医療用語!?

 

先日、友人(OL)と話していて気づいたのですが、

頻回」という言葉は、どうやら一般的には使われていないようですね。

私も相方も大学卒業後ずっと医療業界にいるため、

家での会話ではフツーに使われていて(それこそ頻回に 笑)全く気づきませんでした。

 

それとは逆に、「コンプライアンス」という言葉が近年よく使われていますが、

一般的にはコンプライアンス=企業コンプライアンス(法令順守)と考えられるかと思います。

ところが私はコンプライアンスというと、ついこちらのコンプライアンスを連想してしまいます。

 

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横軸に肺を伸展させる圧力(ΔP)、縦軸に肺の容量変化(ΔV)をとると、圧-量曲線が得られる。

この傾き(ΔV/ΔP)を肺コンプライアンス(C)と呼ぶ。

 

 

肺にはたえず縮まろうとする性質(弾性)があり、コンプライアンスは弾性の逆数で表されます。

ある圧(ΔP)をかけた時に、どの程度容量(ΔV)が変化するかで

肺の膨らみやすさ(コンプライアンス)は定義されます。C=ΔV/ΔP

もし肺のコンプライアンスが低下していると、ΔPに対するΔVの増加はわずかとなり、ΔV/ΔPの値は小さくなります。

有効な換気が行われるためには、肺の弾性(または摩擦抵抗)に打ち勝つほど強いことが必要で、

コンプライアンスの低下は肺が硬化することを意味しており、

肺活量が減少して換気を低下させることとなります。

なので「コンプライアンスが高い」と聞くと、ついつい「膨らみやすい肺なんだ」と思ってしまいます。

  

 

neko.JPGガ━━Σ(゚Д゚|||)━━ン!!