2018年に介護医療院が新設され、だいぶ時間が経ちました。2024年3月に介護型療養病床が廃止され、その受け皿として期待をされていましたが、令和6年4月の時点での病床数が5万床超と順調にその数を伸ばしています。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001297390.pdf 介護医療院数の返信(厚生労働省ウェブサイトより)
介護医療院増加は、もちろん介護療養病床からの返還が主ですが、医療療養病床からの移行や介護老人保健施設からの移行もあるようです。医療依存度としては、
医療療養病床>介護医療院>介護老人保健施設
と介護医療院は医療療養と老健の間にありますが、医療療養からはマンパワー等の問題で・老健からは収益の問題でそれぞれ移行されるものと推察されます。
この関連性の高い病床群について、求人という側面からはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。まず上述したように医療が必要な順に病床が区別されていますがそれぞれ医師や薬剤師等の定数配置、ハード面・ソフト面それぞれの要件が違います。それに伴って医師に期待されるスキルや労働強度の違いがよく言われます。しかしながら実際にはそこまで内容の思い軽いに違いはないという印象を持っています。もちろん医療療養病床は病院によって対応に差がありますので、そこと介護医療院・老健には径庭があります。ただ介護医療院と老健との間には、医師個人の負担という面では、そこまで大きな隔たりはないことが多いです。
その証拠に、業務内容を反映して給与面の違いがまず医療療養とそれ以外ではあります。具体的な金額で言うと、例えば週5日勤務ですと医療療養で概ね1,500万円前後、介護医療院で1,200〜1,500万円、老健では1,200万円前後、という相場です。つまり、医師求人を紹介する立場からしますと、労働強度を変えずに待遇を向上させられると言う面で介護医療院の求人はおすすめができます。
また、上記3施設の求人で大きな違いとして応募可能な年齢も挙げられます。やはり医療度が高い順からハードルも高く、医療療養病床の医師求人ですと概ね60代半ばくらいまでが適していて、その上の年齢となるとスキル面等の問題から内定までいかない場合が多いです。老健ですと、状況によっては80代の方でもチャレンジ可能ですので、大きな違いです。介護医療院はその間くらいです。
まだまだ世間的な認知度が高くない介護医療院ではありますが、求人は間違いなく増えていきますので、ぜひこの機会にご転職を考えられてはいかがでしょうか。
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