とにかく、備えること

時間が経つにつれて、被害の規模の大きさが明らかになり、
信じられないような映像が次々とTVで流れています。
月並みな言い方しかできませんが、今回の地震や津波で被災された地域の方々へは、ほんとうに心からお見舞い申し上げます。
いま僕がこうして暖かい部屋でキーボードを叩いているときにも、
重くてどうにもならない瓦礫の山から出られなかったり、
黒い冷たい海水に浸かったままの人たちが大勢いるのでしょう。
地震発生から3度目の夜を迎えるというのに、
いまだに安否の分からない人が2万人もいるという報道には、ただ茫然とするばかりです。
家族と離れ離れになったまま探し続けたり仲間の安否が気になって眠れない人たちも相当いるにちがいありません。
寒空の下で暖房や食糧が行き届かずに苦しんでいる人たちのことを思うと、いたたまれない気持ちになります。
そして、救助活動にあたられている方々や負傷者の治療にあたっている先生方や医療従事者のみなさんの奮闘には、
ほんとうに頭が下がる思いです。
それに引き替え、TVやラジオやネットで流れるニュースにただ驚きながら見入ることしかできない僕は、
こういうときに何もできない自分の無力さと卑小さを、あらためて思い知ります。
これほどまでの自然の猛威を前にして、どんな備えをしても防ぐことのできない想定外の規模の災害だったと、
専門家までが途方に暮れるような発言をしています。
あのものすごい津波の映像などを見ると、堤防をあと何メートルか高くしたり建物をもうすこし頑丈なものにしたりといった程度では、
この災害を軽くできたとはちょっと考えにくいかもしれません。
でもそれでも僕らは備えることを放棄せず、この脅威に対する抵抗を止めてはならないのでしょう。
地震に限らず、この先もどんな自然災害が襲ってこないとも限らないし、
とにかく愚直なまでに、備えることをあきらめない、ということしかないのでしょう。
今回の地震では、キャッシュカードや預金通帳を紛失した被災者に対して、
三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが通帳や印鑑がなくても
免許証や健康保険証等の身分証明書の提示だけで10万円までの預金の引き出しが可能との措置が取られています。
これはありがたい措置ですね。
逆にキャッシュカードの類があっても、手元の現金が底をついてしまうのは不自由で不安なものです。
でもこうした措置に甘えることなく、災害に対して備えるひとつの具体的な方法として、
ある程度の現金を常に手元に置いておくということも考えておいて良いのではないでしょうか。
災害の種類にもよりますが、たとえば停電などでATMが使えないという状況もあり得ますし、
最悪だと銀行から現金がなくなってしまったりするような事態も想定しておくべきかもしれません。
無力さに折れることなく、こういう時にあらためて、災害に対してできる限りの備えをしておくということを、心がけたいものです。
東京電力は先ほど計画停電の予定を発表しました。
計画停電なんていう言葉を僕は初めて聞いたのですが、つまりは送電を計画的に制限するということのようで、
僕の住む街はさっそく今日の6時頃から始まるようなので、せめて僕は切に電力を必要としている人たちの負担にならないよう、
節電に快く協力しようと思います。
ところで今回の災害に際して長友選手が所属するセリエAのインテルの選手たちは昨日、右腕に喪章をつけてゲームに臨みました。
僕はこういうのにはめっぽう弱くて、試合後の長友選手のコメントには胸が熱くなりました…。
“辛い思いや悲しい思いをしている人たちに元気とパワーを与えたい
僕の役目はそれだと思っている”

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