金庫にもひと工夫

久しぶりに週刊誌を買って読んだのですけど、「週刊文春」4月14日号の巻頭ページには、
被災地での震災泥棒の記事が載っていました。
瓦礫のなかで金庫を開けようとしている場面から通報を受けて駆け付けた警官に取り押さえられるまでの一部始終…。
少年の犯行のようですので写真に目隠しがしてありますが、見開きページに4枚の写真で紹介されています。
被災地で泥棒をするような奴はその場で撃ち殺してしまえばいいと北野武もTVで怒っています。
http://www.youtube.com/watch?v=ZDS6Q9wFzwM&feature=player_detailpage
まあほんとうにひどい人もいるものです。
が、一方では、さすが日本というような話も金庫関連の記事で見つけました。
持ち主を特定できない金庫が、岩手などの警察署に続々と届いているという記事がasahi.comで紹介されています。
これなんかは日本人の道徳観を世界に向って大いに誇りたいところですよね。
日本では落し物が無事に帰ってくるという話を外国人が聞いて驚いたという話は
何度か耳にしたことがります。
それで、金庫です。
国内の主要金庫メーカーは十数社あるらしくて、
それらの商品は”金庫屋”という通販サイトでいろいろと比較しながら見ることができます。
資産運用には余計なお世話かもしれませんが、大切な資産を本気で守ろうとするのであれば金庫は意外と重要です。
防犯対策、防火対策も含めてしっかりしたものを揃えたほうが安心できますね。
なかでも強化型金庫というのが9万円台から十数万円程度で出ていて、
盗難防止のためにということでは重量が200kgとか300kgとかあるのもあります。
これなら屈強な男性二人がかりでもそう簡単には持ち出すことができないでしょう。
あと、安全規格は耐火、耐衝撃などの基準がいろいろとあり、
国内では良く知られているJIS規格や、その他にもETL SEMKO社や
UL(Underwriters Laboratories)の認定を受けたものは信頼性が高いといえそうです。


(金庫屋のサイトを元に作成)
金庫にもけっこういろんな試験があるものなんですね。

ETL SEMKO社は、トーマス・エジソンが「電球」の試験をしたElectrical Testing Laboratories(ETL)と
欧州で長年試験認証を行ってきたSEMKOが合体した機関。
現在、イギリス本社を中心に520以上の事業所と280カ所の試験ラボを保有していて、
従業員は12,900人を超えるという、世界最大の試験認定機関とのことです。

ULとは米国火災保険業者組合により創設された非営利試験機関で、
金庫は30分間とか1時間とか2時間かけて焼却して、それでも金庫内の貴重品を完全無傷のまま保存していたものに
認証が与えられるようになっているのだそうです。

また、日セフ連というのは日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会といって、鋼製家具類の製造・販売を等を行う事業連合会で、
金庫のJISに関する共同研究を行っている組織です。

まだちゃんとした金庫をお持ちでない方は、ひとつご参考にされてはいかがでしょうか?
あと、今回の震災の教訓としては、万が一、津波で流されたりした時のために、
金庫の表面に住所氏名などを書いておくか彫っておく等の工夫も、必要かもしれないですね…。
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