県で考えると、人口比・医師数比ともに31%くらいに落ち着きます。人口比だけで考えるともはや偏在はないように見えます。
ところで、医師の転職を専門に扱うJMCは、日本全国の病院・クリニックの医師求人を扱っています。北海道から沖縄まで求人はあるのですが、そのうち一都三県の求人は全体の求人に対して実に40%の割合です。大手求人サイトであるm3.comcareerの同エリア割合が大体30%であることを考えるとJMCは関東都心部の求人割合が高いことがわかります。
その40%のうちの約半分を東京都の求人が占めています。JMCは特に病院の求人が多いのですが、これはひとえに東京の病院求人で創業依頼コツコツと積み上げてきた実績による病院クライアントとの信頼関係の現れであると考えています。
コロナ以降、病院経営が今までよりも難しくなってきており、都心部でも業態を変えたりオーナーが変更されたり、果てには廃業したりという病院も多くなってきました。転職を考えている医師の方々も、転職先病院の経営状態を心配される方が増えてきています。そのような状況下、大手の病院グループや医療法人が安心できる転職先としてクローズアップされてきています。しかしながら、中小病院、というだけで経営を不安視して転職先としての候補から外すというのは非常にもったいないと考えています。小さくても安定している病院、何の心配もなく働くことができる病院、やりがいのある病院、首都圏にはたくさんございます。
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