指揮官のコメント

 

最近の中日は調子が悪い。。。

(昨日も9回に守護神・岩瀬が打たれて逆転さよなら負け。涙)

チーム成績低迷の理由は明白です。まさしく「指揮官の迷走」です。

 

まず、監督・高木盛道71)と投手コーチ・権藤博73)が内輪揉めしています。

監督としては権藤の方が高木よりも経験豊富であり、かつ年齢も上です。

そもそも、この両者が上手くやるためには、高木が権藤に権限移譲するしかないと思います。

 

しかし、高木盛道という男は全てを自分で仕切りたがるタイプ。

おまけに、選手の失敗を叱責して戒めるタイプ。

昨日も、高木監督は「こんな試合を勝てんようじゃあかんわ」と険しい表情で話したそうな。。。

 

今回は個人口撃こそしなかったものの、

時には選手の個人名をあげてマスコミに苦言を呈してしまう。

これと似たようなタイプとして巨人の原監督も挙げられます。

 

選手に発奮を促すために、ぼやきや賞賛をあえてマスコミの前で話す監督もいます。

代表的な例がヤクルト⇒阪神⇒楽天の監督を歴任した「野村監督」ですが、

そこには緻密な計算があったと思われます。(当然裏側でフォローもしていたはず)

 

そのフォローや計算ができない人は、選手の失敗を咎める発言はすべきでないと思います。

選手は自分の失敗を嫌というほど理解しています。

それをマスコミを通じて叱られたら、自尊心が傷つけられ次の発奮につながりません。

 

以前、中日の前監督・落合博満がスポーツ新聞のコラムで以下のように話していました。

「言葉やしぐさは、時として邪魔になる。理解されないときがある。 

 オレはな、選手の邪魔をしちゃいけないんだ。自分の言葉を一字

 一句漏らさずに載せるためには、これくらいの字数がちょうどいい。

 あとは黙って見ているんだよ」

 

落合監督はマスコミがコメントの一部を切り貼りして、

自分の意図と違ったコメントが選手や大衆に伝わることを危惧していました。

だから、必要以上に語らず、全コメントが掲載される文字数しか喋らなかったそうです。

 

 

トップに立つ人間は自分のコメントにもっと気を配るべきです。

指揮官が感情的になるとロクなことがありません。

大阪市長・橋本徹氏のように計算ずくで切れキャラを演じるのは職人芸ですが、

そういったスキルが無いトップは喋らないことをお勧めします。

 

 

そういえば、わたしがよく知る会社のトップはスキルも無い癖に、

やたら人前で喋りたがっていたな~。。。

案の定、その会社は崩壊したけど(苦笑)

 

 

■イチローのコメント

ichi.jpg 

 

 

■落合のコメント

oti.png