iPad用メディカルアプリの探し方

今回はiPadの基本的操作のご紹介です。

US版のiPadのカテゴリには、「メディカル」分類が有り、開発者が申請する先にも「メディカル」分類があるのですが、日本版のiPad app storeでは、メディカルカテゴリが表示されません。Appleにも問い合せましたが、返事をもらえていません。

そこで、メディカルアプリの検索の方法を調べてみましたので、参考にしてみて下さい。

その1

パソコンのiTunesを起動させ、左側より「iTunesStore」を選択し、右側上部の「App Store」をクリックします。

itunestore-200x300.jpg

上部に、「iPhone,iPadの選択」が表示されますので、ここでは、「iPad」を選びます。

iphoneipadchoice.jpgのサムネール画像のサムネール画像

そして、右側上部の「App Store」の上にマウスを置くと、下三角が出ますので、一度クリックして下さい。その中に、「メディカル」を探しだすことができると思います。

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その2

iPad上でそのまま購入したい場合は、精度は劣りますが、ほとんどのメディカルアプリを見ることが出来ます。

iPadの、App Storeを立ち上げ、画面右上に表示される検索窓に「medical」と英語で入力をして下さい。

ipadsearch-450x600.jpg

最初のページには、iPad、iPhoneの検索結果が出てきますが、iPad App の隣にある「全て見る」を押すと、20ページ約230個アプリを見ることが出来ます。

ipadresult-450x600.jpg

メディカルアプリの充実と、カテゴリが作られるといいですね。

電子カルテシステムをiPhone・iPadで活用しましょう.

pastedGraphic.pdf EHRTouch  by Digital Globe, Inc.        

こんにちわ。

今回は、現在ご利用されているかもしれない、電子カルテシステム「オープンドルフィン」と連携するアプリケーションのご紹介です。

オープンドルフィンとは、最近注目を受けているクラウドコンピューティングを利用した電子カルテシステムです。

ドルフィン自体は多くの方がシステム利用をされているのではないでしょうか。

クラウドコンピューティング型電子カルテシステム(クラウド≠物理サーバ)ですと、サーバ管理、セキュリティー環境構築、維持費等のコストを抑えつつ電子カルテシステムを運用させる事が可能です。

この度は、このクラウドコンピューティング型ドルフィンとの連携を実現をしたアプリケーションのご紹介です。

簡単に言うと、電子カルテ上の情報をiPhone・iPadで閲覧そして活用する事ができるアプリケーションだということです。

クラウドとiPhone・iPadは非常に親和性が高いのです。

以下、アプリの概要です。

次の機能を提供しています。
(1)来院患者のリスト表示
(2)直近30人の新患リスト表示
(3)患者検索
(4)患者の、基本情報、診断履歴、治療履歴(*)、検査結果とグラフ、経過記録表示。
(5)説明と同意機能(iPadのみ)。

EHRTouchの用途です。
(1)注意が必要な患者さんのカルテを手元におく事ができるため、より適切な治療プランをたてることができます。
(2)リモートカンフェランスが可能になり、専門医との連携で高度な治療を提供することができます。
(3)夜間や出張先で患者さんから急にコンタクトがあった場合、カルテを確認したうえで、適切な指示を行うことができます。
(4)看護士さんや医療事務の方との連携が容易になり、業務を効率化できます。

説明と同意機能(実験)
カルテの詳細表示画面には、患者さんの名前がタイトルとして表示されています。これをタップすると、その患者さんの直近のカルテのみが表示されるモードになります。(キャプチャーの3番目
iPad は、プライベートなデータを手にもって見るに最適なツールであり、インフォームドコンセントにベストマッチです。

(*)治療履歴について
iPhoneは処方履歴の表示のみが可能です。
iPadは、処方、注射、処置、手術、画像、検体検査、生体検査、指導の各履歴に対応し、これらを行った順番に表示するブログライクなモードがあります。

テストアカウント
テスト用のアカウントがあります。誰でも試用してみることができます。

オープンソース
データソース側のプログラム(電子カルテ)はオープンソース化されており、システムとして医療のインフラになることを目指しています。

EHRTouchは、がん治療や在宅医療等、連携が必須の分野で実績をあげており、さらなる可能性への期待が高まっています。

是非お使いになっては如何でしょうか。

これを機に、クラウド型電子カルテシステムを導入検討されると良いかと思います。

医療画像の集合体

今回は、iPadで解剖学と医療画像を提供するアプリケーション「modalityBODY」を紹介します。簡単にこのアプリケーションの内容を述べるとするならば、研究や参照用の医療画像を数千閲覧でき、さらに画像を追加したり、ドロップピンで注釈を加えることが可能です。

詳しくは動画を参照していただきたいです。

pastedGraphic.pdf

pastedGraphic_1.pdf

source:modalityBODY:
Interactive Anatomy and Medical Imaging for iPad

modalityBODY紹介動画:


術中でのiPad活用事例その1

先週の更新はお休みしておりました。

今回はiPad活用事例第1弾と行きましょう。術中のiPad活用は診療所レベルでも始まっています。こちらのご紹介です。

 下肢静脈瘤の治療を専門とする東京ヴェインクリニック(東京都豊島区)では、手術を毎日2件ほど実施しているそうです。ストリッピング術(伏在静脈抜去術)だけでなく、最先端治療として注目の高いレーザーストリッピング術(レーザー焼灼術)まで幅広く手掛けます。ただ、局所麻酔をかけて静脈を抜去したり、静脈にレーザーファイバーを入れて焼灼するなど、医療事故のリスクも高いようです。

 院長の近藤啓介氏は、以前は術前に患者の電子カルテをデスクトップパソコンで確認し、治療部位や症状などを頭に入れてから手術に臨んでいました。しかし、「超音波検査の所見はどうだったか、前回の手術はどう施行したのかなど、術中にカルテの情報を参照したいケースも度々あった」(近藤氏)。そこで発売早々に購入したiPadを手術室に持ち込み、その場でカルテを閲覧できるようにしたということです(写真)。どこにでも持ち運べ、指1本で画面を切り替えられるなど操作性の優れたiPadは、術中のカルテ確認に最適だったわけです。

pastedGraphic.pdf

写真 東京ヴェインクリニックの手術室(提供:近藤氏)
手術時にiPadでカルテを見ながら患者の下肢静脈瘤の状態を確認している。

 同クリニックでは、iPadでの閲覧にいち早く対応したオープンソースの電子カルテ「OpenDolphin」(開発:デジタルグローブ)を利用していたため、導入は容易だったとの事です。

現在では、純粋にiPadを院内システムと連携させなくとも、iPadで院内PCのデスクトップ画面を表示させ、iPadを用いて院内PCを遠隔操作ができるようにもなっております。この方法を一般的には DaaS(Desktop as a Service)と言われていますが、費用的にも納得しやすいものになっています。

今後中小医療機関にも広がりを見せるきっかけとなりそうです。

話が少し逸れましたが、術中でのiPad操作は、感染管理の観点から手術補助の看護師が行い、術者の近藤氏はiPadに触れずに目の前に差し出された画面を確認しているそうです。

 今後は、過去の術中動画なども閲覧できるようにし、手術の効果や正確性をより向上させる事ができるでしょう。

日経メディカル2010.10.19 参照

お薬の辞書です。

総合お薬検索 QLife のご紹介です。


まずは、アプリケーションの中身をご覧ください。


pastedGraphic.pdfpastedGraphic_1.pdf

pastedGraphic_2.pdfpastedGraphic_3.pdf


この『 総合お薬検索 QLife 』に収載されている
処方薬 & 市販薬 は約17,000種類!

薬剤 情報は毎日、追加更新が行われるので、
書籍のように古くなったりする事もないそうです。

薬価データも自動更新されるので、
薬価改定に迅速に対応しています。

毎日 医薬品 情報を更新・追加するなんて
開発元にとっては維持していくのに手がかかりそうですが、
なんとこのアプリ
無料!です。

広告が表示されるようですが、それでも
無料で利用できるなんてすごいですよね。

検索方法は、
* 「疾患名(通常処方される疾患)」、
* 「効能効果(作用)」、
* 「製薬会社名」
から検索できるだけでなく、
わずかなヒントからも検索ができるように、
*「薬剤色やパッケージ(容器やキャップ)色」、
*「錠剤に刻印されている記号」
からも検索できます^^

また、医師・薬剤師・看護師などの
医療従事者でも使用しやすいように、
* 「一般名(主成分)
でも検索可能で、
アルファベット名称での検索もできます。

メモを残すこともできるので、
いつ、どんな病気で処方されたか
記録しておくこともできます。

何度も述べますが、無料にも関わらず対効果は非常に高いです。

是非お試しになっては如何でしょうか?