医師求人に問い合わせた際、この求人は△△際までの方を対象としていてご応募いただけません、といったようなことわり文句が来た経験はありますでしょうか。紹介会社への登録は昨今ベテランの医師からのお問い合わせは増加の一途です。何歳になっても働くことができる・働く意欲の高い方が多い、という意思の特殊性や時代背景も重なって、昨今ではかなりご高齢の医師からお問い合わせいただくことも多くなってきました。ですので、年齢を理由に断られた、という経験をお持ちの医師は昔よりも格段に多くなっていると考えています。
そもそもですが、医師に限らず人材の求人というものは基本的に年齢制限を定めてはいけないことになっています。かといって求人というものはそれぞれに募集背景というものがあり、企業や医療機関の募集背景によっては募集人材増にそぐわない年齢というものがあります。そのようにはっきりとした理由があるときは年齢制限を設けることが可能なのですが、その理由は限定的です。ハローワークのウェブサイトにその事例が列挙されていますのでぜひご覧ください。
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/age_limit.html
この列挙されたケースによると、医師の募集において現実的な理由とされるのはa、c、のいずれか、その中でも特にcがほとんどであると思います。なぜなら、aはそもそも医師に定年を設けていないところも多いからです。雇用者の年齢層が高くなってきたため、組織の継続性や技術・ブランドの継続維持のために若年層の人材を雇用し長期キャリアの形成を図る、ということは十分に納得性のある理由ですよね。ただ、医師という職業の特殊性は、上述したように定年などがないことも多く一般的なサラリーマンが60〜65で仕事の仕方や仕事そのものを変えないといけなくなる現実とは違い、健康面での問題がなければほぼ全ての方がその年齢以降も雇用が維持されることです。そうなると「長期キャリア形成」という定義が一般的なものとは事情が変わってきます。50歳で雇用をしたとしても75歳まで戦力として計算できるとすると25年働けます。一般的な企業で35歳を採用することと「長期キャリア形成」という観点ではあまり変わらないとも考えられるからです。
とはいえ、やはり年齢とともに耐えられる労働強度というのは落ちてくるのが当たり前で、50歳の方と75歳の方では扱うことができる業務量は前者の方が大きいことがほとんどでしょう。組織の維持を考えると次世代を担う若手の育成というものは一般企業と同じく医療機関でも課題として捉えている施設は多いです。医療の業界でも一般的な労働市場と同じく、若手の採用は難しいです。医療機関としてのブランドが確立されていないとなかなか応募も来ません。何か強みを持ち、採用での競争力も上げていくことが今後の医療機関に必要なことだと強く思っています。
医師の求人を専門に扱う紹介会社としては様々な種類の求人を扱いますので、年齢制限なし・何歳の方でも大歓迎、という求人ももちろん保有しています。
山形の求人ですが、家賃補助などもありますので、遠方の方でもご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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