クリニックの管理者をやってみたい、というご希望の先生 医師転職コンサルタント手記

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エージェント【F】の事例

札幌×リハビリテーション科

R先生と初めてお会いしたのは、日が落ちてもまだまだ暑い夏の夜でした。

「Fさん申し訳ないです。わざわざお越しいただいたのに遅くなってしまって。」

医師という職業は、患者様の救急や急変対応があるため、面談時間に遅れてこられる事は我々コンサルタントは織り込み済みです。
ですが、スマートにお気遣い頂けると俄然親身になれるのが人間です。

「こちらこそご多忙の所お時間を頂き、ありがとうございます。」

R先生は、道外の国立大学を卒業後、道内にある大学の整形外科講座に入職されました。

現在は医局派遣で道東の公立病院で勤務をされている50歳の医師でした。

面談時に転職動機を確認した所、現在の病院には整形外科医は2名しか在籍しておらず、

指導的な立場のR先生がほとんどのオペ・病棟を担当されている状況でした。
早番や残業、そして当直も平日週1回と土日日当直を月2回担当されていました。

R先生は疲労が蓄積されており、精神的にもそうとうまいっており、「このままではいつ医療事故がおきてもおかしくない」という状況でした。

大学に戻してもらう事や他の勤務地への異動も考えられたそうですが、年齢やポジション的なものを考えると、なかなか切り出せないとの事でした。

転職については、自分の相場やQOLを高められる働き方はあるのかという相談でした。

私はR先生の年次の相場や働き方として「整形外科医としてゆとりある働き方ができる病院」と「リハビリテーション科への転科」を提案しました。

R先生からは、整形外科医としての未練はありますが、新しい分野で学んでいくという前向きな志望動機にしたいというお言葉を頂きました。

それであればリハビリテーション医学会の専門医を目指そうと方向性が定まりました。

・リハビリテーション医学会専門医取得が可能な事
・札幌に持ち家があり、そこから通勤できる事
・学閥がない事
・当直は月2回まで
・年俸は1,500万円以上

ご自宅から1時間圏内の条件のあう病院を探した結果、2件の病院が候補としてあがりました。

詳細な情報を取集して条件などをR先生にお伝えしました。その内のA病院に面接に行く事になりました。

面接では最初にお会いした時の印象通り、スマートに転職動機・ご自身の今までのキャリア・今後やりたい事や家族の事など包み隠さずお話をされていました。

院長先生はじめ面接に同席したリハビリテーション部長・事務長もR先生の誠実な受け答えに安心された様子でした。

リハビリテーション部長からは
「当院は脳血管疾患が専門の医師が多く、運動器系を診て頂ける先生を求めていました。R先生には運動器系を中心に診てもらいながら、脳血管疾患も勉強してもらえるとありがたいです。
また内科医も在籍しているので、困ったことがあれば、相談して下さい。」
と言葉をいただきました。

A病院側はR先生に是非入職して頂きたいと考え、面接後、当日に諸条件の提示をして頂きました。

R先生も即決断をされようとしましたが、私からは
「大事な転職です。通勤圏内のB病院を面接して比較検討はされなくても大丈夫ですか?」
と念のため促しました。

しかし、R先生からは
「私もたくさんの先生と接してきました。A病院の院長やリハビリテーション部長は、真面目に医療に対峙されてきた方々とお見受けしました。第一印象を大切にして、このお話を引き受けます。Fさん、お話を進めて下さい。」
という事で話をまとめました。

今回の転職で当直料込1,500万だったのが当直料別途で1,700万になりました。QOLが上がり、自宅から通勤できるようになった上に報酬も上がったため大変ご満足頂けました。

R先生からは
「しっかり病院の期待に応えられるように、入職前にリハビリの勉強をしておきます。」
とお言葉を頂きました。

その後、ご自身が抜ける後任を気にされていましたが、無事決まり退職も受理されたと報告がありました。

春から新しい職場で新しい領域にチャレンジするR先生の活躍を楽しみにしています。

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